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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007Z8E

有価証券報告書抜粋 岩崎電気株式会社 研究開発活動 (2016年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループ(当社及び連結子会社)は、光テクノロジーを通して豊かな社会と環境を創造するために、「環境への配慮」「明るさの質」などの社会的要請にお応えする新光源や新材料の基礎研究を進めるとともに、「光」の機能と特性を活かした各種商品の研究開発を行っております。光の持つ潜在力を究め、照明事業ではLED照明を柱とし、光応用事業では殺菌・滅菌及び印刷ならびにディスプレイ関連事業に注力して、省エネルギー推進と安全・安心の環境づくりに貢献するため積極的な研究開発に取り組んでおります。
研究開発体制は、まず新技術開発部において材料技術開発課及び応用技術開発課でおのおの基礎・応用技術の研究と開発に取り組んでおります。また、商品開発・設計を担当する製造部門では、照明事業と光応用事業合わせて6部門に開発(設計)課を置いて新商品開発に注力しております。さらに、新しい照明設計手法によるエネルギー節減を推進する照明研究課では、光環境評価を主とした研究開発を行っております。これら社内各部署の調査・研究や商品開発を取りまとめる商品戦略部では、国内及び海外のグループ各社との密接な連携と協力により効率的な研究開発を進めて参りました。
当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は、照明事業238百万円、光応用事業193百万円の合計431百万円です。
なお、各セグメントにおける研究開発活動は以下のとおりであります。

当期は、スポーツ施設や工場施設関連LED商品の開発を積極的に行うとともに、屋外及び施設用を中心に省エネルギーの要請に応えるLED商品の開発を行いました。
スポーツ施設向けLED照明器具では、高出力形LED投光器LEDioc FLOOD DUELL(レディオック フラッド デュエル)シリーズの最高出力機種となる1300Wの開発を行い大規模競技場照明のLED化を可能にするとともに、テニスコート専用のLED照明器具LEDioc TENNISTER(レディオック テニスター)を開発しました。また、屋内体育施設向けに幅広い出力バリエーションを持ち、耐震ガイドラインに適合するLEDioc HIGH-BAY α(レディオック ハイベイ アルファ)シリーズの開発を行い、施設ごとに最適なLED照明の選択を可能にしました。
工場施設向けLED照明器具では、LEDioc HIGH-BAY α(レディオック ハイベイ アルファ)シリーズの「一般形」に加え、防水・防じん・オイルミストなどの過酷な環境に対応する「特殊環境形」や振動の多い場所やクレーンに使用可能な「耐振・耐衝撃形」などの開発を行いました。また、防水性能が求められる屋外や水の飛沫のある工場などで使用できるライン形状のLED照明器具LEDioc MULTILINE(レディオック マルチライン)の開発を行いました。
その他、屋外向けLED照明器具では、高さ制限などにより照明柱の設置が困難な場所や景観を重視するような場所に適する、低い位置から道路を照らすLED道路灯LEDioc ROAD 低位置照明を開発しました。さらに、大型の外照式看板用LED投光器LEDioc FLOOD URBANVIEW2(レディオック フラッドアーバンビューツー)を開発し、主力商品のラインナップを強化しました。
また、ランプでは、店舗等で広く普及している小型の反射鏡付ハロゲン電球の代替品として、LEDアイランプハロゲン電球形のフルモデルチェンジに伴う開発を行いました。
今後は、さらに照明器具の高機能化を進め、照明システムとしての展開を図るべく研究開発活動を行って参ります。

光応用事業では殺菌・滅菌、印刷、ディスプレイ関連事業等の展開に注力する「光・環境カンパニー」として、省エネルギー推進と安全・安心の環境づくりに貢献するため積極的な研究開発に取り組んでおります。
ディスプレイ市場では、プリンタブルエレクトロニクスやフレキシブルディスプレイ製造プロセスへの最適化を目指し、用途ごとの効果確認とともに無水銀パルスドキセノンランプ、電源装置及び照射装置から構成されるシステム全体において、更なる照射範囲の拡大、高エネルギー化、高効率化、長寿命化の研究開発を行ないました。
この高エネルギー化、高効率化技術は、殺菌・滅菌用途にも横展開できるものであり、従来の殺菌ランプでは対応できなかった滅菌(6D)を実現可能とする技術です。この基盤技術を利用し、殺菌用途の照射装置の開発も並行して行ないました。
印刷市場向けでは、特にUV-LED照射装置の高照度化・高光量化に取り組みました。
UV-LEDパッケージの深耕、光学系や冷却構造の全面見直しにより、従来比2倍以上の性能を有する枚葉印刷用UV-LED照射器の実現に向けて、開発も最終段階に入りました。
また、UV-LEDの適用範囲の拡大トレンドを見据え、現在UVランプを使用しているシステムの代替として成立させるための要件について、装置開発と並行して基礎研究も行なっております。
特殊照明用途の分野では、励起用UV-LED照明を開発し、被照射物の蛍光発光により異物検出するための監視カメ
ラ用照明として、その効果を実証し、引き続きさらなる横展開・開発を行っています。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01886] S1007Z8E)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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