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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10082R1

有価証券報告書抜粋 株式会社小林洋行 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
(経済環境)
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府及び日銀の各種政策の効果により、雇用・所得環境の改善が続くなど、景気は緩やかな回復基調が続きました。しかしながら、中国を中心としたアジア新興国の経済成長の減速や原油等の資源価格急落による資源国の景気下振れの影響が、わが国の景気を下押しするリスクとして懸念され、依然として先行き不透明な状況で推移しました。
(経営環境)
当社グループの主たる事業である投資・金融サービス業においては、中国を中心とした新興国の景気減退懸念や原油等の資源価格の急落、各国中央銀行による金融政策などの影響を受け、東京商品取引所におきましては、全体的にボラティリティの高い市場環境となりました。特にドバイ原油については、2016年2月8日に上場来最高の取引高76,109枚を記録するなど活況を呈し、2015年5月に上場しました東京ゴールドスポット100についても2016年2月の一日平均取引高が17,247枚と上場来最高を記録し、ドバイ原油に次ぐ取引高となっております。その結果、国内商品取引所の総売買高は、53,117千枚(前連結会計年度比15.4%増)と4期ぶりに増加しました。
生活・環境事業においては、環境意識の定着や電力コストの増加により太陽光発電機やLED照明の需要は依然高水準にあるものの、価格競争が激しさを増し販売においては厳しい環境になりました。また、スポーツ施設提供業においては、前半は、週末を中心に好天に恵まれ客足を伸ばしましたが、後半は、周辺のゴルフ場との価格競争が激化するなど集客に苦戦を強いられました。不動産業においては、外国人観光客数の増加やオリンピック需要などの影響で、都市圏のビジネスホテルやシティホテルを中心に高稼働率が続き、賃貸業を含め全体的に高水準で推移しております。
(業績)
このような事業環境のもと、投資・金融サービス業においては、商品先物取引業を専業としていた当社連結子会社の株式会社共和トラストが解散したため、当社グループの受取手数料は1,086百万円(前連結会計年度比26.5%減)となりました。また、自己ディーリング部門は、ボラティリティの高い市場環境の恩恵を受け、331百万円の売買益(前連結会計年度比312.7%増)となっております。
生活・環境事業においては、生命保険・損害保険の募集業務に関しましては、既存顧客へのサービス強化に努めたことにより、顧客単価を増加させたため、募集手数料は124百万円(前連結会計年度比37.8%増)となりました。これ以外の太陽光発電機・LED照明等の売上高は、157百万円(同44.2%減)となり、映像コンテンツ配信業務の売上高37百万円(同12.2%減)に、当連結会計年度より株式会社三新電業社及び看板資材株式会社を連結子会社化したことによる広告用電設資材卸売業の売上高590百万円などを加えた、売上高は914百万円(同119.4%増)となっております。
スポーツ施設提供業においては、周辺のゴルフ場との価格競争のため、来場者数は減少しましたが、料金システムの改定により客単価が上がり、売上高は442百万円(同0.3%増)となっております。
不動産業においては、ビジネスホテル、マンション等の賃貸料収入により賃貸部門は堅調に推移しております。一方、販売部門は中古区分マンションや戸建用地など短期転売を目的とした仕入・販売を行った結果、売上高は571百万円(同4.7%減)となり、その他の事業を含めた営業収益は3,499百万円、営業総利益は2,217百万円となっております。
一方、営業費用は2,370百万円となり、経常損失109百万円(前連結会計年度は経常損失179百万円)となりました。また、投資有価証券売却益124百万円などの特別利益215百万円を計上しましたが、当社連結子会社株式会社共和トラストの解散に伴う事業構造改善費用145百万円及び退職特別加算金217百万円、当社連結子会社株式会社フジトミの貸倒引当金繰入額208百万円などの特別損失620百万円を計上したため、親会社株主に帰属する当期純損失は563百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純利益171百万円)となりました。
なお、2015年2月より連結子会社化しました株式会社三新電業社及び看板資材株式会社の2015年3月分を含めているため、当連結会計年度につきましては、両社の13ヶ月間(2015年3月1日~2016年3月31日)を連結対象期間とした決算となっております。このため、対前年連結会計年度比につきましては記載しておりません。
また、当連結会計年度より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 2013年9月13日)等を適用し、「当期純利益又は当期純損失」を「親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失」としております。

セグメントの業績は、次のとおりです。
① 投資・金融サービス業
当連結会計年度の投資・金融サービス業の営業収益は1,417百万円(前連結会計年度比9.1%減)、セグメント損失は36百万円(前連結会計年度は58百万円のセグメント損失)となりました。
当連結会計年度における投資・金融サービス業の営業収益は、次のとおりであります。
イ 受取手数料
区分金額(千円)前年同期比(%)
商品先物取引
現物先物取引
農産物市場23,950△8.9
貴金属市場881,445△32.5
ゴム市場15,1654.4
石油市場31,912△40.7
小計952,473△32.0
現金決済取引
石油市場9,516131.7
貴金属市場115,05259.9
小計124,56863.8
商品先物取引計1,077,042△27.1
金融商品取引
取引所株価指数証拠金取引6,535-
取引所為替証拠金取引1,084-
金融商品取引計7,619-
証券取引等(金融商品仲介等)1,4511.4
合計1,086,112△26.5
(注)上記の金額には消費税等は含まれておりません。
ロ 売買損益
区分金額(千円)前年同期比(%)
商品先物取引
現物先物取引
農産物市場30,181389.8
貴金属市場14,382-
ゴム市場10,086-
石油市場230,310495.7
小計284,959255.1
現金決済取引
石油市場46,151-
貴金属市場218-
小計46,369-
商品先物取引計331,328312.9
金融商品取引トレーディング損益△106-
合計331,222312.7
(注)上記の金額には消費税等は含まれておりません。
ハ その他
区分金額(千円)前年同期比(%)
その他(情報提供報酬等)357△27.2
合計357△27.2
(注)上記の金額には消費税等は含まれておりません。

