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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007W83

有価証券報告書抜粋 古河機械金属株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度(2015年4月1日から2016年3月31日まで)の我が国経済は、政府・日銀による財政・金融政策を背景に、企業収益に改善がみられるなど、景気は緩やかな回復基調が続いていましたが、当連結会計年度の後半から一部に弱さがみられるようになり、また、中国をはじめとするアジア新興国や資源国等の景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクには注意を要する状況でした。
このような経済環境の下、当社グループは市場ニーズに合致した、積極的、効率的な経営を展開しました。
当社グループの当連結会計年度の連結業績は、売上高は、1,617億99百万円(対前期比107億44百万円減)、営業利益は、79億88百万円(対前期比9億36百万円減)となりました。売上高は、主として金属部門、産業機械部門、ユニック部門で減収となり、営業利益は、ロックドリル部門、不動産部門では増益となりましたが、主としてユニック部門、産業機械部門、電子部門で減益となりました。経常利益は、62億27百万円(対前期比3億75百万円減)となりました。特別利益に、固定資産売却益3億9百万円、受取補償金3億91百万円ほか、特別損失に減損損失2億6百万円ほかを計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、50億56百万円(対前期比47億37百万円減)となりました。なお、前期には、連結子会社に対する債権放棄に伴う税金費用の軽減がありました。

セグメント別の業績は、次のとおりです。

〔産業機械〕
ポンプ製品は好調でしたが、一般産業機械、官需向け橋梁、東日本大震災の被災地における高台移転工事(土砂の搬送は、2015年9月中旬で完了しました。)については、減収となりました。産業機械部門の売上高は、149億26百万円(対前期比17億86百万円減)、営業利益は、10億37百万円(対前期比6億73百万円減)となりました。

〔ロックドリル〕
国内向けは、建設機械需要の急激な減速や解体工事の減少により、油圧ブレーカ、圧砕機は売上を伸ばすことができませんでしたが、東北復興工事がピークを迎えていることにより、トンネルドリルジャンボ関連の売上は順調に推移しました。海外向けは、油圧ブレーカについては、北米、欧州で、油圧クローラドリルについては、中近東、アフリカ、東南アジアを中心に好調でした。ロックドリル部門の売上高は、300億76百万円(対前期比8億33百万円減)と減収となりましたが、海外向けの採算が向上し、営業利益は、22億17百万円(対前期比9億91百万円増)となりました。

〔ユニック〕
ミニ・クローラクレーンや船舶架装用クレーンについては、出荷を伸ばすことができました。一方、主要製品であるユニッククレーンについては、搭載する普通トラックの登録台数は順調に推移しましたが、クレーンの需要は軟調となり、出荷台数が伸び悩みました。ユニック部門の売上高は、272億29百万円(対前期比11億37百万円減)、営業利益は、26億27百万円(対前期比9億87百万円減)となりました。

産業機械、ロックドリルおよびユニックの機械3部門合計の売上高は、722億32百万円(対前期比37億58百万円減)、営業利益は、58億82百万円(対前期比6億69百万円減)となりました。

〔金 属〕
電気銅の海外相場は、4月に6,019.5米ドル/トンでスタートした後、ギリシャ債務問題の協議決裂や世界的な株価低迷を背景に下落し、5,000米ドル/トン台で推移しました。年末にかけて中国経済減速が鮮明となり、1月には、2009年5月以来の安値となる4,300米ドル/トン台まで下落し、期末には4,885.5米ドル/トンとなりました。国内電気銅建値は、4月に77万円/トンで始まり、期末には61万円/トンとなりました。伸銅需要は、自動車、住宅、家電向けが軟調に推移し、電線需要も総じて低調で、また、海外相場の下落もあって、電気銅の売上高は大きく減少しました。金属部門の売上高は、741億92百万円(対前期比73億20百万円減)、営業利益は、11億54百万円(対前期比2億94百万円減)となりました。

〔電 子〕
主力の高純度金属ヒ素は、原発事故風評被害の影響で、未だ苦戦が続き、結晶製品の売上も低迷しました。コイル製品については、増収となりましたが、採算は大幅に悪化しました。電子部門の売上高は、54億77百万円(対前期比2億65百万円減)、営業損失は、3億68百万円(前期は52百万円の利益)となりました。

〔化成品〕
亜酸化銅については、主要用途である船底塗料の国内需要が好調で、出荷を伸ばすことができましたが、酸化チタンの出荷は低調でした。化成品部門の売上高は、59億73百万円(対前期比40百万円減)、営業利益は、1億97百万円(対前期比70百万円減)となりました。

〔不動産〕
2014年2月に竣工した室町古河三井ビルディング(商業施設名:COREDO室町2)の賃貸事業が本格稼働となりました。不動産部門の売上高は、30億45百万円(対前期比5億10百万円増)、営業利益は、12億76百万円(対前期比5億円増)となりました。

〔その他〕
運輸業等を行っています。売上高は、8億76百万円(対前期比1億29百万円増)、営業損失は、72百万円(対前期比57百万円の損失減)となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、主として税金等調整前当期純利益の計上や仕入債務の増加等により76億52百万円の純収入となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、主として有形固定資産の取得による支出により28億55百万円の純支出となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済による支出等により81億66百万円の純支出となりました。この結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は、対前期末比35億52百万円減の121億63百万円となりました。


従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00032] S1007W83)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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