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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007VAR

有価証券報告書抜粋 株式会社やまや 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度(2015年4月1日から2016年3月31日まで)における小売サービス業を取り巻く経済環境は、政府の景気対策等の効果による企業収益や雇用環境の改善を背景に、国内景気は総じて緩やかな回復基調となるものの、成熟社会における生活の質の向上を重視する消費傾向はより顕著になり、お客様の選別の目が一層厳しくなるとともに、所得水準の伸び悩み等による消費支出や消費マインドに足踏みが見られる状況となりました。かかる環境下、「流通、販売の合理化を実践し、消費生活を豊かにすることで社会に貢献すること」と「地域社会そして世界の人々の健康で豊かな社会の実現に貢献すること」という経営理念を酒販事業、外食事業で共有し、全国に展開するグループ店舗一丸となって、お客様視点の酒類、飲料、食材、メニュー、サービスの提供に取り組んでまいりました。
当連結会計年度の連結業績は、売上高1,693億71百万円(前年同期比103.8%)、営業利益65億53百万円(同119.3%)、経常利益65億80百万円(同120.4%)となりました。減損損失を、酒販事業で2億21百万円、外食事業で3億28百万円計上したことなどもあり、親会社株主に帰属する当期純利益は23億62百万円(同146.3%)となり、過去最高の増収増益を達成いたしました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。

(酒販事業)
酒販業界における、業種・業態をこえた競争は厳しさを増す一方、顧客嗜好の変化や、不安定な天候、個人消費意欲の減退等、業界全体としては低調に推移したと思われます。
このような中、既存店活性化・消費税増税に対する反動減からの完全脱却・外食事業との連動強化・効率の改善、という経営指針を実践し、専門小売業としての原点に立ち帰るとともに、「お客様の視点に立ち、お客様のニーズに寄り添った」店頭サービスの拡充と、輸入商品・地域商品の両面で品揃えの強化を実践してまいりました。「外国人旅行者向消費税免税販売」対応店舗を全国55店舗まで拡大し、洋酒部門を中心に拡大基調で推移し、酒販専門店としての認知度を高めてきました。「和酒」や「クラフトビール(地ビール)」のお品揃えと露出の強化を継続し、中・高級価格帯のヌーヴォーワインやウィスキーをはじめとする洋酒部門が暖冬の下半期の売上を牽引しつつ、さらにハロウィンからクリスマス、年末年始に続くホリデーシーズンにおいては幅広い年齢層の需要に合わせた個々のイベント・ギフト関連の品揃えも強化し、身近な日常品のみならず、贈答・祭事向け商品の需要喚起を進めてまいりました。
当連結会計年度(2015年4月1日から2016年3月31日まで)における新規出店は、前橋三俣店(群馬県)、東大和店(東京都)、市原五所店(千葉県)、新発田店(新潟県新発田市)、砺波店(富山県砺波市)、深井駅前店(大阪府堺市)、100円均一ショップ「ダイソー」を併設する青梅今寺店(東京都青梅市)・足利八幡店(栃木県足利市)の8店舗を開店しました。
福岡市の市道拡幅工事による用地収用に伴い、びっくり酒店 橋本店(福岡県)を、合理化を図り近隣店舗に集約するために鎌取店(千葉県)の2店舗を閉店しました。
既存店活性化のための改装は、新井田店(青森県)、榴岡店・清水沢店(宮城県)、米沢店・瀬波店・新庄店(山形県)、西那須野店(栃木県)、南柏店(千葉県)、新桜町店(愛知県)、紫竹山店(新潟県)、高岡店(富山県)、菅原店・紀寺店(奈良県)、JR茨木駅前店(大阪府)、神戸藤原台店(兵庫県)、楽市 箕面船場店(大阪府)、の16店舗において実施しました。また、「楽市 歌島橋店・野田阪神店(大阪府)・三田ウッディタウン店・尼崎富松町店・北鈴蘭台店(兵庫県)」を「酒類・輸入食品の専門店 やまや 歌島橋店、野田阪神店、三田ウッディタウン店、富松町店、北鈴蘭台店」へ業態転換する大規模改装を行いました。以上の結果、酒販事業の総店舗数は前期末比6店舗増加の326店舗になりました。
この結果、当連結会計年度(2015年4月1日から2016年3月31日まで)における酒販事業の業績は、売上高1,219億82百万円(前年同期比104.3%)、営業利益30億21百万円(同143.8%)の増収増益となりました。

(外食事業)
外食産業においては、中食など他業態を含めた企業間の顧客獲得競争は激しさを増しており、当業界を取り巻く経営環境は引き続き厳しい状況で推移しています。
このような環境のもと、居酒屋本来の機能に原点回帰しつつ、六次産業と地産地消・地産全消の推進を継続してまいりました。旬の産直型メニューで独自性を高め、差異化した店舗展開を進めるため、水産物の仕入先の拡大を進め、漁港直送体制の拡充に努めています。主力ブランド「はなの舞」では産地として根強い人気の北海道食材を中心に取り揃えた「北海道直送はなの舞」を、「さかなや道場」「豊丸水産」で牡蠣・イカという専門食材を強く打ち出した「産直牡蠣・イカ」業態を展開し、付加価値の向上に努めました。また、肉をメインとした新業態「STEAKチムニー」の展開をスタートさせました。コントラクト事業においては、お客様のニーズを愚直にメニューに反映させ、お客様満足度の向上に努めています。
2016年3月末における外食事業の総店舗数は、直営322店舗(2015年3月末比17店舗増)、コントラクト92店舗(同1店舗増)、フランチャイズ294店舗(同3店舗減)、グループ店舗32店舗(同3店舗増)の、740店舗となりました(同18店舗増)。
この結果、当連結会計年度(2015年4月1日から2016年3月31日まで)における外食事業の業績は、売上高481億31百万円(前年同期比102.9%)、営業利益35億31百万円(同104.1%)の増収増益となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べて6億47百万円(△7.9%)減少し、75億69百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動で得られた資金は、63億77百万円(14.3%)となり、前連結会計年度と比べ7億96百万円増加しました。主な要因は、税金等調整前当期純利益が60億84百万円、減価償却費が26億47百万円、一方で、たな卸資産の増加で17億81百万円、法人税等の支払で24億78百万円支出したことによるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動に使用した資金は、27億18百万円(112.2%)となり、前連結会計年度と比べ14億37百万円増加しました。主な要因は、有形固定資産の取得に23億6百万円を支出したことによるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動で使用した資金は、43億5百万円(△1.6%)となり、前連結会計年度と比べ71百万円減少しました。主な要因は、長期借入による収入で27億50百万円、長期借入金の返済に59億57百万円、割賦債務の返済に10億60百万円を支出したことによるものです。


従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03227] S1007VAR)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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