シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1008KKA

有価証券報告書抜粋 株式会社IGポート 業績等の概要 (2016年5月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、年度前半、円安の定着により輸出企業の業績が改善し、訪日外国人の消費拡大もあり国内消費にも明るい兆しもみられました。しかしながら、年度後半は、円高基調や株安が進んだことにより、消費マインドの悪化で個人消費も伸び悩み、今後の企業業績が不安視されています。米国では、これまでのドル高や原油安により経済は減速しましたが、ドルや原油は反転し経済指標は強弱入り混ざっていますが、経済は概ね回復基調にあります。欧州については、金融緩和策により主要国を中心に経済は緩やかに回復しておりますが、英国のEU離脱問題や中国経済の減速等により、国際経済の先行きに懸念材料を残す状況であります。
当社グループを取り巻く事業環境について、アニメーション産業は、依然として少子化や娯楽の多様化により厳しい状況が続いております。一方、有料配信の市場が成長しており、さらに、ヒット作品の実写化や舞台化、イベント等の開催により収益の多様化が進み、市場規模は拡大しております。また、ヘッドマウントディスプレイ機器の普及が進み、映像コンテンツ等を利用した仮想現実の没入体験ができる、VR(バーチャルリアリティ)が注目されております。出版産業は、1999年時点で全国に約22,200店あった書店が2014年時点で約13,700店にまで減少するなど、市場規模の縮小による厳しい状況が続いておりますが、スマートフォンやタブレット端末の普及に加え高速データ通信への移行が進み、デジタル化された多様なコンテンツを手軽に楽しめる環境が整い、電子書籍市場が年々拡大しております。無料で公開されたマンガが読者の評価を得て単行本化し、販売部数を伸ばすビジネスモデルが動き出し期待されております。
このような情勢のもと当社グループは、劇場用アニメーション6タイトル、テレビアニメシリーズ9タイトル、ビデオ用アニメーション1タイトル、その他ゲーム用・CM用アニメーション等の映像制作事業、コミック誌(12点刊行)・限定版8点を含むコミックス、ノベルス、画集を含む書籍(109点刊行)の企画、製造、販売の出版事業、作品へ出資することによる二次利用から生じる収益分配を主とする版権事業を中心に行い、前期に比べ減収増益となりました。
これらの結果、当連結会計年度の売上高は8,010,650千円(前期比8.6%減)、経常利益は403,399千円(前期比30.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は169,578千円(前期は105,037千円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。
各セグメントの業績は次のとおりであります。
① 映像制作事業
映像制作事業におきましては、劇場用アニメーション「攻殻機動隊 新劇場版」「屍者の帝国」「劇場版 進撃の巨人 後編~自由の翼~」「カラフル忍者いろまき」等、テレビ用アニメーション「ハイキュー!! セカンドシーズン」「フューチャーカード バディファイト100」「甲鉄城のカバネリ」「終わりのセラフ」「蒼穹のファフナー EXODUS」等、ビデオ用アニメーション「To LOVEる ダークネス」、その他、ゲーム用やCM用等のアニメーション、実写のドラマやCM等を制作いたしました。
以上により、当事業の売上高は4,961,012千円(前期比16.2%減)、制作ラインの建て直しによる受注調整や制作期間の長期化、また、デジタル化に向けての費用が増えたことにより、営業損失は125,252千円(前期は293,136千円の営業損失)となりました。
② 出版事業
出版事業におきましては、コミック誌の定期刊行物は「月刊コミックガーデン」(12点)を刊行いたしました。書籍(コミックス、ノベルス、画集を含む)は「魔法使いの嫁」「PEACEMAKER 鐵」等の最新刊、「ARIA 完全版 ARIA The MASTERPIECE」等、限定版8点を含む109点を刊行しました。特に「魔法使いの嫁」は、現在5巻まで刊行され、累計250万部を突破したほか、2015年6月に新作アニメが劇場公開された「ARIA The AVVENIRE」の関連グッズの販売が好調でした。また、利益率の高い電子書籍での収入が前期比30%増となっており、収益の改善に貢献しました。
以上により、当事業の売上高は1,574,445千円(前期比4.3%減)、営業利益は314,174千円(前期比23.3%増)となりました。
③ 版権事業
版権事業におきましては、「進撃の巨人」「サイコパス シリーズ」「蒼穹のファフナー シリーズ」「攻殻機動隊 シリーズ」「宇宙戦艦ヤマト2199 シリーズ」「ハイキュー!! シリーズ」等の二次利用による収益分配を計上しました。
以上により、当事業の売上高は1,131,693千円(前期比30.5%増)、営業利益は332,380千円(前期比8.3%減)となりました。
④ その他事業
その他事業におきましては、雑誌のイラスト書きやキャラクターの商品化等により当事業の売上高は343,499千円(前期比2.2%増)となり、営業損失は10,475千円(前期は25,532千円の営業利益)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物は3,437,768千円となり、前期と比べ875,396千円(34.2%)の増加となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動による資金の増加は、1,382,995千円(前期は611,108千円の増加)となりました。これは主に減価償却費が629,498千円、預り金の増加が369,916千円、税金等調整前当期純利益が362,710千円、たな卸資産の減少が307,585千円となり、一方、売上債権の増加が148,473千円、仕入債務の減少が114,458千円等があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動による資金の減少は、438,525千円(前期は485,853千円の減少)となりました。これは主に出資金の回収による収入が82,045千円となり、一方、映像マスター他有形固定資産の取得による支出が433,342千円、無形固定資産の取得による支出が45,337千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動による資金の減少は、67,813千円(前期は17,769千円の増加)となりました。これは主に長期借入の返済による支出が39,996千円、リース債務の返済による支出が18,006千円等によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02480] S1008KKA)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。