シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007LSQ

有価証券報告書抜粋 株式会社 山陽百貨店 業績等の概要 (2016年2月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度における国内経済は、期首は原油価格下落に伴う原材料費低下の影響や国の各種政策の効果もあり、企業収益に改善傾向がみられるなど、景気は緩やかな回復基調にありましたが、中国経済をはじめとする海外景気の減速や株価の不安定な動き、さらに円高基調への転換の影響もあり、景気の先行きは依然として楽観視できない状況で推移いたしました。
百貨店業界におきましては、訪日外国人観光客の旺盛な需要に支えられ、前年の消費税増税に伴う消費マインド悪化の影響を最小限に抑えることができた大都市圏の店舗がある一方、地方都市の店舗では、個人消費の低迷により、依然として厳しい商況が続き、商圏と立地による二極化がますます進んでおります。
このような状況のなか、当社グループは中期経営計画(2014年度~2016年度)の2年目を迎え、そのビジョンに掲げる「日本一生き生きとした百貨店」の実現に向け、さらなる取り組みの強化に努めるべく、各種の営業施策を展開してまいりました。
営業面では、2015年7月にJR姫路駅東エリアに複合商業施設が開業するなど、ますます激化する姫路商圏のなかで差別化を図るべく、引き続き商品力の強化と店舗環境の整備に注力してまいりました。具体的な取り組みといたしましては、前連結会計年度から続いた1階を中心とする大規模改装工事の総仕上げとして、婦人雑貨売場をリニューアルオープンし、財布・ハンカチ・傘などの品揃えの充実と、明るく清潔でお客さまが買回りしやすい売場環境に整えるとともに、歴史と伝統に彩られたドイツ・シュニール織の名門ブランド「フェイラー」を導入いたしました。そして山陽姫路駅高架下に拡張した西別館には、高い技術力で全国に店舗を展開する「ヘアーサロンソシエ」を、食品売場では、東京日本橋の和菓子店「日本橋屋長兵衛」やこだわりのハムで人気の「三田屋本店」の新ショップをそれぞれオープンするとともに、婦人服・雑貨及び紳士服売場の店舗構成を再構築し、新たに姫路初出店となる「アルマーニ・コレッツォーニ」、「マッキントッシュロンドン」、「ブラックレーベル・クレストブリッジ」の有名ブランドや「パパス・マドモアゼルノンノン」等の人気ショップを多数導入いたしました。また、化粧室のリニューアルや各フロアの休憩スペースの見直しなど、お客さま用施設の改善に取り組むことで、一層のサービス充実に努めました。さらに平成の大改修を終えた世界遺産・国宝姫路城のグランドオープンを契機に増加した観光客を取り込むための施策として、地元商品の品揃え強化と積極的なPRに努めました。美術催事といたしましては、現代洋画壇を代表する巨匠作家から若手新鋭作家、国内外の物故作家による秀逸な作品を一堂に取り揃えた「日動画廊洋画名品展」や「千家十職塗師 十三代 中村宗哲展」、「白磁 人間国宝 井上萬二展」を初開催し、いずれも大きな成果をあげることができました。
一方、経費面におきましては、競合店対策経費や改装経費を賄うべく、限られた経営資源のなかで効率的な運用に努めました。
以上のような取り組みの結果、当連結会計年度の売上高は、商圏内での競争激化や改装工事中の売場面積減少の影響がありましたが、婦人服・雑貨及び紳士服・洋品売場のリモデル効果もあり19,612百万円(前年同期比0.6%増)と20年ぶりの増収を達成しました。営業利益は、大型投資に伴う減価償却費の大幅な増加と改装工事期間中の営業強化策として実施した売り尽くしセールも要因となり48百万円(前年同期比70.1%減)、経常利益は134百万円(前年同期比43.4%減)、当期純利益は68百万円(前年同期比57.6%減)となりました。
なお、参考といたしまして、2015年9月のリモデルオープン以降となる下半期の業績につきましては、増収(前年同期比3.0%増)、増益(営業利益(前年同期比10.5%増)、経常利益(前年同期比7.5%増))基調で好調に推移しております。

(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度末に比べ111百万円減少し、1,694百万円(前年同期比6.2%減)となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は203百万円となりました。これは主として、税金等調整前当期純利益113百万円、減価償却費377百万円等による収入に対し、仕入債務の減少120百万円、前受金の減少83百万円等による支出によるものであり、前連結会計年度に比べ206百万円の収入減となりました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は840百万円となりました。これは主として、有形固定資産の取得による支出826百万円等によるものであり、前連結会計年度に比べ715百万円支出増となりました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は525百万円(前連結会計年度は164百万円の支出)となりました。これは主として、短期借入金の純増80百万円、長期借入金の借入1,900百万円による収入に対し、長期借入金の返済1,440百万円等による支出によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03024] S1007LSQ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。