有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10077ML
株式会社不二家 研究開発活動 (2015年12月期)
事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループは、「常により良い商品と最善のサービス(ベストクオリティ・ベストサービス)を通じて、お客様ご家族に、おいしさ、楽しさ、満足を提供する」という経営理念のもと、品質・価格など幅広い消費者のニーズに対応するべく、食品分析、製品開発、品質安定・向上に関する研究等に積極的に取り組んでおります。
また、自社製品の栄養成分表示、賞味期限設定の裏付けとなる製品の経時変化の分析を中心に、食の安全を確立するための食品分析を実施しております。
なお、当連結会計年度末の研究開発従事者は38名、研究開発費は3億45百万円であります。
セグメント別の主な研究開発内容は、次の通りであります。
(洋菓子事業)
洋菓子事業においては、既存の主力製品の原料・生産工程の改善を絶え間なく行い、新製品は特に素材や製法にこだわりを持って開発・商品化に取り組みました。
主力製品の「ペコちゃんのホッペ」、「スコッチケーキ」に加えケーキの基本素材であるスポンジケーキにも国産小麦を使用することで従来よりもしっとり・ソフトな食感に改良し、シュークリームについては、ホイップクリームに北海道産純生クリームを使用した「金と銀」を新たに開発し、高付加価値製品として商品化しました。
広域流通企業向け製品は、チーズケーキ、黒糖ケーキにそれぞれ北海道産チーズ、沖縄産黒糖を使用するなど原料産地にこだわった新製品を開発する一方で、イベントに対応した期間限定製品をこまめに開発しました。
また、新業態店舗として好調なスタートをきった『カントリーマアムFACTORY』など、焼きたて製品の販売を行う店舗の売上拡大に向けては、「窯だしカントリーマアム」、「焼きチーズタルト」といった専用製品の開発を行いました。
以上の結果、洋菓子事業の研究開発費は1億79百万円となりました。
(製菓事業)
製菓事業においては、原料価格高騰に対応した製品の開発・改良に取り組むとともに、ブランド価値の向上と二極化する市場動向に対応した高品質・高付加価値製品の開発にも注力しました。
ビスケット分野においては、前期に導入した発酵技術を用いて「ホームパイ」をよりさっくりとした口当たりながら口溶け感、香味感を味わえる品質へ改良しました。また、「カントリーマアム」については食感の向上と品質の経時変化の低減を図るべく、山崎製パン株式会社中央研究所と共同でその対策に取り組みました。
チョコレート分野においては、より豊かにカカオ感を味わえるようカカオ豆焙煎条件を改善し、チョコレートベースの品質向上に取り組み、製品ではグループ企業の強みを活かした「サーティワンチョコレート」の新フレーバーの開発を行いました。
以上の結果、製菓事業の研究開発費は、1億66百万円となりました。
事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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