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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1009RYH

有価証券報告書抜粋 株式会社ユーシン 研究開発活動 (2016年11月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループでは市場環境の変化と多様化するお客様のニーズに応えることを第一に、独創的で競争力のある製品を提供できるよう研究開発に取り組んでおります。
世界市場においては、新たな価値を付加した新型車の開発が活発に行われると同時に、低価格化、小型化、軽量化のニーズも継続されています。このような環境下、開発部門におきましては、2013年に取得したValeo社のUAM事業部との機能統合を推進し、グローバルな組織体制の下、最新のトレンドを低価格で顧客に提供できるよう研究開発を推進しています。
これらの研究開発活動は当社開発本部を中核として進められていますが、自動車分野で生まれた技術を基に産業機械、住宅機器に応用した商品開発も同時に進めています。研究開発スタッフは連結会社を含む当社グループ全体で486名(従業員全体の6.8%)であります。当連結会計年度研究開発費は6,781百万円(売上高比4.4%)を支出していますが、何れも互いに技術を共用していますので、セグメント別実績は区分しておりません。

主な研究開発成果等は以下のとおりです。
(1) 自動車部門
リアゲートを自動開閉させるパワークロージャーシステムにおきましては、静音化と小型軽量化を狙った新型CSD(Compact Spindle Drive)を開発しました。大型車両を除いては、片側のみモーターを内蔵し、もう一方はスプリングのみでリアゲートを開閉可能にし、片側駆動式においては世界最小を実現しました。また、ユーザーが近づくと路面にスポットライトを照射し、それを踏むことによりハンズフリーでリアゲートの開閉操作を可能にする「StepGate」も技術確立を完了し、顧客のニーズに細かく応えた更なる利便性の向上を実現しました。これらの技術につきましては、現在多くの顧客から問い合わせをいただいております。
更に、サイドドアを開くと内側からプロテクターが飛び出して、ドアの端面を保護すると同時に、隣に駐車した車両への傷つけなどを防止するドアエッジプロテクターを開発しましたが、今期は改良により更なる小型化を実現しました。
ドアラッチ、キーセット、電動ステアリングロックには金属部品を多用していることより、CO2排出の削減を目的とした軽量化を実現しました。また動作時の音や振動を低減して、エンドユーザーに上質な操作感を与える技術開発も進めております。
ドアハンドルにつきましては、車両衝突時の衝撃によるドアの解放を防止する機構の開発を行い、ドアの開閉以外の様々な機能を付加した、高付加価値製品を開発しております。
ヒーターコントロールやスイッチにおきましては、魅力的な車造りへの貢献のため、外観と操作感の向上を目指した技術開発を継続し、商品性を大幅に向上させました。これらは国内外の顧客より好評をいただいており、今後も更なる改良を進めてまいります。

(2) 産業機械部門
農業機械並びに産業機械用の各種スイッチ、センサー及びコントロールを開発し、産業機械部品の電子・電装化に貢献できる幅広い商品を供給しております。また、農業の作業管理・機械管理サポートなど次世代のスマート農業の一役を担うべく、開発を進めております。
主な開発商品は次のとおりであります。
・コンバイン用として :主変速レバー、ズームオーガユニット、油圧制御コントロール、メーター
・トラクタ用として :OPCリレーユニット、フラッシャーランプ、ヘッドランプ、メーター、
水平制御コントロール、メインコントロール、ホーンスイッチ、
コンビスイッチ、エンジン停止ソレノイド、座席シート
・田植機用として :施肥コントロール、クーリングユニット、ヘッドランプ、照光スイッチ、
メーター
・フォークリフト用として :燃料センサー、電気車用コンビスイッチ、メーター
・建設機械用として :ワークランプ、LEDストップランプ、ヘッドランプ、コンビスイッチ、
ダイヤルスイッチ、ボディコントロールユニット、メーター、座席シート

(3) 住宅機器部門
住宅用だけでなく、集合住宅、ホテルなど建築物の錠前及びセキュリティ機器総合メーカーとして市場の将来を見据えた商品開発を進めております。
市場では利便性・防犯性の高さにより、電気錠システムを採用する建物の比率が年々高まっております。当社グループは市場のニーズとグループが得意とする電気技術を融合し、リモコン錠、スマートエントリーシステム、非接触タイプの電気錠システムを中心に開発を進めております。
前期はスマートエントリーシステムを搭載した新しい住宅用電気錠を市場投入いたしました。この電気錠は電源を『電池』にすることで施工性を高めリフォーム市場への展開が期待される商品です。駆動用のモーターと制御基板を錠前内部に収めることで部品点数を削減しコスト競争力も向上させています。また異業種へ展開する商品として『簡易電動ロッカー』の量産を開始しました。利用者の利便性を高め、そして鍵(カード)紛失時のセキュリティの向上を目的としてICタグ付きのカードをかざすことで施解錠できる非接触タイプの電動ロッカーを開発しました。
今期はホテル向け非接触カード錠のリニューアル商品の市場投入、さらにメカニカル錠のリニューアルを予定しており当社製の商品競争力を上げシェアアップを図ります。
住宅機器部門は、市場のニーズを先取りし、デザイン性・利便性・防犯性を向上させ、市場に受け入れ易いコストの実現を目指した電気錠の開発を中心にして、さらに「防犯性の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議」のCP製品やメカニカル錠の開発も着実に進め、商品ラインナップを拡大してまいります。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02181] S1009RYH)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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