有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10078LD
オプテックスグループ株式会社 研究開発活動 (2015年12月期)
経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループは、センシングテクノロジーをベースに人々の暮らしや産業に「安全・安心・快適」の実現を果たすため、世の中の様々な課題やニーズに対してその解決方法を提案し、顧客満足度の向上を目指して研究開発を進めております。同時に、基礎研究を通してマイクロウェーブ、レーザー、加速度といったセンシングに関わる要素技術や通信技術を確立させ、それらモジュールの内製化を進めることにより、製品の差別化や付加価値を高めるなど、新たな事業機会を創出しております。また、複数の部門が共同で新製品開発を進める「コンカレント開発体制」の整備を進め、従前から展開してきました開発情報の共有システムを活用して、調達・設計・生産技術・品質管理、そして国内外の営業など各部門が協力することで、開発スピードが向上し、大幅なコストダウンを実現いたしました。
当社グループにおける研究開発活動は、当社、国内関係会社であるオプテックス・エフエー株式会社、技研トラステム株式会社、株式会社ジーニック、ジックオプテックス株式会社及びセンサビジョン株式会社、海外関係会社であるFIBER SENSYS,INC.、OPTEX(DONGGUAN)CO., LTD.及びRAYTEC LIMITEDにおいて行っております。
当連結会計年度の研究開発費の総額は18億78百万円であり、対売上高比率は6.8%となっております。
(1) 防犯関連
国内におきましては、災害や事故の発生時に予測されうるリスク回避に向け、人々の安全と安心の確保が喫緊の課題となっております。また、海外におきましては、テロに対する警戒の強化や移民の増加による不安心理の拡大を背景に、住宅・事業所・店舗・商業施設はもとより、世界的な需要として、港湾・空港・発電所など、社会インフラに関わる重要拠点や公共施設への防犯対策が求められており、当社では、様々な防犯ニーズに応えたセキュリティシステムの研究、開発に取り組んでおります。
当連結会計年度の主な成果は、次のとおりです。
① 照明(LC-1000シリーズ寒冷地仕様)
必要な時、必要な明るさに光を制御するセンサ調光型ソーラーLED照明を給電困難な避難路、津波非難タワー等防災施設向けに発売いたしました。
防災発生の対策として国は年間約3兆7900億円の予算をかけて各種整備を実施しており、これを受け都道府県各地では、地震や津波で電源が確保できなくなった際に停電時でも照明を確保出来るソーラー照明の設置を進めています。今回チタン酸リチウムイオン充電池を採用する事で東北地方など日照時間の短い寒冷地でも安定した点灯を可能にしました。
② ハンズフリー認証(ACCURANCE-TAG)
マンション等の集合住宅やオフィスビルのセキュリティ性向上を目的としたアクセスコントロールシステムを発売しました。
集合住宅やオフィス等におけるアクセスコントロールシステムでは、鍵やテンキー入力、ICカード等が主に使用されていますが、当社が開発したハンズフリー認証システムは、専用のタグを所持している人がドアに近づくだけで自動ドアの解錠ができ、荷物やベビーカーなどで両手がふさがっている時でも、スムースな出入りが可能となります。タグを認証するアンテナからの電波範囲を高精度に制御することにより、ドアを利用する意図のない人による不要なドアの開閉を抑えるとともに、無駄開きによる不審者の侵入を軽減し、利便性とセキュリティ性の両面を実現します。
(2) 自動ドア関連
自動ドア分野におきましては、公共施設、オフィス、店舗や工場などで人が安全・安心・快適に出入りできる自動開閉扉用センサを開発、販売しております。創業以来培ってきました独自のセンシング技術で常に業界最高水準の安全性を維持しつつあらゆる設置環境下における安定動作を実現すべく研究開発を行っております。
これにより、現在では国内の自動ドアセンサ分野におきましては、約6割のシェアを確保し、海外におきましては安全要求が各地域の法令として明確に定義されるなか、これらへの適切なアプローチを当社の得意な光技術で行うことで、シェアは堅調に増加しております。
