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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007ULB

有価証券報告書抜粋 株式会社ジパング 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

1【業績等の概要】
(1) 業績
当連結会計年度(2015年4月1日から2016年3月31日まで。なお、決算日が異なる北米子会社については、原則として2015年1月1日から2015年12月31日までの経営成績が含まれております。)における当社グループの事業環境について、ご報告いたします。


当連結会計年度における当社グループの根幹事業である金を取り巻く環境は、前年同様に極めて厳しい状況下で推移しました。
当連結会計年度の金価格は、2015年1月を1トロイオンス当たり1,190米ドル台前後という価格で迎えました。これは前年同時期の価格と比べてもやや低い価格であり、同月下旬に一時1,300米ドル台に迫る価格へと推移したものの、以降は1,200米ドル台前半を挟んだ低い価格帯で推移し、7月には一時期1,100米ドル台を割り込み、以降は1,200米ドル台へ回復することなく、とくに11月には過去6年間の最安値を付けるという厳しい推移を続けました。
こうした金価格の低調な推移は、中国経済への懸念の高まりによるコモディティ価格の下落、中国上海市場の株価の大幅な下落、FOMC(連邦公開市場委員会)による利上げ予測が広がるなどがその背景にあったと考えます。
他方、米ドル為替相場は、比較的穏やかな円高基調が続き、概ね120円台を挟んだレンジで推移いたしました。


続きまして、当社グループの北米におきます金生産事業の概況について、ご報告いたします。
当社グループでは、米国ネバダ州にスタンダード鉱山(Standard Gold Mining, Inc.)及びフロリダキャニオン鉱山(Florida Canyon Mining, Inc.)の2つの金鉱山での金生産事業を主たる事業としておりました。
当社では、2015年6月19日に開示のとおり、金鉱山事業の安定的な操業と、金融負債の返済を行うことで、運転資金の面の不安を払拭すべく、アドミラルキャピタル株式会社(東京都千代田区:代表取締役 木下 玲子)が運営するADM-Gold Co., Ltd.との間で、総額25,000千US$の借入契約を締結いたしました。
しかしながら、当第1四半期連結会計期間末において、北米子会社の会計監査人でありますプライスウォーターハウスクーパースLLPからの指摘に従い、たな卸資産(リーチパッド上の鉱石)の評価損4,386百万円を計上した結果、1,317百万円の債務超過の状態となるなど、その経営状況は極めて厳しいものとなりました。
このような経営状況と前掲しております金価格の長期間に亘る低迷と、想定した生産量を下回る生産実績、これによる売上高の減少、営業債務及び未払債務の滞留が発生するなど、将来に亘り健全に事業運営をするには厳しい環境であると考え、アドミラルキャピタル株式会社と協議を重ねた結果、当社では、2015年9月4日開示のとおり、同社関連会社による新株予約権行使を受け容れ、Florida Canyon Mining, Inc. 、Standard Gold Mining, Inc.並びにJipangu Exploration Inc.の株式保有比率が10%に減少し、当社連結子会社から除外することといたしました。
他方、国内におきましては、前掲しておりますとおりの経営状況の推移より、2015年10月7日に開示いたしておりますとおり、主幹事証券会社より同日付で指定取消の届出を日本証券業協会に行う旨の決定通知がなされたため、2015年10月8日付で取引監理銘柄に指定されることとなり、2015年11月9日付で当社株式のフェニックス銘柄としての指定が取り消されることとなりました。株主の皆様には多大なご迷惑とご不便をお掛けいたしましたこと、深くお詫び申し上げます。
当社では、こうした状況を速やかに脱することを目的に、2015年11月19日に開示のとおり、クレアホールディングス株式会社(東証第二部 証券コード:1757)に対して、第三者割当の方法により新株式を発行し、新たな金鉱山事業の取得と証券市場への復帰を目指した活動を進め、2015年12月4日に開示のとおり、トロント証券取引所のVenture市場に上場しているAtlanta Gold Inc.(以下「Atlanta Gold社」といいます。)の株式15%を取得する契約を締結し、当連結会計年度内に同社発行済株式の9.8%を取得することとなり、新たな事業基盤獲得の第1歩を踏み出すことといたしました。同時に、当社では、新たな成長軌道へ向けた資本と資金の獲得について熟慮を重ねた結果、自主再生の可能性を最大限に発揮することが可能となるよう、前掲の新株割当先との間にて協議を重ねた結果、当社主要株主であるブルパレスコーポレーション株式会社並びに当社代表取締役社長である松藤民輔氏に当該株式を譲渡することを決定しました。
当社は、新たな事業基盤の獲得を終え、債務超過解消へ向けた施策実行の時を見据え、現下の状況から速やかに脱することができますよう、必要な施策を適宜、俊敏に実行してまいります。
以上の結果、当連結会計年度における業績は前年同期と比較して金生産量の大幅な減少による影響を受け売上高は2,540百万円(前年同期比54.8%減)、営業損失は6,410百万円(前年同期は139百万円の営業利益)、経常損失は7,281百万円(同420百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する当期純損失は7,115百万円(同1,370百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。なお多額の親会社株主に帰属する当期純損失を計上した結果、当連結会計期間末における純資産は3,664百万円の債務超過となっております。
(注) 上記金額には消費税等は含まれておりません。


(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ106百万円(前年同期は572百万)減少し、5百万円(同111百万円)となりました。
当連結会計年度に係る区分ごとのキャッシュ・フローの状況は、以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金は、883百万円(前年同期は191百万円)減少しました。これは主に棚卸資産の減少による資金の増加があったものの、税金等調整前当期純損失により資金が減少したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少は、74百万円(前年同期は247百万円の増加)となりました。これは主に有形固定資産の取得及び差入保証金の差入による支出によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の増加は、894百万円(前年同期は644百万円の減少)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出があったものの、これを上回る長期借入れによる収入があったことによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03369] S1007ULB)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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