昭和飛行機工業株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)

(1) 業績

当連結会計年度における業績は、売上高236億53百万円(前連結会計年度比4億12百万円、1.7%減)、営業利益13億64百万円(前連結会計年度比5億91百万円、30.2%減)、経常利益10億85百万円(前連結会計年度比4億73百万円、30.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は6億87百万円(前連結会計年度比2億91百万円、29.7%減)となりました。
これは、下記セグメント別の概況に加え、金利低下による割引率変更により退職給付会計に関する数理計算上の差異の一括償却3億7百万円を計上したことによるものであります。

セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
当連結会計年度より報告セグメントの利益又は損失の算定方法を変更しており、当連結会計年度と前連結会計年度との比較は、当該変更の影響を反映しております。

[輸送用機器関連事業]

タンクローリー等の特殊車両は堅調であったものの、防衛省向けシェルタやハニカムパネル製品が伸び悩んだこと等により、当連結会計年度の売上高は89億69百万円と前連結会計年度に比べ4億27百万円、4.5%の減収となりました。セグメント損益は海外生産準備の費用が発生したことや退職給付会計に関する数理計算上の差異の一括償却の計上により4億77百万円の損失(前連結会計年度1億47百万円の利益)となりました。

[不動産賃貸事業]

商業施設「モリパークアウトドアヴィレッジ」が好調に推移し、当連結会計年度の売上高は68億3百万円と前連結会計年度に比べ2億47百万円、3.8%の増収となりましたが、開業に伴う販売促進費用等の増加によりセグメント利益は17億63百万円と前連結会計年度に比べ1億16百万円、6.2%の減益となりました。

[ホテル・スポーツ・レジャー事業]

ゴルフ・スポーツは好調でしたが、ホテルの婚礼が伸び悩み、当連結会計年度の売上高は44億23百万円と前連結会計年度に比べ46百万円、1.0%の減収となりました。セグメント利益はオペレーション改善によるコスト削減等により1億21百万円(前連結会計年度33百万円の損失)の大幅な好転となりました。

[物販事業]

福祉介護事業の環境変化や競争激化により介護用入浴装置の販売が低迷したこと等から、当連結会計年度の売上高は30億71百万円と前連結会計年度に比べ1億87百万円、5.7%の減収となりましたが、セグメント利益は12百万円と前連結会計年度に比べ8百万円の増益となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物は、前連結会計年度に比べ2億77百万円減少し、62億2百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動による資金の収入は、前連結会計年度と比べ98百万円増加し、28億85百万円となりました。これは税金等調整前当期純利益による収入が10億35百万円、減価償却費の計上による収入が21億82百万円あったこと等によります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動による資金の支出は、前連結会計年度と比べ1億25百万円減少し、33億8百万円となりました。これは主として有形固定資産取得による支出が32億43百万円あったことによります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動による資金の収入は、1億17百万円(前連結会計年度は10億98百万円の支出)となりました。これは借入金が4億50百万円増加したこと等によります。