有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100820Y
日東富士製粉株式会社 研究開発活動 (2016年3月期)
事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループ(当社及び連結子会社)において、研究開発活動は、連結財務諸表を作成する当社のみが行っております。
(製粉及び食品事業)
当社の研究開発活動は中央研究所が中心となり、新製品の開発及び商品化を行っております。プレミックス粉の開発を主体に、小麦粉の用途開発、新素材の開発、研究を行っております。
当連結会計年度も、小麦粉需要が伸び悩む厳しい状況下において、安心、安全をモットーに、お客様のニーズに的確かつ迅速に対応して参りました。新技術の開発を行い、美味しさを追求し、お客様と関連部門との連携を図って参りました。
中央研究所の研究開発活動は次のとおりであります。
惣菜やベーカリー製品を中心とした業務用ミックス粉の新製品開発及び既存ミックス粉の用途開発、ベーカリー製品や麺製品を中心とした小麦粉の開発を行い、商品提案活動を通してミックス粉及び小麦粉の拡販に取り組んで参りました。
惣菜用業務用ミックス粉では、国内外のファーストフードに対し差別化した商品提案を行い「フライドチキン用ミックス」が採用され、拡販に努め売上に寄与しました。「天ぷら粉」においては、外食レストラン、量販店向けバックヤードで調理を行う「天ぷら粉」や年末天ぷら用の「天ぷら粉」をブラッシュアップし、新規採用及び継続採用で拡販に努めました。また、「スナックミックス」においては、大手コンビニエンスストア向けに開発した「お好み焼きパンミックス」、大手畜肉メーカー向けに開発した「ワッフルミックス」などが採用されました。
ベーカリー業務用ミックス粉では、大手コンビニエンスストア向けに開発した「ドーナツ用ミックス」が採用され売上に大きく寄与しました。また、ファーストフードに対し「パイ生地用ミックス」の改良を行い継続採用されております。業務用冷凍生地においては、店内加工を行うコンビニエンスストアにベーカリー関係の冷凍生地が採用になり、売上に寄与しました。また、大手コーヒーチェーンストアの定番商品にレシピ提案を行い採用され、小麦粉の安定した販売に貢献しました。
小麦粉開発では、外食産業向け店内加工うどんの開発や内麦を使用したケーキ用粉開発により、小麦粉の拡販に貢献しました。また、健康志向を求めるお客様に対し、糖質制限麺(うどん、パスタ、中華麺等)の開発・販売促進を遂行しました。
新素材開発では、ふすまを細かく粉砕し食べやすくした「パウダーブラン」の開発を行い、大手コンビニエンスストアの洋菓子等に採用されました。また、昨年開発しました「ブランサワー」 に関しましても、拡販に努めた結果、大手リテールベーカリー等で採用され、採用件数が増加しました。
今後とも、より一層の安心、安全をモットーに、お客様に信頼される品質、美味しさを追求した新製品及び新素材の開発をして参ります。また、新規技術の開発に積極的に取り組み、将来の事業拡大を目指し、今一層努力して参りたいと考えております。
なお、当連結会計年度の研究開発費は、3億4千1百万円であります。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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