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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007RPA

有価証券報告書抜粋 株式会社ミマキエンジニアリング 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度における世界経済は、これまで世界経済を牽引してきた新興国・資源国の変調が明らかとなりました。その背景には、中国の景気減速や原油等の資源価格下落による中南米の景気悪化、中東・トルコでの地政学的リスクの増加等の要素があります。先進国においても、不透明な状況が続いております。その背景には、デフレ懸念を払拭できない欧州や、マクロ経済への影響から金融政策(利上げ)に苦慮する米国等があります。国内におきましても、財政状況やデフレ脱却等、将来に向けた不安要因が山積している状況にあります。これまでの円安株高基調の持続可能性やマイナス金利の効用、消費税率引上げのタイミング等の政策議論が続いている状況にあります。
このような状況の中、当社グループは持続的成長のための基盤強化に取り組むとともに、お客様のオンデマンド・ビジネスをサポートするための施策を積極的に展開いたしました。
具体的施策としまして、SG(サイングラフィックス)市場向けでは、前連結会計年度に発売したJV300シリーズ等の主力製品の全世界的なプロモーションを継続展開したほか、途上国における高画質で大型の看板製作需要を主なターゲットとして据えた、3.2M幅の大型UV硬化インクジェットプリンタSIJ-320UVを2015年4月に発売いたしました。IP(インダストリアルプロダクツ)市場向けでは、これまで当市場向けの売上高を牽引してきたスマートフォンケースやギフト・ノベルティ等への加飾用途に加え、家電や自動車といった工業印刷へとインクジェットプリンタの用途を拡大するべく、微細な画質に徹底的にこだわった新製品UJF-7151plusを2015年11月に発売いたしました。また、TA(テキスタイル・アパレル)市場向けでは、新型ヘッドを搭載してプリント速度をさらに高めたエントリーモデルの昇華転写インクジェットプリンタTS300P-1800を2015年7月に発売いたしました。さらに、インテリア・テキスタイル市場で広幅の高速プリントを実現できる3.2M幅の大型昇華転写プリンタTS500P-3200を2016年2月に発売いたしました。

その結果、当連結会計年度における売上高は478億40百万円(前連結会計年度比2.6%増)、営業利益は31億94百万円(同28.9%減)、経常利益は27億56百万円(同26.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は16億31百万円(同35.3%減)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同期比較につきましては、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。詳細は、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。また、セグメントの利益につきましては、セグメント間取引消去の影響により連結損益計算書の営業利益から乖離してしまうため、記載を省略しております。
(日本・アジア・オセアニア)
日本国内におきましては、JVシリーズ等のSG市場向けの主力製品が販売台数を伸ばし、IP、TA市場向けの各製品も堅調に推移したこと等により、前年同期の売上高を上回りました。アジア・オセアニア地域におきましては、中国でSG及びTA市場向けの売上高が前年同期を下回ったものの、IP市場向けが伸長いたしました。また、その他各国ではSG、IP、TA各市場とも概ね堅調に推移いたしました。それらの結果、外部顧客に対する売上高は218億93百万円(前連結会計年度比10.6%増)となりました。
(北・中南米)
北米地域におきましては、アメリカ国内での販売強化を課題として認識しており、ミニ展(※)によるお客様との距離感を縮めたプロモーション展開や販売チャネルの改革を推し進めております。SG市場向けが伸び悩んだものの、大型機種JFX200-2513と新製品UJF-7151plusを中心にIP市場向けが好調に推移したことに加え、円安による円換算額の増加もあり、前年同期の売上高を上回りました。中南米地域におきましては、主にブラジルでSG市場向け、TA市場向けが落ち込んだこと等により、前年同期の売上高を下回りました。それらの結果、外部顧客に対する売上高は106億48百万円(同0.4%減)となりました。
(※)お客様を招いて開催する小規模なプライベート展示会のこと。
(欧州・中東・アフリカ)
欧州地域におきましては、IP市場向けで小型機種UJF-3042HG、UJF-6042及び大型機種のJFX200-2513の売上高が順調に推移したものの、SG市場向けの主力製品の競争激化やTA市場向けの上位機種の需要一巡に加え、円高による円換算額の減少により、前年同期の売上高を下回りました。中東・アフリカ地域におきましては、JV150シリーズ等のSG市場向けの主力製品、UJF-3042HG等のIP市場向け製品が堅調に推移し、前年同期の売上高を上回りました。それらの結果、外部顧客に対する売上高は152億98百万円(同5.3%減)となりました。
なお、当連結会計年度より「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号2013年9月13日)等を適用し、「当期純利益」を「親会社株主に帰属する当期純利益」としております。

当連結会計年度における市場別の売上は次のとおりであります。
[市場別売上高]
売上高(百万円)構成比率(%)前年同期比(%)
S G 市 場 向 け22,77347.695.7
I P 市 場 向 け14,67530.6117.4
T A 市 場 向 け5,34411.293.1
保 守 部 品3,3937.1103.7
そ の 他1,6533.5125.2
合 計47,840100.0102.6

(SG市場向け)
JVシリーズ、CJVシリーズ等の主力製品を中心に販売状況は堅調に推移いたしましたが、競争激化により販売単価の下落が進行いたしました。その結果、売上高は227億73百万円(前連結会計年度比4.3%減)となりました。
(IP市場向け)
小型機種のUJF-3042HG、UJF-6042の販売が堅調に推移し、大型機種についてもJFX200-2513が主力製品に成長して販売台数を伸ばしました。また、2015年11月に発売した新製品UJF-7151plusが市場で高い評価を受けており、短期間ながらも売上増加に貢献しました。その結果、売上高は146億75百万円(同17.4%増)となりました。
(TA市場向け)
2015年7月に発売した新製品TS300P-1800等の投入によりエントリー機種の販売が堅調に推移し、2016年2月に発売した大型昇華転写プリンタTS500P-3200も売上増加に貢献したものの、上位機種が欧州地域を中心に落ち込んだこと等により、売上高は53億44百万円(同6.9%減)となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物残高(以下「資金」という)は、長期借入金の返済や有形固定資産の取得等があったものの、長期借入金の借入、税金等調整前当期純利益等により前連結会計年度末に比べ40億3百万円増加し、当連結会計年度末には109億92百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は34億33百万円(前連結会計年度は21億45百万円の使用)となりました。これは、法人税等の支払額13億74百万円等に使用されたものの、税金等調整前当期純利益27億70百万円、減価償却費15億40百万円等があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は24億93百万円(前連結会計年度比2億45百万円の減少)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出23億39百万円等に使用されたことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は33億86百万円(同32億55百万円の減少)となりました。これは、長期借入金の返済による支出26億32百万円等に使用されたものの、長期借入金の借入れによる収入60億50百万円等によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02114] S1007RPA)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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