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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007RR9

有価証券報告書抜粋 株式会社ケー・エフ・シー 研究開発活動 (2016年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループの研究開発は当社技術部を中心に行っておりますが、各事業部門、子会社からの情報を基に営業担当者も研究開発活動に参加し、協力してスピーディに技術開発・改良を行い、社会的ニーズに応えることをモットーとしております。
現在の研究開発は、ファスナー事業、土木資材事業、建設事業の3事業分野における新商品開発のみならず、新規分野も含め、材料と施工は常に一体であるとの基本理念の下で、効率的な施工方法の研究、関連する施工機器開発、点検診断機器開発にまで及んでおります。
建設投資の軸足が新設からメンテナンスへと移行しつつある現実を踏まえ、当社グループは、固有の技術をベースにした、将来の核となるべき新技術・新工法の開発や知的財産の有効活用等も視野に入れ、全社を挙げた総合的な取り組みを行っております。特に、技術革新の必要性がより高まっている現状に対しては、従来から推進してまいりましたオープンイノベーションの活用が極めて重要との認識の下、優れた技術を保有する異業種企業との技術交流・関係強化を図りつつ、共同開発を推進しております。
なお、当連結会計年度末におけるグループ全体の研究開発費は、112,419千円であります。
当連結会計年度末における主要な研究開発課題、研究成果及び研究開発費は、次のとおりであります。

(1)ファスナー
あと施工アンカーは、当社の基盤となる重要技術であり、アンカー単体はもとより、付属する部材や関連部材についても保有技術を応用した研究開発を行っており、その中でも構造物せん断補強工法「RMA」について「適用範囲を拡大し、かつ施工性や有効率高めた」建設技術審査証明の更新取得を目指し、研究開発を継続しております。
これまで積み重ねた建設技術審査証明範囲の拡大によって着実に適用市場が広がり、競争力の高さも相まって、今期は業績に大きく貢献することができました。加えて、前期から今期にかけて実施した研究開発の成果を取りまとめ、さらに適用範囲を広げ、かつ経済性を高めた建設技術審査証明更新を行うことができました。今後も新しい需要にタイムリーに応えることができるよう、継続して研究を進めてまいります。
また、市場から求められているあと施工アンカーに関係する各種の安全対策(緩み止め機能、フェールセーフ機能等)製品の開発・改良、施工性・確実性・長期耐久性に着目した研究とともに、アンカー点検診断機器の開発を進めた結果、今期はフェイルセーフ機能に特化した「タイワイヤーアンカーZ」、熟練者でなくとも、あと施工アンカーの点検が可能な「アンカーチェッカー」を上市することができました。
今後も市場の声を製品に反映することに注力し、順次新商品を上市してまいります。
(ファスナー事業研究開発費 61,338千円)

(2)土木資材
山岳トンネル向けのロックボルト、各種補助工法、防水シートの改良開発を、プロジェクトでの対応を中心に継続しております。これらは、売上げに直結した研究開発活動であり、今期は防水シート「改良型フィットライナー」、補助工法「縞鋼管フォアポーリング」を上市致しました。さらに、高耐力仕様の湧水対応型ロックボルトの開発に注力し、来期には上市できる見込みとなっております。
また、積極的な異業種交流、産学交流を通じて、山岳トンネル建設の課題の一つである重金属処理技術の共同研究をスタートすることができました。
来期も、各種の新設・補修プロジェクトにおいて求められる技術に加え、新規事業分野の有望技術の研究開発に取り組んでまいります。
(土木資材事業研究開発費 26,602千円)

(3)建設
トンネルの内装工、耐火工、背面空洞充填工、コンクリート補修補強工等に適用する材料、工法、機器の改良開発を継続しております。今期は期中の新商品、新工法の上市はありませんでしたが、コンクリート補修・補強工法を中心に新工法開発を進め、順調に進捗しており、来期以降順次上市する計画となっております。
このほか、異業種交流の一環としてIoT技術に関する取り組みを開始し、長期的なインフラ維持管理に欠かせないと考えられるIoT技術の適用研究を推進してまいります。
来期も「既設トンネル・橋梁等の補修補強工事、点検診断維持管理」に総合的に取り組む事業体制をさらにバックアップするための研究開発のほか、橋梁下部工や斜面、盛り土等の「基礎分野」の補修補強、維持管理技術に関しても、保有技術の改良と研究開発を継続してまいります。
(建設事業研究開発費 24,478千円)

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


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