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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007UWK

有価証券報告書抜粋 株式会社安永 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、大企業を中心とした企業収益の改善を背景に、設備投資は回復基調を維持したものの、新興国経済の減速等により鉱工業生産は年度を通して弱めの動きとなりました。また、個人消費に停滞感が見られるなど、景気は依然として足踏み状態が続いています。海外においては、中国で景気減速が鮮明となり、その影響もあって東南アジアの成長も鈍化しました。
当社グループの主要販売先である自動車業界は、国内販売は昨年4月の軽自動車税の増税やエコカー減税の基準厳格化が響き、低調に推移しました。海外では、景気の底堅い米国市場がガソリン安を追い風に牽引する一方、中国や新興国の一部では景気減速による販売低迷が続いています。
このような企業環境下、当連結会計年度の業績は、売上高309億13百万円(前年同期比4.4%増加)、営業利益3億73百万円(前年同期比148.7%増加)となりました。しかしながら、海外子会社の外貨建て借入金で為替評価損が発生したこと等に伴い、経常損失は1億58百万円(前年同期は3億39百万円の経常利益)となり、また、韓国子会社で固定資産の減損損失91百万円を計上したこと等に伴い、親会社株主に帰属する当期純損失は6億14百万円(前年同期は86百万円の親会社株主に帰属する当期純利益)となりました。

セグメント別の業績は次のとおりであります。


[エンジン部品事業]
国内及びインドネシアでの販売は減少しましたが、米国向け輸出の増加及び第1四半期においてタイ子会社が稼働開始したことにより、売上高は増加しました。また、原価低減活動等の取り組みにより、利益面でも良化しました。その結果、売上高209億75百万円(前年同期比4.0%増加)、営業利益1億72百万円(前年同期は1億85百万円の営業損失)となりました。

[機械装置事業]
自動車関連向け工作機械の販売は増加したものの、主に太陽電池向けワイヤソーの販売が伸びなかったことにより、営業利益は悪化しました。その結果、売上高59億43百万円(前年同期比8.6%増加)、営業損失1億55百万円(前年同期は1億27百万円の営業利益)となりました。

[環境機器事業]
売上高は微増でしたが、利益面では原価低減活動等により増益となりました。その結果、売上高36億53百万円(前年同期比1.6%増加)、営業利益2億97百万円(前年同期比37.1%増加)となりました。

[その他の事業]
当セグメントには、運輸事業及びサービス事業を含んでおります。
売上高3億40百万円(前年同期比9.4%減少)、営業利益48百万円(前年同期比56.1%増加)となりました。

上記金額には、消費税等は含まれておりません。


(2)キャッシュ・フローの状況
当社グループの当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ7億42百万円(前年同期比23.9%)増加し、38億46百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果増加した資金は、13億95百万円(前年同期は9億40百万円の増加)となりました。これは主に、減価償却費15億1百万円、仕入債務の増加額7億5百万円、前受金の増加額2億53百万円等の増加要因、及びたな卸資産の増加額12億77百万円等の減少要因によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果減少した資金は、18億85百万円(前年同期は31億79百万円の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出17億87百万円等の減少要因によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果増加した資金は、13億15百万円(前年同期は10億26百万円の増加)となりました。これは主に、長期借入れによる収入36億円、セール・アンド・リースバックによる収入3億99百万円等の増加要因、及び長期借入金の返済による支出24億43百万円等の減少要因によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


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