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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1008Q47

有価証券報告書抜粋 アクモス株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2016年6月期)


研究開発活動メニュー株式の総数等

(1) 重要な会計方針及び見積り

当社グループの連結財務諸表は、重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況」に記載のとおりであり、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づいて作成されております。
また、これらの連結財務諸表の作成にあたって、決算日における資産・負債の数値及び偶発債務の開示並びに当該会計年度の収益・費用の数値に影響を与える見積りを必要とする場合があります。見積りによる算定を採用する場合において、当社グループの経営陣は、貸倒債権、たな卸資産、投資、アフターサービス、偶発事象、訴訟等に関する見積り及び判断に対して、継続して評価を行っています。経営陣によるこれらの判断・評価は、過去の実績や状況に応じ合理的だと考えられる要因に基づいて行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果と異なることがあります。

文中における将来に関する事項の記載は、提出日現在における当社グループの判断に基づいております。

なお、当連結会計年度より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 2013年9月13日)等を適用し、「当期純利益」を「親会社株主に帰属する当期純利益」としております。

(2) 財政状態の分析

①資産、負債及び純資産の状況
連結子会社であった株式会社エクスカルを第2四半期末に連結範囲から除外しております。これにより、株式会社エクスカルの第2四半期末における資産101百万円、負債28百万円が減少し、資産の部に関係会社株式64百万円が増加しております。なお、以下の区分毎の変動要因の金額には、株式会社エクスカルの連結除外による影響額が含まれております。
Ⅰ.資産
当期末の総資産は前期末に比べ382百万円減少し、2,263百万円となりました。これは主に、現金及び預金の減少283百万円、商品の減少61百万円、無形固定資産の減少34百万円(のれんの償却40百万円を含む)、売掛金の減少19百万円があったことによるものです。
Ⅱ.負債
当期末の負債は前期末に比べ476百万円減少し、960百万円となりました。これは主に、買掛金の減少97百万円、短期借入金の減少40百万円、長期借入金の減少108百万円、未払金の減少31百万円、製品保証引当金の減少114百万円、退職給付に係る負債の減少20百万円があったことによるものです。
Ⅲ.純資産
当期末の純資産は前期末に比べ94百万円増加し、1,302百万円となりました。主な理由は、親会社株主に帰属する当期純利益113百万円、その他有価証券評価差額金の減少10百万円があったことによるものです。

(3) 当連結会計年度の経営成績の分析

当連結会計年度の経営成績のうち連結売上高の状況及び連結損益の状況につきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (1)業績」に記載しております。

(連結経営成績)
①売上高
当連結会計年度の売上高は、前期に比べて104百万円(2.6%)減少し3,898百万円となりました。売上高が
減少した主な要因は、消防通信指令システム案件の減少によるものです。
②売上総利益
当連結会計年度の売上総利益は、前期に比べて212百万円増加し、1,128百万円(前期は915百万円)となりました。当連結会計年度の売上総利益率は28.9%(前期は22.8%)となりました。
③販売費及び一般管理費
当連結会計年度の販売費及び一般管理費は1,016百万円(前期は1,046百万円)で、販売費及び一般管理費の当連結会計年度の売上高に対する割合は26.0%(前期は26.1%)となりました。
④営業損益
売上高は減少したものの、売上原価の減少により営業利益は111百万円(前期は営業損失131百万円)となりました。
⑤経常損益
保険配当金3百万円、助成金収入2百万円など15百万円を営業外収益として計上し、支払利息5百万円など5百万円を営業外費用として計上しており、これらの結果、経常利益121百万円(前期は経常損失128百万円)となっております。
⑥税金等調整前当期純損益
株式会社エクスカルにおいて契約解除損失6百万円、事業整理損9百万円等により、税金等調整前当期純利益は122百万円(前期は税金等調整前当期純損失245百万円)となっております。
⑦親会社株主に帰属する当期純損益
以上の結果、法人税等6百万円などを控除した後の当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は113百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失298百万円)となっております。

(4) 経営成績に重要な影響を与える要因について

「第2 事業の状況 4 事業等のリスク」に記載しております。

(5) 経営戦略の現状と見通し

経営戦略の現状につきましては、「第2 事業の状況 3対処すべき課題」に記載しております。
当社は企業理念として、アクモスグループの持続的成長を実現し事業活動を通じて社会に貢献するために、アクモスグループの一人ひとりが共有すべき方針と価値観を定めております。
①「アクモスグループ経営理念」
当社グループは、「私たちアクモスグループは、お客様に感動していただけるプロフェッショナルなサービスを提供いたします。」という経営理念の下、アクモスグループの持続的な成長を目指して事業を推進してまいります。
「プロフェッショナル」 「私たちの姿勢」を表現
私たちは、お客様のニーズの変化に柔軟に対応する力を培(つちか)い、一人ひとりがプロフェッショナルとして使命感を持ち、常にお客様の期待を超える最適なサービスを提供することを意味しています。
「感動」「私たちの心」を表現
お客様の感動を一人ひとりの喜びとする心で、アクモスグループのプロフェッショナルサービスを通じて多くの感動を創出することを意味しています。

②「ACMOS=アクモス」とは?
経営理念の「感動」というキーワードは、アクモスグループにとって最も大切な価値観であり、その「感動」を支える「責任」、「協調」、「誠実」、「創出」、「成長」の5つの価値観をアクモスの英文社名の「A C M O S」とそれぞれ関連付けました。


③行動指針「ACMOS 5」
行動指針「ACMOS 5」は、アクモスグループの構成員一人ひとりがお客様と強い信頼関係を築き、感動をともにするためにどのように行動するのかを明確にした基準です。

