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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100834O

有価証券報告書抜粋 株式会社マースグループホールディングス 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度における我が国経済は、政府の経済対策や日本銀行による金融緩和政策を背景に企業収益や雇用環境が改善し、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。しかしながら、国内個人消費の回復は弱く、中国をはじめとした新興国経済の景気減速により為替や株式市場への影響が懸念されるなど、景気の先行きは依然として不透明な状況が続きました。
当社グループの主要販売先であるパチンコ業界におきましては、レジャーの多様化や消費税増税等による個人消費の回復の遅れで遊技人口及び遊技金額は減少傾向にあり、廃業に追い込まれるパチンコホールがある一方で、資金力のあるパチンコホールは新店や既存店の買収で更に出店を進めました。期の後半は、パチンコ機及びパチスロ機の自主規制の影響もあり、遊技機の入替を伴う改装や新規出店を見合わせるパチンコホールが多く、市場における周辺設備の更新需要は大きく落ち込みました。
このような状況の中、開発型企業グループである当社グループは、開発、製造、販売、アフターサービスに至る一貫体制で、製造原価の低減や多様化する顧客ニーズに適した製品を販売するとともに、充実したアフターサービス体制で付加価値の向上に努め、他社との差別化を図りながら提案販売を行ってまいりました。
この結果、当連結会計年度の業績は、売上高264億42百万円(前期比4.8%減)、営業利益44億31百万円(同12.7%減)、経常利益48億6百万円(同11.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益29億95百万円(同15.5%減)となりました。
セグメントの実績は次のとおりであります。

[アミューズメント関連事業]
パチンコ業界では、店舗の大型店化が進む中で運営に必要な人材の確保、遊技人口が減少する環境下での集客が課題となっており、パチンコホールを取り巻く経営環境は厳しい状況が続きました。
このような状況の中で当社グループは、少人数で効率的なホール経営を実現する「パーソナルPCシステム(以下、「パーソナル」という。)」を中心としたトータルシステムの提案販売を推し進め、市場シェアの拡大に努めてまいりました。当連結会計年度におけるパーソナルの売上実績は145店舗、当連結会計年度末時点における導入(実稼働)店舗数は累計1,557店舗(市場シェア17.2%)となりました。また、パーソナルを含めたプリペイドカードシステムの売上実績は151店舗、導入(実稼働)店舗数は累計2,051店舗(市場シェア22.7%)となりました。
空気の力で紙幣を搬送する「Air紙幣搬送システムHayate(疾風)」は確かな技術とメンテナンスフリーなパフォーマンスが市場から高く評価され、導入店舗数は累計600店舗が目前に迫っております。新製品の「立体Air紙幣搬送システム」は従来機と同様に紙幣を水平方向に運ぶだけでなく、垂直方向にも運ぶことができ、あらゆる場所に金庫の設置が可能となりました。
高い市場シェアを誇る「景品管理システム」におきましては、接客サポートシステムが会員の来店を従業員にお知らせする音声通知機能や接客する従業員に会員の来店履歴や嗜好品を表示する機能を有し、競合店との差別化を考えるパチンコホールの質の高い接客サービスを強力にサポートするシステムとして導入が進みました。更に、新製品で業界最速の払い出し機能を持つ「景品払出収納庫」を導入することで、カウンター業務はよりスムーズな接客サービスを実現できるようになりました。
この結果、アミューズメント関連事業の売上高は、193億2百万円(前期比11.4%減)、セグメント利益は41億30百万円(同16.4%減)となりました。

[自動認識システム関連事業]
RFIDやバーコード等を活用した自動認識システムは、業種を問わず様々なビジネスシーンで活用できるシステムであります。当社子会社の株式会社マーストーケンソリューションが主体となり、FA市場、流通市場、アミューズメント市場、健診市場等、広く新規市場への展開を目指し提案販売活動を行っております。市況観、販売状況は依然厳しいものの、低迷していた国内製造業の設備投資は業界ごとに緩やかな回復基調にあり、その中で新製品開発、投入を行い、前年同期の実績を上回ることができました。
また、2015年10月1日付にて株式会社マーストーケンソリューションは、非連結子会社のマース東研X線検査株式会社を吸収合併し、X線検査関連事業を引継ぎました。今後は更に自動認識関連システム分野での事業領域を広げて活動してまいります。
この結果、自動認識システム関連事業の売上高は57億26百万円(前期比18.4%増)、セグメント利益は5億41百万円(同6.3%増)となりました。

[ホテル関連事業]
ホテル業界におきましては、2015年に日本を訪れた外国人が推計1,973万人(日本政府観光局の発表)で過去最高を更新し、また、国内におきましても観光需要は好調に推移しており、良好な経営環境が続きました。
福岡市博多区のホテルサンルート博多は、JR博多駅に程近い立地と質の高いサービスが評価され、地域で一番の稼働率を維持することができました。静岡県御殿場市のマースガーデンウッド御殿場は、認知度の向上に伴うリピート客の増加やイベントによる利用で稼働率が向上いたしました。関連事業の「海鮮処博多松月亭(ホテルサンルート博多内)」及び「鉄板焼銀明翠GINZA(東京銀座)」は認知度も高まり、順調に利用者数が増加しました。また、インターネットによる関連商品の販売が好調に推移いたしました。
この結果、ホテル関連事業の売上高は14億13百万円(前期比24.6%増)、セグメント損失は2億46百万円(前期は3億76百万円のセグメント損失)となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、193億15百万円となり、前連結会計年度末より29億1百万円減少(前期比13.1%減)となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、50億80百万円(前連結会計年度末は23億54百万円の収入)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益49億18百万円、営業貸付金の減少額13億55百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は、43億16百万円(前連結会計年度末は2億2百万円の収入)となりました。これは主に投資有価証券の取得による支出38億91百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は、37億21百万円(前連結会計年度末は29億6百万円の支出)となりました。これは主に自己株式の取得による支出26億81百万円、配当金の支払額10億39百万円によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02424] S100834O)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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