有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10095SO
株式会社ウエストホールディングス 業績等の概要 (2016年8月期)
(1) 業績
当連結会計年度における我が国経済は、個人消費や企業収益の一部に弱さが見られるものの、雇用環境の改善や企業の設備投資には持ち直しの動きが見られるなど緩やかな回復傾向となりました。しかしながら、アジア新興国等の経済減速や英国のEU離脱問題など世界経済の不確実性の高まりもあり、依然として先行き不透明な状況となっております。このような状況の中、当社グループは、従来から行っている太陽光発電システムの材料調達・施工・販売・O&M(オペレーションアンドメンテナンス)の事業を推進する中で、建物施設の省エネ診断を行い、設備・機器の過剰稼働や老朽化など問題箇所を様々な最新技術や製品を組み合わせ、最適な省エネサービスを提案する(エスコ事業)等のトータルエネルギー事業への展開を進めてまいりました。
また、提携金融機関とのアライアンスを強化し、従来からの太陽光発電事業に加え、新たに省エネサービスのエスコ事業及び企業や地方自治体向けの電力販売についてもビジネスマッチング契約を締結し、事業拡大を行ってまいりました。
この結果、当連結会計年度における当社グループの売上高は369億97百万円(前期比20.2%減)、営業利益を49億68百万円(前期比16.4%減)、経常利益を47億87百万円(前期比12.2%減)計上し、親会社株主に帰属する当期純利益を26億87百万円(前期比21.1%減)計上いたしました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
なお、当連結会計年度より報告セグメントとして記載する事業セグメントを変更しており、当連結会計年度の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。
① 太陽光発電事業
固定価格買取制度の運用見直しが行われる中、地域に密着したパートナー戦略を展開し、金融機関や大手税理士法人事務所、全国の工務店からの情報提供を中心に営業活動を行い、買取価格の下落があったものの安定的な受注を継続してまいりました。しかしながら8月の度重なる台風の影響により、工事の遅れが生じました。
以上の結果、売上高は374億34百万円(前期比22.0%減)、営業利益は56億38百万円(前期比11.4%減)となりました。
② メンテナンス事業
当社グループにて企画・設計・施工を行ったメガソーラー発電所を中心に、太陽光発電所のオーナー様へ安全・安心・感動を提供し、受注実績を積み上げてまいりました。
以上の結果、売上高は12億41百万円(前期比139.7%増)、営業利益は2億47百万円(前期は営業利益1百万円)となりました。
③ 電力事業
回避可能費用の算定方法の見直しがあり、4月1日以降は回避可能費用単価の算出方法を原則、市場価格連動に移行させるなどの制度変更に対する体制整備に時間を要したことにより、受注活動の開始が遅れました。一方、自社売電事業については、大型メガソーラー発電所の新たな稼働や地方自治体との屋根借り協定による太陽光発電所及び風力発電所も順調に稼働してまいりました。
以上の結果、売上高は28億60百万円(前期比639.9%増)、営業利益は3億38百万円(前期は営業利益14百万円)となりました。
④ 省エネルギー事業
太陽光発電事業と同様の地域に密着した業務提携先とのパートナー戦略を展開し、商業施設や工場・病院などのエネルギーを大量に消費する施設に対して、省エネのトータルサービスを提供し、省エネ効果を確約し、お客様には新たな費用負担が生じないウエストエスコ事業の受注拡大に努めてまいりました。
以上の結果、売上高は1億12百万円(前期比13.7%増)、営業損失1億85百万円(前期は営業利益19百万円)となりました。
⑤ その他の事業
その他事業の売上高は7百万円(前期比30.7%増)、営業利益は4百万円(前期比24.4%増)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ75億4百万円増加し、286億53百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況並びに、それらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、得られた資金は48億45百万円(前期は53億87百万円の収入)となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益を46億53百万円計上したことや売上債権の減少25億94百万円、未収入金の増加6億36百万円、仕入債務の減少13億94百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は32億59百万円(前期は65億23百万円の支出)となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出26億59百万円、定期預金が純額で5億29百万円増加したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、得られた資金は58億7百万円(前期は34億90百万円の収入)となりました。主な要因は、借入金及び社債が純額で77億86百万円増加、自己株式の取得9億99百万円、配当金の支払額9億33百万円によるものであります。
(参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移
| 2012年8月期 | 2013年8月期 | 2014年8月期 | 2015年8月期 | 2016年8月期 | |
| 自己資本比率(%) | 19.8 | 20.9 | 25.1 | 25.3 | 23.2 |
| 時価ベースの自己資本比率(%) | 102.7 | 120.7 | 88.5 | 39.5 | 28.5 |
| キャッシュ・フロー対有利子 負債比率(年) | ― | 2.6 | 6.9 | 4.4 | 6.5 |
| インタレスト・カバレッジ・ レシオ(倍) | ― | 24.8 | 11.8 | 19.1 | 16.9 |
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
※いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
※キャッシュ・フローは営業キャッシュ・フローを利用しております。
※有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。
※2012年8月期は、「営業活動によるキャッシュ・フロー」がマイナスのため、キャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオの記載を省略しております。
※2013年9月1日付で1株につき2株の株式分割を行っており、2013年8月期末日の株価は権利落ち後の株価となっております。株式時価総額は、権利落ち後の株価に分割割合を乗じた金額によって算出しております。
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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00327] S10095SO)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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