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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10081OP

有価証券報告書抜粋 株式会社SUBARU 研究開発活動 (2016年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループは、中期経営ビジョン「際立とう 2020」におきまして、2020年の当社のありたい姿を、「大きくはないが強い特徴を持ち、質の高い企業」と定め、その実現のため、「スバルブランドを磨く」、「強い事業構造を創る」という2つの活動に集中し、研究開発活動を進めております。当連結会計年度におけるグループ全体での研究開発費総額は102,373百万円です。セグメン卜ごとの研究開発活動状況および研究開発費は次のとおりです。

(1)自動車事業
自動車の研究開発では、 「際立とう2020」 の 「スバルブランドを磨く6つの取り組み」 で掲げた総合性能、安全、デザイン、環境対応、品質向上に取り組み、「安心と愉しさ」でお客様の期待を超える商品の開発を推進しております。加えて 「強い事業構造を創る8つの取り組み」 での、アライアンス商品開発、コスト低減、人材育成、組織・風土改革などを通じ、開発力の基盤強化を図っております。
感性に響く動的質感と世界最高水準の安全性能を併せ持つ次世代プラットフォーム 「スバルグローバルプラットフォーム」 を開発し、2016年3月に公開しました。「スバルグローバルプラットフォーム」 はスバルのコア技術である 「水平対向エンジン」、「シンメトリカルAWD」、「アイサイト」 とともに、次世代のスバルを構成する基盤技術であります。また、将来の電動化を含めた全車種の開発を一つのプラットフォーム設計思想で実現するもので、2016年から投入する新型インプレッサを皮切りに、今後当社が独自に開発する新型車に採用していきます。この他にも、お客様に提供する価値である 「安心と愉しさ」 を進化させるべく、環境性能を更に高めたパワーユニット、 「アイサイト」 を正常進化させた渋滞時の自動運転、更にミニマムのデバイスを加えた高速道路自動運転、次期電動化商品など、多岐に渡り研究開発を推進しております。
市場導入した商品は、世界各国の第三者評価でトップクラスの評価を獲得し、商品力の高さを実証しています。米国コンシューマレポート誌のブランド総合ランキングでは、欧州を中心とした高価格ブランドが上位を占める中、総合2位を獲得しました。米国IIHS(道路安全保険協会)による安全性評価では、高い衝突性能と衝突予防性能が必要な最高評価 「TSP+」 を 「レガシィ」、「アウトバック」、「フォレスター」、「インプレッサ」、「SUBARU XV」、「WRX」 の6車種が獲得しました。日本では、国土交通省とNASVA(自動車事故対策機構)が実施する予防安全性能アセスメントにおいて、 「アイサイト」 を搭載する全ての車種が最高ランクの 「ASV+」 を獲得しております。アイサイトの高度な交通事故回避性能は市場事故の低減に大きく貢献しております。公益財団法人 交通事故総合分析センター(ITARDA)のデータを基に当社独自に算出した結果、車両同士の追突事故では約8割減、対歩行者事故では約5割減、調査対象全体では約6割減であることが分かっております。
2015年4月に 「レヴォーグ」 の改良を行い、先進安全装備 「アドバンスドセイフティパッケージ」 を展開しました。「アドバンスドセイフティパッケージ」 は、「アイサイト」 が持つ高い前方安全性能に加えて、スバルリヤビークルディテクション(後側方警戒支援)/サイドビューモニター(左前方死角視認支援)/ハイビームアシスト(Hi/Lo自動切替)/アイサイトアシストモニター(フロントウインドウ表示)の4つの機能により車両周辺の全方位の安全性を高めることで総合安全性能の強化を図りました。2015年6月には 「WRX S4/STI」 の改良を行い、「アドバンスドセイフティパッケージ」を展開しました。2015年10月には、「レガシィ」、「アウトバック」 の改良を行い、滑らかなハンドリング、上質な乗心地、静寂性の向上などの走行時の質感を高めるとともに、「アドバンスドセイフティパッケージ」を標準装備し、スバルのフラグシップモデルとしての価値を更に高めました。
2015年7月に “Fun to Drive な走りを愉しめるハイブリッド“の第2弾として 「インプレッサSPORTS HYBRID」 を発売しました。モーターアシストによるリニアで軽快な加速とスバルならではの低い重心高、優れた重量配分を活かしたスポーティなハンドリングにより、ハイブリッドモデルならではの走りの愉しさとJC08モード燃費値で20.4km/ℓの燃費性能を両立しました。
2015年10月に 「フォレスター」 の大幅改良を実施しました。フロントフェイスの変更、内装の見直しにより、逞しさ、機能性を高め、加えて、操縦安定性、乗心地、静寂性などの上質感の向上を図りました。また 「アドバンスドセイフティパッケージ」 を展開するとともに、LEDヘッドランプやステアリング連動ヘッドランプを採用することで世界トップクラスの安全性能に更に磨きをかけました。
軽自動車は、2015年4月に 「サンバー バン」、「ディアス ワゴン」 を改良しました。電子制御スロットルを採用するとともに、AT車には電子制御4ATを採用。NA車の燃焼効率向上などにより燃費改良を図りました。「サンバー バン」 は全車2015年度燃費基準を達成しております。
2015年5月に 「ステラ」 を改良しました。2014年にフルモデルチェンジを行い好評を頂いていますが、従来の衝突回避システム「スマートアシスト」に、新たに単眼カメラを追加した 「スマートアシストⅡ」 として機能向上を図りました。車線逸脱警報機能などの機能追加により高速走行時での安全性能が更に進化しております。軽自動車は、ダイハツ工業より、アライアンスの成果としてOEM供給を受ける商品であります。
当事業に関わる研究開発費は99,276百万円であります。
※「スマートアシスト」はダイハツ工業株式会社の登録商標です。


(2)航空宇宙事業
航空宇宙カンパニーは将来にわたる持続的成長に向け、新規事業開拓のために、以下の研究開発を行っております。無人機分野では、防衛や防災等に活躍できる無人機の高機能・高信頼化の研究開発を推進し、固定翼機分野では、構造の軽量化及び高機能化に加えて、コスト低減を狙った部品加工・組立プロセスの研究開発を行っております。回転翼機分野では、新中型ヘリコプターの開発に着手致しました。また、炭素繊維強化複合材料や先進金属材料の高効率加工技術、組立・穿孔作業の自動化など生産技術分野においても積極的に取り組み、コスト競争力を高める研究開発を行っております。
当事業に関わる研究開発費は2,770百万円であります。

(3)産業機器事業
産業機器カンパニーは。「搭載サポート技術で日本のモノづくりを極める」をキーワードとして商品構成の拡充と商品力向上に取り組んでおります。
2015年度は、汎用ガソリンエンジンでは、主力機種であるEXシリーズをモデルチェンジし、外観デザインの刷新を中心に性能品質向上や減速機付仕様追加等の商品力強化を行い、より多くのお客様ニーズに対応しました。
車載用エンジンでは、レジャービークル用エンジンの商品性向上や産業機器用エンジンをベースとした小型・軽量、高機能な車載用エンジンの拡充と共に、高出力、高効率化のお客様ニーズに応えるべく鋭意開発を推進しております。
また、完成機器では、コンシューマー向け発電機としてRGH50を新たにモデル追加し、RGHシリーズの商品ラインナップ拡充を行いました。
当事業に関わる研究開発費は326百万円であります。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02152] S10081OP)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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