有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007S96
株式会社IHI 研究開発活動 (2016年3月期)
事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループ(当社及び連結子会社)は,事業本部,セクターや連結各社と技術開発本部が密接に連携・協力し,資源・エネルギー・環境,社会基盤・海洋,産業システム・汎用機械,航空・宇宙・防衛のセグメントにおける各製品の競争力強化,及び今後の事業拡大・創造につながる基礎研究から実用化研究までを強力に推進しています。また,国内外の大学や研究機関との産学官連携による共同研究にも積極的に取り組んでいます。
当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は416億円です。
各セグメント別の主な研究開発の成果及び研究開発費は次のとおりです。
(1)資源・エネルギー・環境
エネルギー・プラントセクター,原子力セクター及び技術開発本部と連結子会社により,ボイラ,原動機プラント,ガスプロセス,原子力等に係る研究開発を行なっています。
連結子会社で研究開発を行なっているのは,主に新潟原動機㈱,㈱IHI環境エンジニアリング,㈱ディーゼルユナイテッドです。
当連結会計年度の主な成果として,石炭焚火力発電所において,国内最大規模のバイオマス混焼試験として混焼率25%(熱量比率)の実証,予混合・希薄燃焼方式,低速2ストローク型デュアルフュエルエンジンW6X72DFフルスケール実証機運転試験の実施等が挙げられます。当セグメントに係る研究開発費は69億円です。
(2)社会基盤・海洋
社会基盤セクター,海洋・鉄構セクター及び技術開発本部と連結子会社により,橋梁,F-LNG・海洋構造物,交通システム等に係る研究開発を行なっています。
連結子会社で研究開発を行なっているのは,主に新潟トランシス㈱,㈱IHIインフラシステムです。
当連結会計年度の主な成果として,安全性の強化と海上避難生活への配慮を追求したモデルチェンジ型津波救命艇の開発,建造が本格化しているIHI-SPBタンクの生産効率を高める自動溶接技術やFSW(摩擦撹拌接合)技術の開発等が挙げられます。当セグメントに係る研究開発費は7億円です。
(3)産業システム・汎用機械
産業・ロジスティックスセクター,車両過給機セクター,回転機械セクター及び技術開発本部と連結子会社により,車両過給機,運搬機械,熱・表面処理,圧縮機,舶用機械,パーキング等に係る研究開発を行なっています。
連結子会社で研究開発を行なっているのは,主にIHI Charging Systems International GmbH,㈱IHIシバウラ,IHI運搬機械㈱,㈱IHIスター,㈱IHIフォイトペーパーテクノロジー,IHI Hauzer Techno Coating BV,IHI建機㈱です。
当連結会計年度の主な成果として,ハイブリッド自動車や燃料電池車をターゲットとした電動過給機等を含む過給機の新機種開発,メンテナンスコスト削減と機器トラブルを未然に防止するデッキクレーン向け新型浄油システムの開発,IoT・ビッグデータを活用した物流設備向けクラウド型設備保守支援サービスの開発及び提供開始等が挙げられます。当セグメントに係る研究開発費は78億円です。
(4)航空・宇宙・防衛
航空宇宙事業本部及び技術開発本部と連結子会社により,航空エンジン,ロケットシステム・宇宙利用,防衛機器システム等に係る研究開発を行なっています。
連結子会社で研究開発を行なっているのは,主に㈱IHIエアロスペース,㈱IHIキャスティングスです。
当連結会計年度の主な成果として,かねてより当社が開発に参画していた民間航空機エンジン「PW1100G-JM」部品の量産化技術の確立及び量産部品の製作・出荷開始等が挙げられます。また,次世代大型旅客機 Boeing777Xに搭載される民間航空エンジン「GE9X」の開発を進めています。
当セグメントに係る研究開発費は129億円です。
(5)その他
ソリューション統括本部,高度情報マネジメント統括本部,新事業推進部,技術開発本部及び情報システム部等の本社部門と連結子会社により,新技術・新事業分野及び共通基盤技術に係る研究開発を行なっています。
連結子会社で研究開発活動を行なっているのは,主に㈱IHI検査計測,明星電気㈱,IHI NeoG Algae合同会社です。
