有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10082LC
日本ケミコン株式会社 研究開発活動 (2016年3月期)
経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当連結会計年度における当社グループの研究開発活動は、材料から製品までの一貫した開発体制を活かした高付加価値製品の開発や、より高い品質レベルの追求、環境負荷の更なる低減、新規事業の創出に向けた基礎研究などに重点をおいて取り組んでまいりました。
当連結会計年度の研究開発費の総額は43億21百万円であり、主な研究開発活動は次のとおりであります。
(コンデンサ)
戦略市場の「カーエレクトロニクス市場」、「産業機器インバータ市場」、「新エネルギー市場」、「生活家電市場」、「ネットワーク市場」を中心に、各用途に最適化した新製品開発を推進致しました。
電動化や電子化が進む自動車向けには、エンジンや電動パワーステアリング等の電子制御ユニットに使用される製品として、チップ形導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサに高温度対応品「HXEシリーズ」を開発致しました。耐熱性を135℃に高めると共に従来品から高許容リプル電流化を果たしており、電子制御ユニットの長寿命化や小型化に貢献する製品として提案してまいります。車載用積層セラミックコンデンサにおきましては、耐熱性を150℃に向上したチップ形「KVFシリーズ」やリード形「KVDシリーズ」を開発して量産化致しましたほか、減速エネルギー回生システム用電気二重層キャパシタ「DLCAP™」におきましても耐熱性を85℃に向上した「DXGシリーズ」を開発してカーエレクトロニクス市場向け製品の充実を図りました。また、リード形アルミ電解コンデンサの耐振動性を高める効果がある「縦型耐振ホルダー」を開発致しました。リード形アルミ電解コンデンサに幅広く装着することができる独自構造の製品であり、機電一体化に伴い激しい振動にさらされる車載機器に向けて提案してまいります。
産業機器のインバータ回路や太陽光発電用パワーコンディショナー、データセンター用電源等の市場に向けましては、既存の基板自立形アルミ電解コンデンサに高耐電圧品を追加致しました。また、エアコン等生活家電のインバータ回路に最適化した高許容リプル電流品として「RLBシリーズ」を上市致しましたほか、LED照明機器に向けましては、製品寿命を1.5倍以上に向上したリード形アルミ電解コンデンサ「KXFシリーズ」を開発し、照明機器の長寿命化への対応を進めました。
また、屋外に設置される携帯電話基地局など、過酷な環境下で使用されることを想定した製品と致しまして、耐湿性能を向上した導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ「PXTシリーズ」を開発致しました。
一方、コンデンサ用材料の研究開発におきましては、アルミニウム電極箔、封口ゴム、電解質等の更なる高性能化に取り組みました。特に、コア技術のアルミニウム電極箔の開発におきましては、高容量化、品質の安定化、生産性向上のための技術開発等を積極的に推進致しました。
更に、将来の事業化を目指す次世代製品開発への取り組みと致しましては、「ナノハイブリッドキャパシタ」等の次世代キャパシタ開発に引き続き取り組みましたほか、キャパシタ等の電極材料として期待される「カーボンナノチューブ電極」の開発や応用展開にも取り組みました。また、リチウムイオン電池の高性能化に寄与する新電極材料の開発を進めましたほか、色素増感太陽電池等への採用が期待される「透明ポリマー電極」の開発にも取り組みました。
当連結会計年度における研究開発費の金額は41億63百万円であります。
(その他)
ドライブレコーダーやセキュリティ機器等に用いられるCMOSカメラモジュールや、各種電源機器用チョークコイル等の製品開発を進めました。
当連結会計年度における研究開発費の金額は1億57百万円であります。
当連結会計年度の研究開発費の総額は43億21百万円であり、主な研究開発活動は次のとおりであります。
(コンデンサ)
戦略市場の「カーエレクトロニクス市場」、「産業機器インバータ市場」、「新エネルギー市場」、「生活家電市場」、「ネットワーク市場」を中心に、各用途に最適化した新製品開発を推進致しました。
電動化や電子化が進む自動車向けには、エンジンや電動パワーステアリング等の電子制御ユニットに使用される製品として、チップ形導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサに高温度対応品「HXEシリーズ」を開発致しました。耐熱性を135℃に高めると共に従来品から高許容リプル電流化を果たしており、電子制御ユニットの長寿命化や小型化に貢献する製品として提案してまいります。車載用積層セラミックコンデンサにおきましては、耐熱性を150℃に向上したチップ形「KVFシリーズ」やリード形「KVDシリーズ」を開発して量産化致しましたほか、減速エネルギー回生システム用電気二重層キャパシタ「DLCAP™」におきましても耐熱性を85℃に向上した「DXGシリーズ」を開発してカーエレクトロニクス市場向け製品の充実を図りました。また、リード形アルミ電解コンデンサの耐振動性を高める効果がある「縦型耐振ホルダー」を開発致しました。リード形アルミ電解コンデンサに幅広く装着することができる独自構造の製品であり、機電一体化に伴い激しい振動にさらされる車載機器に向けて提案してまいります。
産業機器のインバータ回路や太陽光発電用パワーコンディショナー、データセンター用電源等の市場に向けましては、既存の基板自立形アルミ電解コンデンサに高耐電圧品を追加致しました。また、エアコン等生活家電のインバータ回路に最適化した高許容リプル電流品として「RLBシリーズ」を上市致しましたほか、LED照明機器に向けましては、製品寿命を1.5倍以上に向上したリード形アルミ電解コンデンサ「KXFシリーズ」を開発し、照明機器の長寿命化への対応を進めました。
また、屋外に設置される携帯電話基地局など、過酷な環境下で使用されることを想定した製品と致しまして、耐湿性能を向上した導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ「PXTシリーズ」を開発致しました。
一方、コンデンサ用材料の研究開発におきましては、アルミニウム電極箔、封口ゴム、電解質等の更なる高性能化に取り組みました。特に、コア技術のアルミニウム電極箔の開発におきましては、高容量化、品質の安定化、生産性向上のための技術開発等を積極的に推進致しました。
更に、将来の事業化を目指す次世代製品開発への取り組みと致しましては、「ナノハイブリッドキャパシタ」等の次世代キャパシタ開発に引き続き取り組みましたほか、キャパシタ等の電極材料として期待される「カーボンナノチューブ電極」の開発や応用展開にも取り組みました。また、リチウムイオン電池の高性能化に寄与する新電極材料の開発を進めましたほか、色素増感太陽電池等への採用が期待される「透明ポリマー電極」の開発にも取り組みました。
当連結会計年度における研究開発費の金額は41億63百万円であります。
(その他)
ドライブレコーダーやセキュリティ機器等に用いられるCMOSカメラモジュールや、各種電源機器用チョークコイル等の製品開発を進めました。
当連結会計年度における研究開発費の金額は1億57百万円であります。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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