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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007M1X

有価証券報告書抜粋 株式会社アークス 業績等の概要 (2016年2月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用情勢の改善がみられ、景気は緩やかな回復基調が続きましたが、中国経済の減速や新興国の景気下振れによる国内景気への影響が懸念されるなど、先行きは不透明な状況で推移いたしました。
当社グループの主力事業である食品小売業界におきましても、実質賃金の伸び悩みや食品を中心とした物価上昇などによる消費者の節約志向の高まりに加え、業態の垣根を超えた出店や価格競争の激化により、企業間格差が顕著になるなど厳しい経営環境が続き、業界再編の動きも加速しております。
このような状況の中、当社グループは、「我ら生活防衛隊 高志信頼団結で 一兆円を目指し 豊かな長寿社会 地方創生に資す」を年頭方針として掲げ、これまで以上に積極的な取り組みを行い、地域シェアの拡大と企業価値の向上に努めてまいりました。
2016年2月には、当社の中核子会社である㈱ラルズが、小樽・余市地区を中心に13店舗を展開する老舗食品スーパーマーケットの「スーパーチェーンシガ」を運営する㈱丸しめ志賀商店の事業を承継いたしました。これにより地域の皆様に従来以上のサービスを提供するとともに、営業基盤の一層の強化を図ってまいります。
組織体制面におきましては、グループ共通の情報プラットフォームのレベルアップを図るため、次世代基幹システムの基盤構築を目的としたプロジェクトにおいて要件定義を完了し、開発に向けた具体的な作業に着手した他、グループ各社の後方管理業務を担う「アークス事務集中センター」において、マイナンバー制度への対応を契機とした業務の更なる効率化に向けた検討を進めました。また、お客様へより安心・安全な商品を提供するため、食品表示に関するグループ各社の課題解決のための会議体を新設いたしました。
店舗展開におきましては、「ビッグハウス矢巾店」、「ビッグハウス一関店」(いずれも運営会社㈱ベルプラス)、「東光ストア東区役所駅前店」(運営会社㈱東光ストア)、「ユニバースむつ柳町店」(運営会社㈱ユニバース)の4店舗の他、小商圏向け小型店の新業態となる「ダ*マルシェ」(運営会社㈱道北アークス)4店舗を加えた計8店舗を新規出店いたしました。既存店では、2016年3月の北海道新幹線開業により地域活性化の期待が高まる道南地区において、「ラルズマート七飯店」(運営会社㈱道南ラルズ)を移転し、新たに「スーパーアークス七飯店」に業態変更の上、売場面積を拡大してオープンいたしました。更にお客様の利便性と品揃えの拡充を目的に「ビッグハウス光星店」(運営会社㈱ラルズ)の「スーパーアークス光星店」への業態変更や、「東光ストア藤野店」(運営会社㈱東光ストア)の移転を実施するなど合わせて15店舗の改装を行いました。これらの結果、当連結会計年度末現在の当社グループの総店舗数は、339店舗(北海道222店舗、青森県37店舗、岩手県70店舗、秋田県2店舗、宮城県8店舗)となりました。
営業面におきましては、低迷する個人消費に対応するため、北海道内においてグループ各社合同のテレビコマーシャルと連動した共同販促を強化したことに加え、生活必需品を中心に競争力のある価格政策を展開したことなどにより、既存店の売上高及び客数は前年を上回りました。また、北海道新幹線開業を見据え、当社と㈱青森銀行、㈱北洋銀行並びに(一社)新日本スーパーマーケット協会が連携し、一昨年より実施しております「青函圏 食と観光 活性化連携」の一環として合同商談会を定例開催してきた他、㈱ラルズ、㈱ユニバース、並びに㈱道南ラルズの3社で開始した青函連携フェアはグループ全社の取り組みへと発展いたしました。さらにアークス商品調達グループに専任者を配置し、当社グループのスケールメリットを活かした商品調達プロジェクトやグループが共通で取り扱うCGC商品の販売拡大のための取り組みを強化してまいりました。
グループ共通のポイントカードとして推進してまいりましたアークスRARAカードは、店舗の出店・改装に合わせて実施した新規会員獲得キャンペーンやポイント提携店の拡充により、当連結会計年度末の総会員数は265万人となりました。
以上の取り組みにより、当連結会計年度の連結業績は、前第3四半期より連結子会社となった㈱ベルプラスの業績貢献などにより売上高は5,019億5百万円(対前期比6.7%増)と初めて5,000億円台を達成したことに加え、利益につきましても営業利益144億29百万円(対前期比13.5%増)、経常利益158億94百万円(対前期比11.2%増)と過去最高益を更新いたしました。当期純利益につきましては前連結会計年度に㈱ベルプラスの子会社化に伴う負ののれん発生益5億52百万円、段階取得に係る差益9億40百万円を計上したことによる反動に加え、減損損失16億35百万円を計上したことなどにより65億47百万円(対前期比18.8%減)となりました。
なお、グループ運営の基本方針である「八ヶ岳連峰経営」及び「地域のライフライン」としての役割を強化することを目的として、連結子会社である㈱ベルプラス及び㈱ジョイス、並びに㈱道東ラルズ及び㈱篠原商店を、いずれも2016年3月1日に合併し、それぞれ「㈱ベルジョイス」、「㈱道東アークス」としてスタートいたしました。
また、連結子会社であった㈱イワイは、2014年9月より酒販事業を㈱ラルズへ移管したことに伴い、重要性の観点から当連結会計年度より連結の範囲から除外しております。


