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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1008207

有価証券報告書抜粋 株式会社アスモ 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得改善等により緩やかに回復傾向にあるものの、年明け以降の株価急落、消費税増税や物価上昇に伴う、個人消費の低迷が長引いていることに加えて、中国をはじめとするアジア新興国経済の下振れにより、海外経済を巡る不確実性は高まっており、景気の先行きにつきましては、依然として不透明な状況下で推移しました。
このような状況の下、フード業界におきましては、食の安全性を確保するため、特に現場の衛生面に重点を置き、食材の選定、調理、盛り付けなど、お客様に十分ご満足いただけるよう常に徹底したサービスの提供を心がけ、お客様の日常生活に欠くことのできない食の供給会社として、お客様のことを常に考え、日々成長し続けてまいりました。
介護業界におきましては、高齢化率が年々上昇し、介護サービスの需要が益々高まりつつあります。介護職員については、有効求人倍率が高い数値で推移し続け、人材の確保が困難な状況が継続しております。そうした状況において、介護報酬の改定による影響は避けられないものと捉えております。
このような環境下において、当社グループは、お客様の利便性等を追求することで購買機会の増加・シェアの拡大を図り、また、2014年9月に株式会社ベストライフとフランチャイズ契約を結び、介護事業の基盤強化を図り、お客様の支援に心から接しサービスの向上に努めてまいります。
以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上高18,151百万円(前年同期比7.3%増)、営業利益809百万円(前年同期比8.3%減)、経常利益816百万円(前年同期比9.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は、613百万円(前年同期比28.0%増)となりました。
主な事業別の状況は次のとおりであります。

セグメント名称
(セグメントに該当する会社)
主要な事業の内容
アスモ事業
(株式会社アスモ)
グループ会社の統制・管理、不動産賃貸
アスモトレーディング事業
(株式会社アスモトレーディング)
食肉の輸出入、食肉及び食肉加工品の販売
アスモフードサービス事業
(株式会社アスモフードサービス)
高齢者介護施設等における給食の提供
アスモ介護サービス事業
(株式会社アスモ介護サービス)
訪問・居宅介護事業所の運営、有料老人ホームの運営
ASMO CATERING (HK) 事業
(ASMO CATERING (HK) COMPANY LIMITED)
香港における外食店舗の運営
そ の 他(サーバントラスト信託株式会社)信託商品の販売
(アスモ少額短期保険株式会社)保険商品の販売
(ASMO CATERING(TAIWAN)
COMPANY LIMITED)
台湾における外食店舗の運営


アスモトレーディング事業
アスモトレーディング事業におきましては、世界経済の鈍化および原油価格の下落等により為替は円高傾向となり、若干現地製品価格が上昇した一方で、その影響は円高に吸収され安価の中で商品の購買価格が安定してまいりました。
当事業では、商品価格自体は引き続き高値で推移しており、未だに適正価格ではない中ではあったものの需給バランスがとれていた為、安定した価格で販売することができました。しかしながら、商品価格が高値で推移した為、販売数量の面では伸びがなく、前年同期と比べて減収減益となりました。
畜種(アイテム)では、安価で高品質のメキシコ牛肉の販売を強化しており、冷蔵の商品だけではなく、牛内臓肉を中心とした冷凍食品の購買も始めており、安定的に購買することで自社が取り扱うメインブランドを増加させ、商品の幅を広げていきたいと考えております。また、牛肉原料の販売だけでなく、加工品の販売においてもアイテム数が増えましたが、国産牛の高騰により原価が上がったことで増収減益となりました。
今後の当事業においては、安価で高品質なメキシコ産牛肉を中心に販売することで、低価格商品における顧客満足度を向上させ、また国産牛を使った加工品の販売等において、付加価値のついた高品質の商品の幅を広げ、高齢者向け商品や量販店向けの加工商品の開発を行い、国内のニーズに合った様々な販売方法に対応することで販路を拡大するべく取り組んでおります。すでに複数商品の納品を開始しておりますが、特に、関連会社向けの提供を強化し、シナジー効果を上げてグループ全体の利益に貢献してまいります。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は、2,835百万円(前年同期比 2.0%減)、セグメント損失(営業損失)は、27百万円(前年同期は、セグメント損失19百万円)となりました。
アスモフードサービス事業
アスモフードサービス事業におきましては、高齢者介護施設給食受託が順調に増加しております。高齢者介護施設以外から幅広い分野においても受注先を増加させるとともに、収益向上のための不採算受託施設の契約解除を並行して行ったことにより、当連結会計年度末時点における受託施設数は293施設(前連結会計年度末は276施設)となっております。
今後におきましても既存のお客様に対しましては、より良い食事・サービスを提供し、様々な業態にも積極的に営業活動を行ってまいります。今後はより人材育成にも力を入れ、より良い人材確保に努めてまいります。また、4月より始まりました、有名料理研究家によるレシピ監修献立もご好評頂いており、今後も商材の調達やメニュー開発、様々なイベントおよび行事において、従来培ったのノウハウを活用することで、他社との差別化およびブランド力・信頼の向上に取り組んでまいります。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は、7,386百万円(前年同期比 6.1%増)、セグメント利益(営業利益)は、400百万円(前年同期比 141.5%増)となりました。
アスモ介護サービス事業
アスモ介護サービス事業におきましては、訪問介護事業所、居宅介護支援事業所および有料老人ホーム運営事業を営んでおり、当連結会計年度における介護業界は、介護保険法の改正による介護報酬大幅減、恒常的な人手不足に伴う人件費の上昇など、足元・先行きとも非常に厳しい状況で推移しております。このような状況の中、ご利用いただける機会を増やすことを目的に積極的に事業所の開設を進めてまいりましたことにより、当連結会計年度末現在、訪問介護事業所38事業所(前連結会計年度末は35事業所)、居宅支援事業所12事業所(前連結会計年度末は12事業所)となり、支援させていただいておりますご契約者様は1,656名(前連結会計年度末点は1,577名)となりました。また、新たな事業として開始した有料老人ホーム運営事業も3施設となり、介護業界への関わりを深め知名度向上に努めてまいります。
今後とも積極的に事業所の開設を進めてまいるとともに、介護人材育成を最重要課題の一つと認識し注力実践していくことで、より良い人材の確保と定着率向上に努め、介護サービスの質の向上を図ってまいります。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は、4,789百万円(前年同期比 12.7%増)、セグメント利益(営業利益)は、537百万円(前年同期比 24.1%減)となりました。

