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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007WB8

有価証券報告書抜粋 マツダ株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度の当社グループを取り巻く事業環境は、先進国を中心に景気の回復が進んだことから、全体的には緩やかな改善基調となりました。海外では、中国をはじめとした新興国経済の成長が鈍化したものの、米国経済は個人消費の増加などにより好調に推移し、欧州においても金融緩和政策などにより緩やかな回復が続きました。日本は、新興国経済の減速による影響が見られたものの、企業収益の改善などにより、総じて緩やかな景気回復となりました。しかしながら、新興国経済の減速や年初以降で為替相場が円高に推移するなど、先行きは不透明な状況となっております。
このような状況の中、当社グループは、新世代技術「SKYACTIV TECHNOLOGY(スカイアクティブ テクノロジー)」(以下「SKYACTIV技術」という。)を梃子にした構造改革を推進し、マツダらしい魅力ある商品とサービスの提供を通じたブランド価値の向上に取り組んでまいりました。本年3月には、新型「マツダ ロードスター(海外名:MX-5)」が、「2016ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」と「2016ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」をダブル受賞するなど、「SKYACTIV技術」とデザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」を採用した新世代商品群は、グローバルで高い評価をいただいております。当社グループは、すべてのお客様にマツダブランドの提供価値である「走る歓び」と「優れた環境・安全性能」をお届けするとともに、着実な台数成長を図ってまいります。

当期のグローバル販売台数は、各市場での販売が本格化した「マツダ CX-3」や、引き続き販売が好調な「マツダ CX-5」の寄与などにより、前期比9.8%増の1,534千台となりました。
市場別の販売台数は、次のとおりです。

需要が前期を下回る中、「マツダ デミオ(海外名:Mazda2)」の販売が堅調に推移したことに加え、「CX-3」や新型「ロードスター」が販売を牽引したことにより、前期比3.5%増の232千台となりました。

米国では、好調な販売が続く「CX-5」の商品改良モデルに加えて、「CX-3」や新型「MX-5」による台数貢献により販売が順調に推移したほか、メキシコにおいても、「Mazda2」や「Mazda3(日本名:マツダ アクセラ)」の販売が増加したことにより、全体で前期比3.0%増の438千台となりました。

販売が本格化した「CX-3」や好調な販売が続く「Mazda2」などにより、前期比12.0%増の257千台となりました。国別では、ロシアで需要縮小の影響があったものの、主要国であるドイツや英国を中心に市場の伸びを大きく上回る販売となりました。

政府の小型車減税政策により、「Mazda3」の販売が高い伸びを示したほか、「CX-5」の商品改良モデルや「Mazda6(日本名:マツダ アテンザ)」も好調な販売を維持するなど、前期比9.5%増の235千台となりました。

主要市場であるオーストラリアでは、「CX-3」や新型「MX-5」の寄与により台数・シェア共に前年を上回る販売となりました。また、ASEAN市場では、タイやベトナムなどで販売が大きく増加したほか、その他の新興国市場でも、サウジアラビアやコロンビアなどで過去最高の販売を記録したことから、その他の市場全体で前期比22.6%増の372千台となりました。

当期の当社グループの連結業績は、売上高は、「SKYACTIV技術」搭載車のグローバルでの販売拡大により、
3兆4,066億円(前期比3,727億円増、12.3%増)となりました。営業利益は、出荷台数の増加や「モノ造り革新」による継続的なコスト改善等により2,268億円(前期比239億円増、11.8%増)、経常利益は2,236億円(前期比110億円増、5.2%増)となりましたが、親会社株主に帰属する当期純利益は、製品保証引当金繰入額を一部特別損失へ計上したことなどにより、1,344億円(前期比244億円減、15.4%減)となりました。

(注)当連結会計年度より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 2013年9月13日)等を適用し、「当期純利益」を「親会社株主に帰属する当期純利益」としております。

セグメント別の業績は、次のとおりです。
① 日本
当セグメントにおきましては、売上高は2兆8,157億円(前期比2,875億円増、11.4%増)となり、セグメント別営業利益(以下、利益)は1,625億円(前期比201億円増、14.1%増)となりました。これは主に、台数・車種構成の改善に加え、コスト改善の進捗等があったことによるものです。
② 北米
当セグメントにおきましては、売上高は1兆4,404億円(前期比1,843億円増、14.7%増)となり、利益は298億円(前期比81億円減、21.3%減)となりました。これは主に、台数・車種構成が改善した一方で、メキシコ新工場における償却費の増加等があったことによるものです。
③ 欧州
当セグメントにおきましては、売上高は6,900億円(前期比671億円増、10.8%増)となり、利益は87億円(前期比62億円減、41.5%減)となりました。これは主に、主要国を中心に台数・車種構成が改善した一方で、対ユーロでの円高に加え、ロシアにおける需要縮小の影響等があったことによるものです。
④ その他の地域
当セグメントにおきましては、売上高は5,950億円(前期比1,116億円増、23.1%増)となり、利益は216億円(前期比81億円増、60.0%増)となりました。これは主に、台数・車種構成の改善によるものです。

(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末より396億円増加し、5,687億円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益1,670億円及び減価償却費790億円等により、2,628億円の増加(前期は2,045億円の増加)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出789億円等により、1,081億円の減少(前期は955億円の減少)となりました。これらの結果、連結フリー・キャッシュ・フロー(営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローの合計)は、1,547億円の増加(前期は1,089億円の増加)となりました。また、財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の返済や配当金の支払等により、941億円の減少(前期は628億円の減少)となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02163] S1007WB8)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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