当連結会計年度に実施した新規出店等は以下のとおりであります。

概 要店舗名称実施時期運営会社
新規出店
(8店舗)
ビッグハウス矢巾店2015年3月㈱ベルプラス
ビッグハウス一関店2015年4月㈱ベルプラス
東光ストア東区役所駅前店2015年4月㈱東光ストア
ユニバースむつ柳町店2015年12月㈱ユニバース
ダ*マルシェ愛別店2015年5月㈱道北アークス
ダ*マルシェ上川店2015年5月㈱道北アークス
ダ*マルシェ比布店2015年6月㈱道北アークス
ダ*マルシェ北野店2015年9月㈱道北アークス
移転及び建替
(2店舗)
スーパーアークス七飯店(業態変更)2015年11月㈱道南ラルズ
東光ストア藤野店2015年11月㈱東光ストア
改装
(13店舗)
ユニバース大野店2015年4月㈱ユニバース
フクハラ音更店2015年4月㈱福原
フクハラ摩周店2015年5月㈱福原
フクハラ春日店2015年7月㈱福原
ウェスタンパワーズ2015年8月㈱道北アークス
フクハラ武佐店2015年9月㈱福原
東光ストア円山店2015年9月㈱東光ストア
ユニバース毛馬内店2015年9月㈱ユニバース
フクハラいっきゅう店2015年10月㈱福原
ビッグハウス大野田店2015年11月㈱ベルプラス
ジョイス大船渡店2015年11月㈱ジョイス
スーパーアークス光星店(業態変更)2015年11月㈱ラルズ
ユニバース城東店2016年1月㈱ユニバース
閉店
(1店舗)
ベルプラス太田店2015年8月㈱ベルプラス
※㈱ベルプラス及び㈱ジョイスは2016年3月1日に合併し㈱ベルジョイスとなっております。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末と比較して12億17百万円減少し、320億23百万円となりました。当連結会計年度における連結キャッシュ・フローの各々の状況とそれらの主な要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益138億88百万円、減価償却費61億21百万円、未払消費税等の減少額13億35百万円、及び法人税等の支払額62億38百万円などにより、127億57百万円の収入(対前期比では50億6百万円の収入減少)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、新規出店や店舗改装に伴う有形固定資産の取得による支出54億41百万円などにより、55億71百万円の支出(対前期比では21億4百万円の支出増加)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金及び長期借入金の純減少額23億77百万円、配当金の支払額23億91百万円、協同組合ベルセンターの少数株主に対する主に清算配当支払額23億72百万円、及びリース料を主とするその他の支出10億31百万円などにより、81億76百万円の支出(対前期比では38億32百万円の支出増加)となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03199] S1007M1X)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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