当連結会計年度の主な成果は、次のとおりです。
① 米州「BLUE ZONE」シリーズ拡充
これまで国内市場で投入しておりました、スライド式自動ドアにおける「ドア作動部の安全補助エリア」を2013年北米市場に当社が初めて「BLUE ZONE」と称し投入して以降、このほどスライドドア用センサライナップに標準搭載を完了しました。このシリーズは当初高機能センサへの搭載としておりましたが、昨年発売したOA-215シリーズの投入とともに米国展開を実施し、ドアのサイズ、設置環境によるセンサ選択肢の自由度とともに、安全性の提供を可能とし、拡大しております。
② 欧州歩行者用自動ドア規格(EN16005)対応センサ
世界的にも安全に対する牽引市場である欧州市場におきまして、2013年4月に欧州統一規格である歩行者用自動ドア規格EN16005が施行されました。当社が国内及び海外市場で長年培ってきたセンシング技術の一つである赤外光を用いた検出技術は、『安全性能』が競合他社と比較して高い優位性をもち、当該規格施行のタイミングに合わせた製品ラインアップと以降の強化策を推進してまいりました結果、欧州市場における顧客の好評を博し当社製品の採用が拡大しました。今後は、欧州主要市場において継続した製品投入と技術サポート体制を更に充実させることにより、顧客満足度を高めシェア向上を図ってまいります。また、全世界的に欧州の安全規格を意識した要求が高まってきており、この機会を確実に捉え「赤外光による検出技術」を軸にグローバル市場において、「安全」をキーワードとした継続的なセンサの投入を行い、シェア向上を図ってまいります。
(3) その他
その他のセンシング分野におきましては、触らず、素早く、安全に物体の表面温度を計測する非接触温度計や、液体の色や濁りを素早く正確に測定する水質計測用センサなど、安全・品質・衛生管理の特殊な計測ニーズに対応した製品の開発を行っております。
またドライバーの継続的な安全運転をサポートする自動車向け製品の開発も行っております。
当連結会計年度の主な成果は、次のとおりです。
・水質計測
下水処理場や河川などあらゆる現場の水質をセンサで簡易に測定し、データ収集までを自動化する簡易水質測定システム「WATER it(中国語名:水益特)」を開発いたしました。インターネットとセンシング技術を融合したIoS(※)システムとして、環境問題が注目を集める中国からサービスを開始いたします。
専用試薬に反応させた現場の水を計測器にセットするだけで、含まれている物質の含有量がデジタルで測定されます。またそのデータはブルートゥースでクラウドサーバーに自動的にアップロードできます。これによりだれでも簡単に水質の測定を行うことが可能となるとともに、遠隔地にいる管理者も、各測定エリアの水質の状態をすぐに閲覧・管理することができます。
※IoS(Internet of Sensing solution)はオプテックス独自のコンセプトで、当社のセンシング技術で膨大なデータから有用な情報のみを抽出し、インターネットにつなげソリューションの提供をする考え方です。
当社グループは、さまざまな製造業の向上における製造ラインの自動化・省力化に不可欠なFAセンサ(産業用センサ)の製品開発、研究に取り組んでおり、可視光や赤外光を用いた光電センサのみならなず、距離を計測する変位センサ、カメラを用いた画像センサ、LED照明機器などセンサおよびその周辺機器を幅広く開発しております。
当連結会計年度の主な成果は、次のとおりです。
① センシング同軸照明 OPXシリーズ
プリズムシートの搭載によりライトコントロールフィルム装着時相当の狭指向角照射が可能な面光源を採用した、画像処理用同軸照明を開発いたしました。光を前面に集光することで従来比2.5倍の高輝度かつ指向性の高い照射が可能となります。また、発光面均一度が高い面実装型LEDの採用とLED配列の最適化により高均一な照射を実現しております。特に均一性が必要となる微細なキズ、打痕検出などの用途に最適です。さらに、独自のセンシング機能FALUXsensingを搭載することで明るさを自動管理でき、最大輝度を5万時間にわたり一定に保つことができます。
② 長距離レーザーBGSセンサ TOF-Lシリーズ