当社グループの商品先物取引の売買高に関して当連結会計年度中の状況は、次のとおりであります。
ニ 商品先物取引の売買高の状況
市場名委託(枚)前年同期比
(%)
自己(枚)前年同期比
(%)
合計(枚)前年同期比
(%)
現物先物取引
農産物市場12,592△21.03,402△40.415,994△26.1
貴金属市場190,225△51.23,05817.9193,283△50.7
ゴム市場17,90817.6732△27.418,64014.8
石油市場25,498△37.92,424△0.127,922△35.8
小計246,223△46.79,616△18.1255,839△46.0
現金決済取引
石油市場9,79440.8530-10,32448.4
貴金属市場126,70757.1200-126,90757.3
小計136,50155.8730-137,23156.6
合計382,724△30.410,346△11.9393,070△30.0

(注)1.主な商品別の委託売買高とその総委託売買高に対する割合は、次のとおりです。
前連結会計年度
自 2014年4月1日
至 2015年3月31日
当連結会計年度
自 2015年4月1日
至 2016年3月31日
取引所名銘柄名委託売買高
(枚)
割合(%)取引所名銘柄名委託売買高
(枚)
割合(%)
㈱東京商品取引所290,92752.9㈱東京商品取引所118,45731.0
白金95,62517.4金ミニ75,41119.7
ガソリン38,6087.0白金70,12018.3
ゴム15,2302.8金限日36,2679.5
トウモロコシ13,3252.4ガソリン23,8596.2
2.商品先物取引における取引単位の最低単位を枚と呼び、例えば㈱東京商品取引所の金は1枚1kg、ガソリンは1枚50klというように1枚当たりの数量は商品ごとに異なります。

当社グループの商品先物取引に関する売買高のうち、当連結会計年度末において反対売買により決済されていない建玉の状況は、次のとおりであります。
ホ 商品先物取引の未決済建玉の状況
市場名委託(枚)前年同期比
(%)
自己(枚)前年同期比
(%)
合計(枚)前年同期比
(%)
現物先物取引
農産物市場59530.2--59530.2
貴金属市場4,774△35.4100-4,874△34.1
ゴム市場256△26.9--256△26.9
石油市場346△54.5100-446△41.3
小計5,971△33.4200-6,171△31.1
現金決済取引
石油市場25562.4100-355126.1
貴金属市場6,09187.5--6,09187.5
小計6,34686.4100-6,44689.3
合計12,317△0.4300-12,6172.0

② 生活・環境事業
当連結会計年度の生活・環境事業の営業収益は914百万円(前連結会計年度比119.4%増)、セグメント損失は33百万円(前連結会計年度は66百万円のセグメント損失)となりました。
区分金額(千円)前年同期比(%)
広告用電設資材卸売業590,346-
太陽光発電機・LED照明等の販売事業等157,406△44.2
生命保険・損害保険の募集124,52737.8
映像コンテンツ配信業務37,872△12.2
その他4,542268.1
合計914,694119.4
(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
③ スポーツ施設提供業
当連結会計年度のスポーツ施設提供業の営業収益は442百万円(前連結会計年度比0.3%増)、セグメント利益は15百万円(同41.3%減)となりました。
④ 不動産業
当連結会計年度の不動産業の営業収益は571百万円(前連結会計年度比4.7%減)、セグメント利益は249百万円(同37.8%増)となりました。
区分金額(千円)前年同期比(%)
不動産販売収入332,785△17.4
不動産賃貸料収入238,79321.4
合計571,579△4.7
(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
⑤ その他
当連結会計年度のインターネット広告業などの営業収益は153百万円(前連結会計年度比46.5%増)、セグメント利益は18百万円(同3.4%減)となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における連結ベースのキャッシュ・フローは、営業活動による支出235百万円(前連結会計年度は330百万円の支出)、投資活動による収入267百万円(前連結会計年度は126百万円の支出)及び財務活動による支出27百万円(前連結会計年度は49百万円の支出)でありました。この結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物は1,947百万円(前連結会計年度末比3百万円増)となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりです。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動の結果使用した資金は、235百万円となりました。これは主に、事業構造改善費用145百万円及び退職特別加算金217百万円の計上等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果得た資金は、267百万円となりました。これは主に、投資有価証券の取得による支出612百万円及び投資有価証券の売却による収入803百万円の計上等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は、27百万円となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出21百万円、配当金の支払額23百万円及び非支配株主への配当金の支払額12百万円の計上等によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


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