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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007XW6

有価証券報告書抜粋 株式会社ブルボン 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、好調な企業業績や雇用情勢の改善などにより緩やかな回復基調で推移してきましたが、年明けより中国をはじめとする新興国経済の成長鈍化や資源国の財政悪化などによる海外経済の減速懸念から、先行きの不透明感が強まる状況で推移いたしました。
菓子・飲料・食品業界は、訪日外国人による消費拡大や所得環境の改善による個人消費の回復が期待されたもの
の、物価上昇に伴う実質賃金の伸び悩みから慎重な消費行動が続きました。また、食品のもつ働きを分かりやすく表示できる「機能性表示食品制度」がスタートし、健康を意識した商品への関心が一段と高まりました。
このような中、当社グループは一貫して、食品製造企業として安全・安心・安定および健康を基とした品質保証第一主義に徹し、その更なる徹底ならびに取り組み強化の一貫として、当社生産工場の再構築に着手するとともに、実質価値の高い商品と消費者ニーズにお応えしたサービスの提供など、顧客満足度の向上に向けた活動を推進してまいりました。具体的には、女性の社会進出や単身・シニア世帯の増加などによるニーズの変化、低価格志向とこだわり志向の二極化などの選択的な消費志向への対応により、消費者が求める価値の実現に機敏かつ柔軟に取り組み、きめ細かい店頭フォロー活動や地域のニーズに合わせた企画提案型の営業活動、品揃えの強化と付加価値を高めた魅力のある商品開発を通して、お客様の満足につながる活動を推進してまいりました。
その結果、天候不順の影響を受けた品目があったものの、バータイプ商品やグミ商品、板チョコレート商品などが好調に推移したことと、ファミリーサイズ商品やロングセラー商品などが好評をいただいたことから、ビスケット品目、チョコレート品目、キャンデー品目などが伸張し、売上高は前期を上回りました。
利益面では、売上高の伸張とコスト削減、経費の効果的使用に取り組んだことなどにより、営業利益ならびに経常利益は前期を上回りました。また、生産工場の再構築に伴い減損損失および移設関連損失を計上しましたが、投資有価証券の売却益などにより親会社株主に帰属する当期純利益は前期を上回りました。

営業品目別の概況
菓子の合計売上高は104,085百万円(対前期比104.6%)となりました。
菓子では、ビスケット品目を中心として、豆菓子、キャンデー、デザート、米菓、スナック、チョコレート、チュ
ーインガムなどの品目を展開しました。
薄くスライスしたラスクにビターチョコレートをコーティングした「ラシュクーレショコラ」、生チョコレートを閉じ込めた大粒のトリュフチョコレート、コーラ味の「フェットチーネグミ」、「キャラメルポップコーンプレッ
ツェルミックス」など独自性の高いポップコーン商品を新たに発売しました。バータイプ商品は「濃厚チョコブラウニー」を中心として販売ルートの拡大により伸張しました。香ばしい焦がしバターのコクが広がるブロンドチョコ
レートを用いた「アルフォートミニチョコレート」などの品揃えを強化し好評をいただきました。加えて季節に合わせた、抹茶フェア、サマーフルーツフェア、いも・栗フェア、ホワイトフェア、いちごフェアなどを企画し、多様なカテゴリーによる商品展開を図るなど積極的な拡販に努めました。
また、発売20周年を迎えた「プチシリーズ」において、教育助成活動のベルマーク運動へ協賛したほか、一般社団法人健康ビジネス協議会が実施している「水性印刷商品認証制度」において、当社商品12品が制度第1号として認証をいただきました。さらに、ブルボン好きのためのオンラインコミュニティサイト「ブルボンファンパーク」のオープンや、オリジナルキャラクター“プチクマ”のLINEスタンプ配信、「純金のアルフォートミニが当たる!」消費者キャンペーンの実施、アルフォートとマシュマロで作る“かんたんスモア”の新しい食べ方を提案したテレビコマーシャルを放映するなど、話題作りと活性化にも取り組みました。
ファミリーサイズ商品やマイベネフィットシリーズのほか、ロングセラー商品、板チョコレート商品や袋チョコレ
ート商品などが伸張したことから、全体では前期を上回りました。

飲料・食品・その他の合計売上高は5,475百万円(対前期比100.3%)となりました。
飲料・食品は、健康志向の高まりを背景としてココナッツミルクを使用した商品の品揃えを強化し拡販を図るとともに、リニューアルした「牛乳でおいしくホットなココア」などのココア商品が営業活動の強化により伸張しまし
た。
また、“包んで”“型を抜いて”などのアレンジができるシート状のマルチスタイルスイーツ「スライス生チョコレート」をチルドコーナーで全国発売しました。ご家庭での楽しい時間を演出するほか、新しい価値を創出する食材として多くの反響をいただきました。粒状ゼリー入りのドリンクゼリー「粒ジュレ」では新味を加えたほか、シニアにも飲みやすくおいしい栄養補給ジュレ「彩果のしずく」を新たに発売しました。
機能性食品は、栄養調整食品「スローバー」シリーズの一部をリニューアルするとともに、品揃えを強化し拡販に努め伸張しました。また、機能性表示食品制度に基づいた商品として「カラダみらい」シリーズの3品を消費者庁に申請し受理されました。
飲料・食料品全体では、夏場の天候不順の影響を受けて「粒ジュレ」シリーズが伸び悩んだことと粉体食品、保存食品が伸び悩んだことから前期を下回りました。

その他では、通信販売事業は、催事企画商品の展開や魅力的な品揃えの充実によるお客様の利便性と満足度の向上を図り、顧客の拡大とリピーターの増加に取り組みました。
自動販売機事業は、多様な商品を取り扱うプチモールの設置環境の選択による効率性の向上に取り組んだほか、展開推進による台数の増加に伴って伸張しました。
また、酒類販売事業は、クラフトビールへの関心が継続したことに加え、既存品のほか受託生産や輸出、ギフト商品が伸張したことから前期を大きく上回りました。

以上の営業活動により業績の向上に努めてまいりました結果、当連結会計年度の売上高は109,561百万円(対前期比104.4%)、営業利益は4,368百万円(対前期比129.9%)、経常利益は4,151百万円(対前期比107.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,607百万円(対前期比132.6%)となりました。

なお、当連結会計年度より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 2013年9月13日)等を適用し、「当期純利益」を「親会社株主に帰属する当期純利益」としております。

(2) キャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フローは6,366百万円の収入(前期6,360百万円の収入、対前期比100.1%)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益4,262百万円、減価償却費3,477百万円があったことと、法人税等の支払額1,740百万円があったことによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは3,471百万円の支出(前期4,406百万円の支出、対前期比78.8%)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出4,808百万円があったことと、投資有価証券の売却による収入1,590百万円があったことによるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは1,441百万円の支出(前期1,060百万円の支出、対前期比135.9%)となりました。これは、借入金及びリース債務の返済による支出640百万円があったことと、配当金の支払額400百万円、自己株式の取得による支出400百万円があったことによるものです。
以上の結果、現金及び現金同等物の期末残高は14,596百万円(前期13,170百万円、対前期比110.8%)となりまし
た。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00380] S1007XW6)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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