行動目標
「私たちは、お客様と強い信頼関係を築き感動をともにします。」
「ACMOS 5」
◆プロフェッショナルとして責任を最後まで全うします。
◆お客様や仲間と協力して強いチームを作ります。
◆正しいと思うことを愚直なまでに誠実にやり続けます。
◆創意工夫して新しいサービスを生み出します。
◆常に向上心をもって成長し続けます。

④プロフェッショナルサービス事業、プロフェッショナル・サービス・プロバイダー
現在のアクモスグループの主な事業領域は情報技術事業ですが、中長期的なアクモスグループの成長発展のためには、現在の主力事業に縛られることなく、お客様の期待値を超える専門的なサービスを提供する事業、すなわち「プロフェッショナルサービス事業」をグループの事業領域とし、私たち一人ひとりが専門性を持ち、お客さまの期待を超える価値を提供していていく「プロフェッショナル・サービス・プロバイダー(PSP)」を目指します。

(中長期的な会社の経営戦略)

当社グループの中期経営戦略は中期経営計画に基いて実行しております。終了した2014年6月期から2016年6月期における3ヶ年の中期経営計画では、「再生から成長、創造へ」をスローガンに、
・専門性強化、成長分野の取り込みにより、事業の進化を図る
・人材力・技術力のアップにより、サービス価値の向上を目指す
・お客様の事業の成功に貢献し、安定的収益力を確保
という3つの基本方針に取組みました。人材力・技術力向上の取り組みによりクラウドサービスの展開や医療情報システム運用サービスの拡大などサービス価値向上の成果が現れました。また、消防通信指令システムSYMPROBUS Fシリーズの納品の他、マイナンバー管理サービス、国勢調査向け統計調査支援システム、ストレスチェックサービス等、時流や需要に応じたソリューションの提供を行いましたが、消防通信指令システムの開発で損失が拡大し収益力向上に繋げることができませんでした。当初、2016年6月期の経営目標は売上高50億円、営業利益4億円掲げておりましたが、実績は売上高38億円、営業利益1.1億円と未達となりました。
前中期経営計画の課題を踏まえ、新たに基本となる長期ビジョンの策定と併せて、2017年6月期からの新たな3ヶ年の中期経営計画を策定致しました。
(長期ビジョン)
社会に必要とされる企業であり続けることを目標に、アクモスグループが2025年に向けて取り組む事業の方向性を示すものとして「アクモスグループ 長期ビジョン2025」を策定致しました。
「アクモスグループ 長期ビジョン2025」における目指すべき方向性と基本方針は以下の通りです。
(目指すべき方向性)
1.アクモスグループは、きらりと光るICTサービスを提供して持続的な成長を実現します。
2.アクモスグループは、個性豊かな企業集団を目指します。

(基本方針)
1.顧客創造 新しいICTサービスの提供による新顧客の開拓
2.付加価値増大 全員経営による付加価値の創造
3.アライアンス アライアンスによる顧客感動の追求
4.シナジーの発揮 グループシナジーの活用と人材交流
5.社員の幸せ 仕事を通じて社員の幸せと成長の実現
(中長期目標)
長期ビジョン2025において3年毎に中期経営計画を策定し、長期ビジョンの方向性を目指して計画を進めてまいります。
各中期経営計画におけるテーマは以下の通りです。
中期経営計画Ⅰ
(2016/07-2019/06)
中期経営計画Ⅱ
(2019/07-2022/06)
中期経営計画Ⅲ
(2022/07-2025/06)
テーマ変革発展進化
持続的成長プロセス専門特化。技術・産業に特化した事業変革専門分野を深耕し、新サービスでお客様を獲得収益の柱となる自社ブランド事業の創出

平成29(2017)年6月期からの3ヶ年における中期経営計画Ⅰ(2016/07-2019/06)では、テーマを「変革」と致しました。産業や技術分野等特定の対象を深耕し、当社グループの技術を生かしたソリューション、サービスを提供する専門特化による事業変革を進めます。
中期経営計画Ⅰ(2016/07-2019/06)における基本方針は以下の通りです。
1.時流に適応したICTで、お客様にとって価値あるサービスを生み出し続ける
2.部門別採算管理(WINGシステム)を活用し、社員の成長と付加価値創出を目指す
グループ各社では事業戦略として専門特化による事業変革とアライアンスの推進を進めてまいります。また、人材の育成においても事業戦略において特化した領域における専門性の高い人材育成を目指してまいります。
組織戦略としては、当社単体で実施していたWINGと呼ぶ小集団単位での部門別採算管理をグループ各社に拡大し、部門別採算管理の浸透と全員参加経営を進め付加価値の増大を図ってまいります。

経営目標(定量的目標)
当社グループの中長期の経営戦略は長期ビジョンと中期経営計画に基づいて実行致します。目標とする経営指標
としてはROE(株主資本利益率)及び時間当たり付加価値(注)を採用しております。長期ビジョンにおける長期の数値目標はROE15%、時間当たり付加価値5,000円であります。なお、2017年6月期からの中期経営計画Ⅰ(2016/07-2019/06)における経営目標は以下の通りです。
第26期
2017年6月期
第27期
2018年6月期
第28期
2019年6月期
売上高(百万円)4,0004,2004,500
営業利益(百万円)120210270
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)100190230
ROE(%)71212以上
時間当たり付加価値(円)3,0003,2003,300

(注)時間当たり付加価値は以下のように定義しております。
(収入-労務費以外の経費)÷総稼働時間=時間当たり付加価値

(6) 資金の源泉及び流動性についての分析

「第2 事業の状況 1 業績等の概要(2)キャッシュ・フローの状況」に記載しております。

(7) 経営者の問題認識と今後の方針について

「第2 事業の状況 3 対処すべき課題」に記載しております。

研究開発活動株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02324] S1008Q47)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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