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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007T0U

有価証券報告書抜粋 松尾電機株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度のエレクトロニクス業界の状況につきましては、世界生産はスマートフォンや薄型テレビの市場が拡大し、さらに、自動車の電子化の進展に伴う車載用電子機器の増加により電子部品・デバイスの生産は増加しました。しかしながら、タンタルコンデンサ業界は、セラミックコンデンサへの置き換えの進展等により世界消費及び国内生産ともに前年同期に比べて大幅に減少しました。
このような環境のもとで、当社グループは、売上高回復の目標のもと、当連結会計年度ベースでは、車載用レーダー装置及び医療機器向けの二酸化マンガンタンタルコンデンサの売上高は増加しましたが、当社グループが重要な市場と位置付けている自動車電装及び鉄道制御機器向け等の二酸化マンガンタンタルコンデンサ及びリチウムイオン電池向けの高電流ヒューズの大幅な減少を補うことができませんでした。特に、第3四半期連結会計期間以降は、導電性高分子タンタルコンデンサ及び高電流ヒューズの使用数量の減少により売上高実績が計画値を下回りました。また、地域別には海外市場、特に東アジア地区の売上高が大幅に減少しました。
この結果、当社グループの業績は、売上高につきましては、前年同期比17.1%減少して46億8千4百万円となり、損益につきましては、売上高の大幅な減少により営業損失3億1千万円、経常損失3億円となりました。なお、特別損失として、コンデンサ取引に関する当局等の調査対応のための弁護士報酬等並びに日本の公正取引委員会及び台湾の公平交易委員会の課徴金又は制裁金に伴う独占禁止法等関連損失11億2千5百万円、今後販売の見込めないたな卸資産の廃棄に伴うたな卸資産廃棄損1億7千7百万円等の計上により、親会社株主に帰属する当期純損失15億9千7百万円を計上しました。

「第2 事業の状況」に記載されている売上高、受注高等の金額には消費税等は含まれていません。

セグメントの業績は次のとおりです。

①タンタルコンデンサ事業
タンタルコンデンサ事業につきましては、車載用レーダー装置及び医療機器向けの二酸化マンガンタンタルコンデンサの売上高は増加しましたが、自動車電装及び鉄道制御機器向け等の二酸化マンガンタンタルコンデンサの需要は大幅に減少しました。この結果、当連結会計年度のタンタルコンデンサ事業の売上高は38億8千8百万円と前年同期比16.0%減少し、総売上高に占める比率は83.0%と前年同期比1.1ポイント上昇しました。セグメント利益は、1億8千1百万円(前年同期比9.8%減少)となりました。
②回路保護素子事業
回路保護素子事業につきましては、リチウムイオン電池向けの高電流ヒューズの売上高が大幅に減少しました。この結果、当連結会計年度の回路保護素子事業の売上高は6億3千万円と前年同期比24.3%減少し、総売上高に占める比率は13.5%と前年同期比1.3ポイント低下しました。セグメント利益は、1千4百万円(前年同期比68.5%減少)となりました。
③その他
その他の売上高は1億6千5百万円と前年同期比11.8%減少し、総売上高に占める比率は3.5%と前年同期比0.2ポイント上昇しました。セグメント損失は、1千8百万円(前年同期比1百万円改善)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ8千4百万円減少し7億6千1百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、独占禁止法等関連損失の支払額の増加及び税金等調整前当期純損失の計上等により、マイナス5億8千3百万円(前連結会計年度比7億5千6百万円減)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、投資有価証券の売却による収入が増加したこと等により1億2千8百万円(前連結会計年度比1億2千7百万円増)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金が増加したこと等により3億7千万円(前連結会計年度比4億3千6百万円増)となりました。
フリーキャッシュ・フローは前連結会計年度に比べて6億2千9百万円減少し、マイナス4億5千5百万円となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


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