当連結会計年度の主な成果として,3次元レーザレーダ方式踏切障害物検知装置における日本企業初のSIL4認証取得,NEDO殿の委託を受けて行っている微細藻由来バイオ燃料製造技術開発における屋外大規模培養試験での藻体の安定的増殖の成功,ICTを製品の予防保全に活用するためのデータ分析技術の開発,戸建住宅における電気自動車向け非接触給電システムの実証実験等が挙げられます。当セグメントに係る研究開発費は130億円です。
(注)この項に記載の金額は単位未満を切捨て表示しています。
当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は416億円です。
各セグメント別の主な研究開発の成果及び研究開発費は次のとおりです。
(1)資源・エネルギー・環境
エネルギー・プラントセクター,原子力セクター及び技術開発本部と連結子会社により,ボイラ,原動機プラント,ガスプロセス,原子力等に係る研究開発を行なっています。
連結子会社で研究開発を行なっているのは,主に新潟原動機㈱,㈱IHI環境エンジニアリング,㈱ディーゼルユナイテッドです。
当連結会計年度の主な成果として,石炭焚火力発電所において,国内最大規模のバイオマス混焼試験として混焼率25%(熱量比率)の実証,予混合・希薄燃焼方式,低速2ストローク型デュアルフュエルエンジンW6X72DFフルスケール実証機運転試験の実施等が挙げられます。当セグメントに係る研究開発費は69億円です。
(2)社会基盤・海洋
社会基盤セクター,海洋・鉄構セクター及び技術開発本部と連結子会社により,橋梁,F-LNG・海洋構造物,交通システム等に係る研究開発を行なっています。
連結子会社で研究開発を行なっているのは,主に新潟トランシス㈱,㈱IHIインフラシステムです。
当連結会計年度の主な成果として,安全性の強化と海上避難生活への配慮を追求したモデルチェンジ型津波救命艇の開発,建造が本格化しているIHI-SPBタンクの生産効率を高める自動溶接技術やFSW(摩擦撹拌接合)技術の開発等が挙げられます。当セグメントに係る研究開発費は7億円です。
(3)産業システム・汎用機械
産業・ロジスティックスセクター,車両過給機セクター,回転機械セクター及び技術開発本部と連結子会社により,車両過給機,運搬機械,熱・表面処理,圧縮機,舶用機械,パーキング等に係る研究開発を行なっています。
連結子会社で研究開発を行なっているのは,主にIHI Charging Systems International GmbH,㈱IHIシバウラ,IHI運搬機械㈱,㈱IHIスター,㈱IHIフォイトペーパーテクノロジー,IHI Hauzer Techno Coating BV,IHI建機㈱です。
当連結会計年度の主な成果として,ハイブリッド自動車や燃料電池車をターゲットとした電動過給機等を含む過給機の新機種開発,メンテナンスコスト削減と機器トラブルを未然に防止するデッキクレーン向け新型浄油システムの開発,IoT・ビッグデータを活用した物流設備向けクラウド型設備保守支援サービスの開発及び提供開始等が挙げられます。当セグメントに係る研究開発費は78億円です。
(4)航空・宇宙・防衛
航空宇宙事業本部及び技術開発本部と連結子会社により,航空エンジン,ロケットシステム・宇宙利用,防衛機器システム等に係る研究開発を行なっています。
連結子会社で研究開発を行なっているのは,主に㈱IHIエアロスペース,㈱IHIキャスティングスです。
当連結会計年度の主な成果として,かねてより当社が開発に参画していた民間航空機エンジン「PW1100G-JM」部品の量産化技術の確立及び量産部品の製作・出荷開始等が挙げられます。また,次世代大型旅客機 Boeing777Xに搭載される民間航空エンジン「GE9X」の開発を進めています。
当セグメントに係る研究開発費は129億円です。
(5)その他
ソリューション統括本部,高度情報マネジメント統括本部,新事業推進部,技術開発本部及び情報システム部等の本社部門と連結子会社により,新技術・新事業分野及び共通基盤技術に係る研究開発を行なっています。
連結子会社で研究開発活動を行なっているのは,主に㈱IHI検査計測,明星電気㈱,IHI NeoG Algae合同会社です。
当連結会計年度の主な成果として,3次元レーザレーダ方式踏切障害物検知装置における日本企業初のSIL4認証取得,NEDO殿の委託を受けて行っている微細藻由来バイオ燃料製造技術開発における屋外大規模培養試験での藻体の安定的増殖の成功,ICTを製品の予防保全に活用するためのデータ分析技術の開発,戸建住宅における電気自動車向け非接触給電システムの実証実験等が挙げられます。当セグメントに係る研究開発費は130億円です。
(注)この項に記載の金額は単位未満を切捨て表示しています。
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