TOF方式のセンサとして世界最小サイズでありながら長距離検出を実現したレーザセンサを開発いたしました。
当製品は、レーザー光が対象物に当たって戻ってくるまでの時間を距離に換算するタイムオブフライト(TOF)方式を採用し、白紙で4.5mまでの長距離検出が可能です。TOF方式を採用したセンサは、受光量の差で判別するセンサに比べ対象物の表面状態の影響に強く、長距離でも検出精度が落ちにくいのが特長です。
投光光源には、作業者の目に対して安全なレベルであるクラス1のレーザーを採用しております。
③ 変位センサアンプユニット CDAシリーズ
変位センサCD22シリーズをリモートコントロールが可能な外部アンプユニットを開発いたしました。2台の変位センサを使用し、厚み測定や段差測定の高速演算がアンプユニット1台で可能となります。ディスプレイには有機ELパネルを採用し、鮮明な日本語・英語表示を実現いたしました。
またCDAシリーズを当社の通信ユニットUC1シリーズと接続することで、FA業界を中心に幅広く普及するオープンフィールドネットワークCC-Link上で変位センサを管理することを可能にしております。
当社グループは、独自のセンシング技術に新たな要素技術を融合させた、客数カウントシステムの開発・販売及び画像処理技術を手掛けております。
当連結会計年度の主な成果としましては、通信機能を強化させ、遠隔地のデータやグループ全体のデータまで、いつでも統合的に閲覧・分析が可能となる「客数情報システム_パッサーネットV」を開発しました。多店舗での導入においては、店舗毎に集計装置や集計PCが不要で、本部サーバーまたはクラウドサーバーによる一括集計により導入コストの削減がはかれます。
客数情報は、店舗運営や経営に必要な基礎データで、このデータに基づき、来客者の分析やイベント等の効果測定、適材適所のオペレーションなどマーケティングデータとして活用されています。
また、画像鮮明化技術を組み込んだ監視市場向けリアルタイム画像鮮明化ユニット「FogFINE(フォグファイン)」を開発いたしました。大型施設・設備の周辺監視、道路監視、災害現場確認などの屋外監視市場では、順光、逆光、暗闇、霧、モヤの発生など、変化する気象状況や環境の中で、見たい対象物の鮮明度合い(判別のしやすさ)の向上が求められます。
当社グループが発売した本製品は、独自の鮮明化アルゴリズムの搭載により、特に霧・モヤ・煙及び水蒸気等の要因で不鮮明になった対象物を鮮明に映し出すことが可能となり、カメラや照明では補うことが困難だった映像の改善に効果を発揮します。
当社グループにおける研究開発活動は、当社、国内関係会社であるオプテックス・エフエー株式会社、技研トラステム株式会社、株式会社ジーニック、ジックオプテックス株式会社及びセンサビジョン株式会社、海外関係会社であるFIBER SENSYS,INC.、OPTEX(DONGGUAN)CO., LTD.及びRAYTEC LIMITEDにおいて行っております。
当連結会計年度の研究開発費の総額は18億78百万円であり、対売上高比率は6.8%となっております。
(1) 防犯関連
国内におきましては、災害や事故の発生時に予測されうるリスク回避に向け、人々の安全と安心の確保が喫緊の課題となっております。また、海外におきましては、テロに対する警戒の強化や移民の増加による不安心理の拡大を背景に、住宅・事業所・店舗・商業施設はもとより、世界的な需要として、港湾・空港・発電所など、社会インフラに関わる重要拠点や公共施設への防犯対策が求められており、当社では、様々な防犯ニーズに応えたセキュリティシステムの研究、開発に取り組んでおります。
当連結会計年度の主な成果は、次のとおりです。
① 照明(LC-1000シリーズ寒冷地仕様)
必要な時、必要な明るさに光を制御するセンサ調光型ソーラーLED照明を給電困難な避難路、津波非難タワー等防災施設向けに発売いたしました。
防災発生の対策として国は年間約3兆7900億円の予算をかけて各種整備を実施しており、これを受け都道府県各地では、地震や津波で電源が確保できなくなった際に停電時でも照明を確保出来るソーラー照明の設置を進めています。今回チタン酸リチウムイオン充電池を採用する事で東北地方など日照時間の短い寒冷地でも安定した点灯を可能にしました。
② ハンズフリー認証(ACCURANCE-TAG)
