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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100806N

有価証券報告書抜粋 株式会社テクノ菱和 研究開発活動 (2016年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


当社では空調衛生設備工事に関して、「空気と水のテクノロジー」を基本理念として、お客様のニーズに応える最適な環境システムの提供を目指しております。従来からの主力開発分野であるクリーンルーム関連技術及び静電気障害対策に関して、個別のニーズに適応した開発活動を継続しつつ、産業用空調分野における省エネルギー空調システム、エネルギーの遠隔監視や分析・設備診断技術の研究開発に注力しております。
この結果、当連結会計年度における研究開発投資総額は189百万円でした。
なお、子会社においては、研究開発活動は特段行われておりません。
また、冷熱機器販売事業及びその他の事業に関する研究開発活動は行っておりません。

主な研究開発成果
○ 医薬品製造業界向けHEPAリークテスター
医薬品を製造する環境では、医薬品が一定の品質で製造されていることを担保するため、製造工程をはじめ空調・製造用水・計測機器など、さまざまな項目で定期的に試験検証が行われています。クリーン環境もその一つであり、清浄空気を室内に供給するHEPAフィルター吹出口から塵埃が漏洩していないことを保証するため、リーク(漏れ)試験を行います。当社はこのリーク試験を適切に実施するため、フィルターメーカーと共同して、リークの有無を自動で判別するリークテスターの開発に取り組み、実用化してまいりましたが、当連結会計年度において、使いやすいリークテスターとして改良を行いました。特長は以下の通りです。

(1) 取付部とリーク測定部を分割し軽量化することで、容易にHEPA吹出面への取り付けが可能となり、従来は 2人での取付作業が必要であったのに対して、1人でも取付作業が可能となりました。

(2) リークテスターを所定の位置に設置した後、リーク試験はコンピューターが自動的に行います。国際規格であるISO14644-3に準拠した方法と、顧客の標準手順に従った方法との2モードを搭載しています。

今後更に改良を加えながら、リーク試験の適格性・効率化を高める装置として現場で活用していく予定です。

○ 熱源最適化コントローラの開発
弊社ではsmartSOLAVICEというお客様の設備運用支援を目的としたクラウド型サービスを提供しておりますが、その拡張機能としてクラウドサーバーと熱源コントローラ間を相互にデータ通信しながら、計測値や現状の運用状態を基にサーバーが演算、解析、判断して自動的に熱源の省エネ運用を支援する機能を開発しました。
従来は、専門の技術者が状況を判断しながら熱源運転のパラメータを設定していましたが、遂次変化する負荷や外気状態、冷凍機種類によって異なる部分負荷特性を考慮しながら最適なパラメータを決定することは難しい作業でした。
今回開発した熱源最適化コントローラは冷凍機の負荷特性を数値化したうえで、経年劣化の補正をクラウドサーバーで演算しながら最適なパラメータを自動的に変更することで、ベテラン運転員が常駐しているかのようなきめ細かな省エネ運用ができます。

主な特長は
・現地に運転データ蓄積・数値解析用コンピューターが不要で低コスト
・smart SOLAVICEの見える化などの機能も含めて提供
・低電力・低コスト・低CO2排出などの運転モード選択が可能

今後、集中熱源を持つお客様に向けて販売をしていく予定です。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00225] S100806N)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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