ASMO CATERING (HK) 事業
ASMO CATERING (HK) 事業では、香港において日本食飲食事業を営んでおります。当連結会計年度における香港飲食業界は、中国人旅行者の減少・株安などの影響があり、飲食業の環境は一段と厳しい状況です。
このような状況の中、各事業の中でも比較的単価の低いフードコート店舗「匠工房秀吉」「神戸 北の坂」が節約志向に呼応し堅調な業績となった一方で、比較的高い価格帯である「日本料理 今助」「山頭火」「銀座 蔵人」などの店舗は苦戦しております。また、イースターホリディなど毎年多くの祝日においてはここ数年の傾向がより色濃く反映され、繁華街などの中心地においてはどの商売も苦戦した一方で、郊外のショッピングセンターなどは比較的賑わいがありました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は、2,408百万円(前年同期比 14.5%増)、セグメント利益(営業利益)は、46百万円(前年同期比 10.5%減)となりました。
その他の事業
a.サーバントラスト信託株式会社
その他セグメントに含めておりますサーバントラスト信託株式会社は、管理型信託事業を営んでおり信託事業では、「特定贈与信託」「ペット飼育費保全信託」「老い支度サポート信託(遺言代用信託を含む)」「不動産管理信託」などの個人向け信託商品のほか、「葬儀費用管理信託」「顧客分別金管理信託」「不動産証券化信託」「エスクロー信託」などの法人向けの信託商品の販売に努めました。従前からの継続的な営業活動による成果が着実に積み上がり、個人との信託契約件数も増えてまいりました。その結果、今期は7期ぶりに黒字決算となりました。引き続き、積極的な営業活動を行っていくとともに、グループ主要事業である介護事業とのシナジーを図りながら、新規信託契約の獲得ならびに売上増加に努めてまいります。

b.アスモ少額短期保険株式会社
その他セグメントに含めておりますアスモ少額短期保険株式会社は、少額短期保険事業を展開しており、生命保険商品3種類(生命定期保険、入院保障付生命定期保険、無選択型生命保険)と損害保険商品(高齢者施設入居者家財保険)を販売しています。
生命保険商品においては、販売チャネル毎の収支管理や新規申込の選択効果により、昨年度より保険金請求が少なく、収益に大きく貢献しています。また、エッジのきいた商品や性的少数者にも優しい保険会社として、多くのメディアでご紹介いただき、知名度と高感度アップに結びついています。
高齢者施設入居者家財保険は「転ばぬ先の杖」というペットネームで、昨年12月より大手有料老人ホームにおいて、その入居者向けに販売を開始し、多くの入居者さまからご加入いただいております。新規代理店の開拓を進めてきた結果、他の有料老人ホームおよび有料老人ホーム紹介会社での販売も決まりましたので、来期以降、それらニューチャネルからの保険料収入が見込める予定です。

c.ASMO CATERING (TAIWAN) COMPANY LIMITED
その他セグメントに含めております ASMO CATERING (TAIWAN) COMPANY LIMITEDは、昨年4月に「日本料理 今助」がオープンしてから順調に推移しておりましたが、台北市内の新たな同一地下鉄路線上に、大型の商業施設のオープンなどがあり天母地区からお客様が流れ、同店が入居している天母そごう店で客足が鈍ったことにより、苦戦しております。しかしながら、3月上旬には台北市のそごう復興店のフードコートに和食の丼と弁当の専門店「彩丼屋」と、新竹市の商業施設BIGCITY内に「神戸 北の坂」をオープン致しました。旧正月がある祝日の多い時期には連日多くのお客様が百貨店を訪れ、売上も週間単位では年間最大になりました。

以上の結果、当連結会計年度の売上高は、727百万円(前年同期比 2.3%増)、セグメント利益(営業利益)は、12百万円(前年同期は、セグメント損失23百万円)となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況
「第2 事業の状況 7 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (3)資本の財源及び資金の流動性についての分析」をご参照下さい。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02917] S1008207)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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