マンション等の集合住宅やオフィスビルのセキュリティ性向上を目的としたアクセスコントロールシステムを発売しました。
集合住宅やオフィス等におけるアクセスコントロールシステムでは、鍵やテンキー入力、ICカード等が主に使用されていますが、当社が開発したハンズフリー認証システムは、専用のタグを所持している人がドアに近づくだけで自動ドアの解錠ができ、荷物やベビーカーなどで両手がふさがっている時でも、スムースな出入りが可能となります。タグを認証するアンテナからの電波範囲を高精度に制御することにより、ドアを利用する意図のない人による不要なドアの開閉を抑えるとともに、無駄開きによる不審者の侵入を軽減し、利便性とセキュリティ性の両面を実現します。
(2) 自動ドア関連
自動ドア分野におきましては、公共施設、オフィス、店舗や工場などで人が安全・安心・快適に出入りできる自動開閉扉用センサを開発、販売しております。創業以来培ってきました独自のセンシング技術で常に業界最高水準の安全性を維持しつつあらゆる設置環境下における安定動作を実現すべく研究開発を行っております。
これにより、現在では国内の自動ドアセンサ分野におきましては、約6割のシェアを確保し、海外におきましては安全要求が各地域の法令として明確に定義されるなか、これらへの適切なアプローチを当社の得意な光技術で行うことで、シェアは堅調に増加しております。
当連結会計年度の主な成果は、次のとおりです。
① 米州「BLUE ZONE」シリーズ拡充
これまで国内市場で投入しておりました、スライド式自動ドアにおける「ドア作動部の安全補助エリア」を2013年北米市場に当社が初めて「BLUE ZONE」と称し投入して以降、このほどスライドドア用センサライナップに標準搭載を完了しました。このシリーズは当初高機能センサへの搭載としておりましたが、昨年発売したOA-215シリーズの投入とともに米国展開を実施し、ドアのサイズ、設置環境によるセンサ選択肢の自由度とともに、安全性の提供を可能とし、拡大しております。
② 欧州歩行者用自動ドア規格(EN16005)対応センサ
世界的にも安全に対する牽引市場である欧州市場におきまして、2013年4月に欧州統一規格である歩行者用自動ドア規格EN16005が施行されました。当社が国内及び海外市場で長年培ってきたセンシング技術の一つである赤外光を用いた検出技術は、『安全性能』が競合他社と比較して高い優位性をもち、当該規格施行のタイミングに合わせた製品ラインアップと以降の強化策を推進してまいりました結果、欧州市場における顧客の好評を博し当社製品の採用が拡大しました。今後は、欧州主要市場において継続した製品投入と技術サポート体制を更に充実させることにより、顧客満足度を高めシェア向上を図ってまいります。また、全世界的に欧州の安全規格を意識した要求が高まってきており、この機会を確実に捉え「赤外光による検出技術」を軸にグローバル市場において、「安全」をキーワードとした継続的なセンサの投入を行い、シェア向上を図ってまいります。
(3) その他
その他のセンシング分野におきましては、触らず、素早く、安全に物体の表面温度を計測する非接触温度計や、液体の色や濁りを素早く正確に測定する水質計測用センサなど、安全・品質・衛生管理の特殊な計測ニーズに対応した製品の開発を行っております。
またドライバーの継続的な安全運転をサポートする自動車向け製品の開発も行っております。
当連結会計年度の主な成果は、次のとおりです。
・水質計測
下水処理場や河川などあらゆる現場の水質をセンサで簡易に測定し、データ収集までを自動化する簡易水質測定システム「WATER it(中国語名:水益特)」を開発いたしました。インターネットとセンシング技術を融合したIoS(※)システムとして、環境問題が注目を集める中国からサービスを開始いたします。
専用試薬に反応させた現場の水を計測器にセットするだけで、含まれている物質の含有量がデジタルで測定されます。またそのデータはブルートゥースでクラウドサーバーに自動的にアップロードできます。これによりだれでも簡単に水質の測定を行うことが可能となるとともに、遠隔地にいる管理者も、各測定エリアの水質の状態をすぐに閲覧・管理することができます。
