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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007ZGW

有価証券報告書抜粋 岩谷産業株式会社 研究開発活動 (2016年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


当連結会計年度の研究開発活動は、水素エネルギー社会の実現に向けた水素関連技術に注力するとともに、「ガス&エネルギー」を基軸に幅広く推進しました。
研究開発活動は、イワタニグループの技術を集約する形で2013年4月に開設した中央研究所(兵庫県尼崎市)を中心に行っております。同研究所は開かれた研究所としてユーザーやパートナー企業と接点を持ちながら、基礎研究から応用研究、商品開発まで行っています。
当連結会計年度における当社グループ全体の研究開発費は11億73百万円であり、そのうち主なものは当社の11億29百万円であります。
なお、セグメントごとの研究開発活動は次のとおりです。

(水素関連)
水素社会の実現に向けた水素エネルギー関連の研究開発は、燃料電池技術を主として、経済産業省、環境省、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)等からの委託研究や各種研究補助事業制度(国プロ等)を活用しながら進めております。
主な研究開発案件は、①燃料電池フォークリフトの実用化に向けた最適水素インフラ整備に関する開発、②水素ステーション用低コスト機器・システムに関する研究開発(水素計量技術、水素品質管理技術等)、③水素ステーションの設置・運用等における法規制緩和に向けた技術基準の策定に関する研究、④純水素型燃料電池コージェネレーションシステムの開発、⑤オーストラリア褐炭を利用した水素大規模海上輸送サプライチェーン構築に向けた研究などとなっております。特に水素ステーション関係については、法規制緩和に必要となる液化水素に対する材料試験や大規模水素ガス漏洩拡散試験に注力し技術データの蓄積を行っております。また、水素ステーションの建設およびランニングコストを低減するために、構成機器となる熱交換器や流量制御システムなどのイノベーションを行っています。

(総合エネルギー事業)
当社の主力商品であるカセットガスを利用した応用商品の開発に注力しており、2015年度は、世界初となる乾電池も電気コードも不要の「カセットガスファンヒーター:風暖」の商品化へとつなげました。
また、カセットガスからの改質ガスを固体酸化物型燃料電池(SOFC)に供給して発電するポータブル発電機の開発に取り組みました。

(産業ガス・機械事業)
当社オリジナル技術である高濃度オゾンガスによる金属表面改質技術「オゾンパッシベーション」は、新たな改質プロセスの開発や品質管理技術の向上を図りました。
溶接技術については、自動車製造向けなどに薄板亜鉛メッキ鋼板に対する低スラグ、防錆を特長とする高品質溶接技術を確立させました。
産業機器関連としては、すでに電子部品製造分野向けに商品化しているエリア除電装置を発展させ、空調設備に組み込み室内全体の静電気発生を抑えるシステムを開発しました。

(マテリアル事業)
レンズなど化学品原料として需要の大きい蛍石(フッ化カルシウム)の合成技術について、廃フロンからの分解ガスを利用した量産プロセスを確立しました。さらに、高付加価値のフッ化化合物の合成技術にも着手しております。
また、本格的に事業参入したパーム椰子殻やウッドチップなどのバイオマス燃料事業において、性状分析や熱量分析技術を確立し、品質管理体制を強化しました。

(自然産業事業)
野菜の鮮度保持技術である「フレッシュアイ」技術のさらなる応用展開に注力し、九条ネギなどの京野菜への適用に取り組んでいます。
また、植物工場については事業化するための基礎技術を確立させました。
さらに、冷凍食品や加工食品の残留農薬分析、微生物分析の精度を高め「食の安全」を強化しました。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02567] S1007ZGW)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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