シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10076M6

有価証券報告書抜粋 オエノンホールディングス株式会社 研究開発活動 (2015年12月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


当連結会計年度の研究開発費は476百万円であります。
セグメント別の主な研究開発活動を示すと、次のとおりであります。

(1) 酒類事業
当連結会計年度の研究開発費は165百万円であります。
オエノン酒類基礎研究所では、各事業会社技術部門と連携して、清酒、焼酎など、「和酒」に関する研究を行っております。とくに、お客様のニーズに合った品質の製品をお手頃な価格で提供することを目指して、さらなるコストダウン及び品質向上を実現するために、大量生産に向く液化仕込み技術をベースとした検討を進めております。
具体的なテーマとしては、
① 経済酒のコストダウン
② 液化仕込み清酒の品質向上
③ 液化仕込みに関わる技術開発
を目的に、引き続き原酒の精製に関わる技術開発、オフフレーバーの生成予測と抑制法の検討、酵母の育種改良等に取り組み、得られた知見を各事業会社に適宜、開示・提案しております。
分析につきましては、味覚センサーによる酒類の香味の客観的な評価や、におい嗅ぎ装置とガスクロマトグラフ質量分析計を活用した原料・製品中のオフフレーバーや不純物の同定などの技術力向上に努めております。これらの分析技術は、新商品開発や品質保証、原材料の評価にも活用しております。
これらの活動を通し、「当社グループのシーズ」と「お客様のニーズ」を融合し、「顧客起点の発想」に立った商品開発につなげてまいります。

(2) 酵素医薬品事業
当連結会計年度の研究開発費は310百万円であります。
長年に渡り培ってきた発酵バイオ技術をコア・コンピタンスとして、「健康」と「環境」をテーマに酵素、原薬、診断薬、生産支援ビジネス(受託事業)の4つの分野で事業展開しております。
主力商品の乳糖分解酵素「ラクターゼ」は、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロするいわゆる乳糖不耐症の方向けの乳製品での使用を中心に、世界トップクラスのシェアを保持しております。近年は、付加価値を高めた機能性乳製品への利用が国内外共に増えており、お客様のニーズに応えた製品品質を提供すべく、関連する酵素も含めて鋭意研究に取り組んでおります。その他の酵素としては、澱粉糖製造用酵素「イソアミラーゼ」や組織培養用酵素「ディスパーゼ」などを上市しております。いずれもユニークな性質を有する酵素であり、性能及び品質のさらなる向上に資する研究を行い、販売を拡大していきたいと考えております。また、遺伝子組換え技術を積極的に活用した、機能性の高い酵素の研究開発にも力を入れております。
原薬分野では、変化の激しいジェネリック医薬品市場に柔軟に対応すべく、既存原薬の改良研究を進めております。また、当社の基幹技術である発酵バイオ技術を最大限活用すべく、次なる原薬候補の検討も進めております。
診断薬分野では、主力である便潜血検査試薬(大腸がん検査)の品質向上に加えて、検査システム全体としてお客様の利便性を高める観点から、周辺試薬の改良研究に取り組んでおります。

(3) バイオエタノール事業
2009年に苫小牧工場バイオエタノール技術実証プラントの稼働を開始し、2012年度からは「バイオ燃料生産拠点確立事業」への取組みを行ってきましたが、2015年3月をもって生産を終了し、各種課題解決に向けたデータ取り及び報告書のとりまとめを行いました。
なお、当該費用については国庫補助金の交付を受けております。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00397] S10076M6)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。