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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007U86

有価証券報告書抜粋 イリソ電子工業株式会社 研究開発活動 (2016年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


当社グループの研究開発活動は、豊かな価値を作り、社会貢献に努めるという経営理念のもとに重点市場である自動車機器、デジタル機器、インダストリアル機器に使用される製品及び新技術の開発を中心に取組んでおります。特にBtoBコネクタのうち、ピッチ方向、列間方向、嵌合方向のすべて、またはいずれかに可動し、その嵌合ずれを吸収するように設計した、フローティングBtoBコネクタについては顧客の課題解決を目指し積極的に製品開発をしております。また、拠点においては、中国国内に展開する機器メーカーが相次いで現地での開発体制を積極的に整備するなか、当社は日本国内の設計開発部門の他に、上海に開設した技術センターにて技術強化を推進しております。その他の海外重要販売拠点では、技術スタッフの常駐化によるグローバル・エンジニアリング・ネットワークの構築を目指しており、今後も、欧米諸国と新興国への市場展開を考慮し、さらなる強化を進めて参ります。

最近の研究開発活動は次のとおりであります。

(1) オートモーティブ機器用製品

今やカーナビゲーションは、行く先をナビゲーションする機能だけではなく、ボディー制御、特に各種センサーの情報や車外から取り込んだ情報が集中するコアデバイスとなりつつあります。カーナビゲーションの情報量は増加し、処理される信号数も増加しております。そこで、フローティングBtoB多極対応品の製品開発を行いました。
近年は、新しい機能部品が追加されるため、機器の小型化・軽量化が必要となり、安全系の内部コネクタにもフローティングBtoBの要求があります。当社では、安全系に対応できるフローティングBtoBコネクタの開発を完了し、量産準備段階となりました。
近未来には市場の中心をなす電気自動車、ハイブリッド車、燃料電池車には、電子制御は必須であり電子機器の数量が増加傾向にあります。新しい機器には、従来とは違い使用する部品も構成も変化すると考えており、新しい接続の提案を積極的に行って参ります。

(2) デジタル機器用製品

デジタル機器全般に、映像信号の高精細化が進められております。高精細を実現するためには、機器内部の高速化が必要とされると考えられ、高速伝送に対応した技術展開に積極的に取組んでおります。また、高精細機器においても小型化が求められており、容易な操作性を実現したBtoBコネクタの量産を開始しました。

(3) インダストリアル機器用製品

産業機器は多品種少量化が展開されており、機器は、小型化、組立性を重視した構造を求められております。
当社は、車載用で開発されたBtoBコネクタが、小型化、組立性を考慮した機器に適合するため、BtoBコネクタを中心に同市場への販売を開始しました。

当連結会計年度における研究開発費の金額は9億7千6百万円で、セグメントごとの研究開発費は、日本は9億6百万円、アジアは7千万円であります。なお、当社のセグメントは生産・販売の管理体制を基礎とした地域別のセグメントから構成されており、研究開発活動の大部分を日本セグメントで行っているため、セグメントごとの研究開発活動の状況につきましては、記載を省略しております。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02009] S1007U86)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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