※IoS(Internet of Sensing solution)はオプテックス独自のコンセプトで、当社のセンシング技術で膨大なデータから有用な情報のみを抽出し、インターネットにつなげソリューションの提供をする考え方です。
当社グループは、さまざまな製造業の向上における製造ラインの自動化・省力化に不可欠なFAセンサ(産業用センサ)の製品開発、研究に取り組んでおり、可視光や赤外光を用いた光電センサのみならなず、距離を計測する変位センサ、カメラを用いた画像センサ、LED照明機器などセンサおよびその周辺機器を幅広く開発しております。
当連結会計年度の主な成果は、次のとおりです。
① センシング同軸照明 OPXシリーズ
プリズムシートの搭載によりライトコントロールフィルム装着時相当の狭指向角照射が可能な面光源を採用した、画像処理用同軸照明を開発いたしました。光を前面に集光することで従来比2.5倍の高輝度かつ指向性の高い照射が可能となります。また、発光面均一度が高い面実装型LEDの採用とLED配列の最適化により高均一な照射を実現しております。特に均一性が必要となる微細なキズ、打痕検出などの用途に最適です。さらに、独自のセンシング機能FALUXsensingを搭載することで明るさを自動管理でき、最大輝度を5万時間にわたり一定に保つことができます。
② 長距離レーザーBGSセンサ TOF-Lシリーズ
TOF方式のセンサとして世界最小サイズでありながら長距離検出を実現したレーザセンサを開発いたしました。
当製品は、レーザー光が対象物に当たって戻ってくるまでの時間を距離に換算するタイムオブフライト(TOF)方式を採用し、白紙で4.5mまでの長距離検出が可能です。TOF方式を採用したセンサは、受光量の差で判別するセンサに比べ対象物の表面状態の影響に強く、長距離でも検出精度が落ちにくいのが特長です。
投光光源には、作業者の目に対して安全なレベルであるクラス1のレーザーを採用しております。
③ 変位センサアンプユニット CDAシリーズ
変位センサCD22シリーズをリモートコントロールが可能な外部アンプユニットを開発いたしました。2台の変位センサを使用し、厚み測定や段差測定の高速演算がアンプユニット1台で可能となります。ディスプレイには有機ELパネルを採用し、鮮明な日本語・英語表示を実現いたしました。
またCDAシリーズを当社の通信ユニットUC1シリーズと接続することで、FA業界を中心に幅広く普及するオープンフィールドネットワークCC-Link上で変位センサを管理することを可能にしております。
当社グループは、独自のセンシング技術に新たな要素技術を融合させた、客数カウントシステムの開発・販売及び画像処理技術を手掛けております。
当連結会計年度の主な成果としましては、通信機能を強化させ、遠隔地のデータやグループ全体のデータまで、いつでも統合的に閲覧・分析が可能となる「客数情報システム_パッサーネットV」を開発しました。多店舗での導入においては、店舗毎に集計装置や集計PCが不要で、本部サーバーまたはクラウドサーバーによる一括集計により導入コストの削減がはかれます。
客数情報は、店舗運営や経営に必要な基礎データで、このデータに基づき、来客者の分析やイベント等の効果測定、適材適所のオペレーションなどマーケティングデータとして活用されています。
また、画像鮮明化技術を組み込んだ監視市場向けリアルタイム画像鮮明化ユニット「FogFINE(フォグファイン)」を開発いたしました。大型施設・設備の周辺監視、道路監視、災害現場確認などの屋外監視市場では、順光、逆光、暗闇、霧、モヤの発生など、変化する気象状況や環境の中で、見たい対象物の鮮明度合い(判別のしやすさ)の向上が求められます。
当社グループが発売した本製品は、独自の鮮明化アルゴリズムの搭載により、特に霧・モヤ・煙及び水蒸気等の要因で不鮮明になった対象物を鮮明に映し出すことが可能となり、カメラや照明では補うことが困難だった映像の改善に効果を発揮します。
経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01998] S10078LD)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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