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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007VJF

有価証券報告書抜粋 ニチハ株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、好調な企業収益を背景とした設備投資の回復や実質所得の押し上げ等に伴う個人消費の底堅さなどにより、景気は総じて緩やかな回復基調が続きましたが、一方では中国を中心とした新興国経済の失速、資源価格の大幅下落、地政学的リスクの高まりなどから期後半には減速感も強まりました。
住宅産業におきましては、2014年度の消費増税に伴う大幅な落ち込みから持ち直しつつあり、2015年度の全体の新設住宅着工戸数は92万戸と前年度比4.6%、当社グループ事業との関係が特に強い戸建て住宅に限っても同2.2%と増加に転じました。
当社グループの主力製品である窯業系外装材の販売は、戸建て住宅の着工から遅行するため、2015年度も前半は前年度の着工数減の影響を受けるかたちで回復が遅れ、業界全体の国内販売数量は、前年度に比し2.4%(JIS規格の改正に伴い2009年度よりJIS規格対象外となった12mm厚製品を含む従来基準)の減少となりました。
このような市場環境の下、当社グループは、耐候性・メンテナンスコストなどの面で優れた新世代外装材「Fu-ge(フュージェ)」などの顧客ニーズに沿った高付加価値商品のアピールに努めるとともに、各種販売施策を講じて積極的な拡販を図りました。また、公共施設・商業施設などの非住宅市場や将来的に成長が期待できる有望な海外マーケットの開拓のほか、生産性・効率性・採算性の向上を目指し合理化とコスト削減に注力いたしました。
この結果、当社グループの当連結会計年度の連結業績は次のとおりとなりました。
(金額単位:百万円)

前連結会計年度当連結会計年度増減
金額率(%)
売上高106,730111,3244,5934.3
営業利益6,7468,3491,60323.8
経常利益7,4218,21279010.6
親会社株主に帰属する当期純利益4,8785,37349510.1

売上高につきましては、国内事業において、主力の窯業系外装材が高付加価値商品の拡販などにより業界内シェアを順調に上昇させたことから、業界全体での回復が遅れる中で増収に転じたほか、米国窯業系外装材事業は引き続き好調に推移し売上高を伸ばした結果、全体の売上高は1,113億24百万円と前連結会計年度比45億93百万円(4.3%)の増収となりました。
損益につきましては、国内外装材事業が増収と合理化効果やエネルギー単価下落などによるコストダウンから増益となったほか、米国窯業系外装材事業も増益となり、営業利益は83億49百万円と前連結会計年度比16億3百万円(23.8%)の増益、経常利益は前連結会計年度に計上した為替差益が為替差損に転じたことなどから82億12百万円と同7億90百万円(10.6%)の増益となりました。
また、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、特別損益で2億11百万円の損失となったこともあり、53億73百万円と同4億95百万円(10.1%)の増益となりました。

セグメント別の業績は次のとおりであります。
外装材事業
売上面では、前記のとおり、国内外装材事業・米国窯業系外装材事業のいずれも増収となったことから、売上高は1,020億81百万円と前連結会計年度比47億13百万円(4.8%)の増収となりました。
また、損益面では、前記のとおり、国内外装材事業・米国窯業系外装材事業の増収に伴う増益やコストダウンなどにより、セグメント利益(営業利益)は100億68百万円と同15億6百万円(17.6%)の増益となりました。

なお、当連結会計年度より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 2013年9月13日)等を適用し、「当期純利益」を「親会社株主に帰属する当期純利益」としております。

(2) キャッシュ・フロー
当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動の結果得られた資金が108億27百万円、投資活動の結果使用した資金が41億14百万円、財務活動の結果使用した資金が55億33百万円となり、前連結会計年度末に比し11億92百万円増加し、当連結会計年度末には172億18百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は108億27百万円となりました。これは、主に、償却前利益(税金等調整前当期純利益+減価償却費)で129億6百万円を計上したほか、たな卸資産が8億47百万円減少、仕入債務が5億円増加するなど資金の増加要因があった一方で、売上債権が17億71百万円増加、法人税等の支払額が21億36百万円となるなど資金の減少要因もあったことによるものであります。この結果、前連結会計年度との比較においては、償却前利益で8億88百万円、仕入債務の増減額で20億95百万円、それぞれ増加したことなどにより、前連結会計年度に比し22億56百万円の増加となりました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は41億14百万円と前連結会計年度比1億12百万円の増加となりました。これは、主に、有形固定資産の取得による支出が37億19百万円あったことなどによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は55億33百万円と前連結会計年度比8億1百万円の増加となりました。これは、主に、長期・短期合わせた借入金を42億87百万円減少させたほか、配当金の支払額が10億89百万円あったことなどによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02415] S1007VJF)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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