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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1008439

有価証券報告書抜粋 株式会社セコニック 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続くなかで、政府及び日銀による各種政策の効果もあって、緩やかな回復基調が続いておりましたが、年明け以降、急激に円高が進行したことなどから先行き不透明な状況となりました。一方、世界経済は、米国においては好調な経済状況が続き、欧州でも緩やかに景気が回復しつつあるものの、米国の利上げ、中国をはじめとした新興国等の成長鈍化や資源価格の下落の影響などにより、減速感の強い状況となりました。
このような状況のもと、当社グループは、収益体質の改善を図るため、既存事業の強化とともに、事業の見直しにも着手しました。主力事業の光学電子情報機器では、市場占有率の高い露出計、OMR(光学式マーク読み取り装置)等自主ブランド製品について、新製品の開発に注力し国内外での販売を推進しました。OMRにおいては今春の都立高校入試で全都立高校に採用され、今後全国の公立高校への展開が期待されております。市場規模の拡大が見込まれる監視カメラについても新製品を開発し市場投入をしております。一方、電装機材事業では、株式会社セコニック電子が基板実装事業からの撤退を決め、今後は当該事業以外の精密機器製造関連の事業拡大に経営リソースを集中することとしました。また、新たに、システム・ソフトウェア開発事業に進出するべく、その体制整備を進めました。
このような取り組みを行った結果、当連結会計年度の業績は、プロッタやプリンター等事務機器事業の売上が受託元企業の事業環境の変化等の影響から低調であったものの、露出計やOMR等の光学電子情報機器事業の売上が好調であったことから、売上高は、9,065百万円(前期比0.3%増加)となり、その結果、営業利益につきましても、前期より増加して109百万円(前期は営業利益6百万円)となりました。しかし、経常損益については、為替差損等の営業外費用を計上したこと等から、86百万円(前期は経常利益329百万円)の経常損失となりました。また、基板実装事業撤退にかかる事業整理損失として182百万円を計上したこと等から、親会社株主に帰属する当期純損益は、338百万円の純損失(前期は親会社株主に帰属する当期純利益71百万円)と、前期から大きく悪化しました。

セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。

(事務機器)
当事業の主な製品は、複写機オプション・ユニットやプロッタであり、事務機器メーカーからの委託にもとづく受託生産を行っております。下期に入り受託元企業の事業環境の変化等の影響を受け、プロッタやプリンターの受注が減少したこと等から、売上高は2,850百万円(前期比17.5%減少)、セグメント損失32百万円(前期はセグメント利益61百万円)となりました。

(光学電子情報機器)
当事業では、露出計やOMR(光学式マーク読み取り装置)等の自主ブランド製品の売上が好調でありましたが、新製品10機種を市場投入し売上増を期待していた監視カメラは、市場トレンドの変化のなか、当初想定ほどには売上が伸びなかったこと等もあり、売上高は3,520百万円(前期比17.1%増加)、セグメント利益は291百万円(前期比48.7%増加)となりました。

(電装機材)
当事業の主な製品は、基板実装、束線、無機エレクトロ・ルミネッセンス(EL)であります。そのなかで株式会社セコニック電子において事業展開する基板実装についてはすでに撤退を決定しておりますが、当連結会計年度においては、特段マイナスの影響は無く、むしろ今後同社が注力する医療機器の部組受託が増加したこと等から、売上高2,482百万円(前期比5.0%増加)、セグメント利益115百万円(前期比188.8%増加)となりました。

(不動産賃貸)
当事業は、商業施設などの賃貸により、売上高は211百万円(前期比0.4%増加)となり、セグメント利益は190百万円(前期比8.5%減少)となりました。


(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ68百万円増加の1,902百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は600百万円(前連結会計年度は397百万円の資金の支出)となりました。これは主に、棚卸資産の減少294百万円、及び仕入債務の増加217百万円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は190百万円となり、前連結会計年度に比べ支出が49百万円減少しました。これは主に、投資有価証券の取得による支出171百万円、及び有形固定資産の取得による支出69百万円があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は267百万円(前連結会計年度は594百万円の資金の収入)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出204百万円、短期借入金の返済による支出55百万円があったことによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02287] S1008439)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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