シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10089MK

有価証券報告書抜粋 株式会社伊藤園 業績等の概要 (2016年4月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度(2015年5月1日から2016年4月30日まで)におけるわが国の経済は、政府の経済対策や金融政策の効果もあり、輸出企業の業績および雇用情勢の改善、外国人観光客の増加などを背景に緩やかな回復基調にあるものの、個人消費は消費マインドに足踏みがみられ、個人消費の回復は力強さにかけております。
飲料業界におきましては、夏場の天候不順による影響や、競争激化による低価格化、原材料コストの上昇懸念などから、経営環境は更に厳しさを増しております。
このような状況の中、当グループは経営理念であります「お客様第一主義」のもと、当グループを取り巻く全てのお客様に対し「お客様が今でもなお何を不満に思っていらっしゃるか」を常に考え、グループ一丸となって積極的な事業活動を行ってまいりました。
この結果、当連結会計年度の業績は、売上高4,655億79百万円(前期比8.1%増)、営業利益172億43百万円(前期比51.4%増)、経常利益150億74百万円(前期比34.2%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益86億15百万円(前期比18.1%増)となりました。セグメント別の業績を示すと次のとおりであります。


国内においては、茶葉(リーフ)製品につきまして、社内資格制度である「ティーテイスター資格」を保有する社員自ら、急須で入れたお茶の実演販売や試飲会などの活動を通して、比較的に高価格のパック茶販売を強化しております。また、プレミアムティーバッグシリーズをはじめとして、パウダータイプのインスタント緑茶などの手軽にご賞味いただける簡便性商品が、国内のみならず外国人観光客の皆様にもご好評をいただいております。
飲料(ドリンク)製品につきましては、主力製品であります「お~いお茶 緑茶」をリニューアルし、春には「桜パッケージ」を、秋には「紅葉パッケージ」を順次展開し、昨年に引き続き日本を象徴する四季折々のデザインとともにお客様のもとへお届けしてまいりました。
当グループでは、「茶産地育成事業」を推進しており、主に九州地区において、耕作放棄地を積極活用するとともに、生産性と環境保全を両立した大規模茶園経営のもと高品質で安定した原料調達を実現しております。この「茶産地育成事業」によって香りにこだわって育てられた「お~いお茶専用茶葉」の使用量を増やし、急須で入れたお茶本来の香りとおいしさを追求するとともに、「お~いお茶」ブランドの更なる価値向上を図ってまいります。
日本茶・健康茶・中国茶飲料におきましては、主力製品であります「健康ミネラルむぎ茶」が好調に推移しているほか、「お~いお茶 絶品ほうじ茶」、「Relaxジャスミンティー」につきましても引き続き順調に売上を伸ばしております。また、「2つの働き カテキン緑茶」や「黄金烏龍茶」をはじめとした特定保健用食品や、「お~いお茶 巡りさらら」をはじめとした機能性表示食品につきましても好調に推移いたしました。
コーヒー飲料におきましては「TULLY'S COFFEE」ブランドシリーズが引き続きご好評をいただき、更に販売数量を伸ばすなど、業績の向上に寄与しております。
このような販売活動を取り巻く競争激化、消費低迷などの厳しい状況において、更なる原価低減や各経費の見直しを行うとともに、費用対効果を意識しながら販売促進費を投入し、収益性の改善に努めてまいりました。
チチヤス㈱においては、広島県を中心とした乳類および発酵乳等の積極的な販売に加え、当社との共同開発によるブランドシナジーを拡大しております。また、ネオス㈱は、西日本に強い販売チャネルを持っており、当グループの自動販売機事業に関して、更なる強化を図っております。
海外においては、茶葉(リーフ)製品につきまして、「グローバルブランド」で展開する抹茶グリーンティーの販売を開始し、米国、豪州、東南アジアを中心に積極的な海外展開を行ってまいりました。
飲料(ドリンク)製品につきましては、ITO EN(North America)INC. において、和食の世界的なブームや健康志向の高まりを背景に、「お~いお茶」などの無糖茶飲料が順調に売上を伸ばしております。また、米国を中心にコーヒー豆の栽培から販売までを行うDistant Lands Trading Company, Inc. と、今後も引き続き米国内における当グループ製品の販売など、シナジー(相乗効果)を追求してまいります。
2020年に東京で開催される「東京オリンピック・パラリンピック競技大会」に向けて、国内外において、茶葉(リーフ)製品および飲料(ドリンク)製品の積極的な販売活動を継続していくとともに、当社独自の「茶畑から製品まで」のビジネスモデルを最大限に活かし、世界に健康で豊かな食生活への新たな価値を提供していくため、「伊藤園」から世界の「ITO EN」として、更なるブランドの確立を目指してまいります。
この結果、リーフ・ドリンク関連事業の売上高は4,319億95百万円(前期比8.0%増)となり、営業利益は149億4百万円(前期比93.3%増)となりました。


タリーズコーヒージャパン㈱におきましては、季節商品を中心にドリンク類が好調なことに加え、パスタなどのデリカ類やドーナツなどのデニッシュ類、店頭で販売している蜂蜜につきましても、ご好評をいただいております。また、新規出店も順調に進み、総店舗数は638店舗となり、更なる拡充を続けております。
既存店舗の改装などによる活性化を図り、店舗競争力を強化することで、スペシャルティコーヒーショップとしての更なるブランド強化を図ってまいります。
この結果、飲食関連事業の売上高は275億36百万円(前期比9.1%増)となり、営業利益は28億79百万円(前期比19.4%減)となりました。


売上高は60億47百万円(前期比13.6%増)となり、営業利益は8億29百万円(前期比27.1%減)となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況

営業活動によるキャッシュ・フローは、300億85百万円の収入(前期は177億51百万円の収入)となりました。主な要因といたしましては、増加要因として税金等調整前当期純利益149億25百万円、減価償却費160億75百万円、のれん償却額18億24百万円であるのに対し、減少要因として法人税等の支払額35億12百万円があったことによるものです。


投資活動によるキャッシュ・フローは、81億50百万円の支出(前期は92億42百万円の支出)となりました。これは主に設備投資による支出84億49百万円があったことによるものです。


財務活動によるキャッシュ・フローは、180億18百万円の支出(前期は48億35百万円の支出)となりました。主な要因といたしましては、減少要因としてファイナンス・リース債務の返済による支出112億36百万円、配当金の支払52億43百万円があったことによるものです。

以上の結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末と比較して43億36百万円増加し、532億59百万円となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00414] S10089MK)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。