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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1009AAT

有価証券報告書抜粋 マルサンアイ株式会社 業績等の概要 (2016年9月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府による経済政策や金融政策等を背景に、企業業績や雇用環境に改善の動きが見られたものの、急速な円高の進行、新興国の景気減速や英国のEU離脱問題等海外の経済情勢が不安定であり、先行きは不透明な状況となっております。
食品業界におきましては、穀物価格の変動や為替市場の変動など、企業を取り巻く環境は、不透明な状況が続いております。
みそ業界におきましては、食の多様化による出荷数量の減少が続いております。
豆乳業界につきましては、健康志向の高まりを背景に、市場は堅調に推移しております。
このような環境の中で、当社は消費者の皆様方に安全で安心できる製品の提供に努めるとともに、原価高騰に対して、事業の効率化やコスト削減等の利益向上対策に努め、経営基盤の強化に取り組んでまいりました。
この結果、売上高は、豆乳が堅調に推移したため、242億38百万円(前連結会計年度比2.2%増)、営業利益は、売上高増加、原油価格低下による電力、光熱、燃料費減少により原価が下がったこと、加えて合理化及びコスト削減に努めたため、7億48百万円(前連結会計年度比18.6%増)、経常利益は、急速に円高が進んだことによりデリバティブ評価損2億26百万円を計上したため、5億31百万円(前連結会計年度比33.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は、経常利益が減少したため、3億14百万円(前連結会計年度比39.1%減)となりました。
なお、2016年4月に発生した熊本地震により、当該地域の豆乳工場が被災したため豆乳の生産に影響を及ぼし、やむを得ず一部豆乳製品を約1ヵ月間休売いたしました。
又、当連結会計年度より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 2013年9月13日)等を適用し、「当期純利益」を「親会社株主に帰属する当期純利益」としております。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。

① みそ事業
生みそ、調理みそが減少したため、売上高は、45億86百万円(前連結会計年度比1.6%減)となりました。
a.生みそ
業務用商材は出荷量が増加したものの、販売単価が下落したため、売上高は、37億75百万円(前連結会計年度比1.1%減)となりました。
だし入りみそのシェアを獲得するために発売した「みそ職人 旨味贅沢」は、2年連続モンドセレクション最高金賞を受賞いたしました。塩分ひかえめながら、だしの旨味でおいしさを追求した品質が国際的に認められました。パッケージにモンドセレクション最高金賞2年連続受賞を告知し、旨味贅沢ブランドの育成に努めました。
2016年9月に発売20年のロングセラー商品、「味の饗宴シリーズ」をリニューアルいたしました。 「米麹」、「麦麹」、「豆麹」の三種の麹を元から仕込み、熟成させております。みそ及び容器・デザインの見直しなど全面的にリニューアルいたしました。
又、子会社である株式会社玉井味噌から、国産米「コシヒカリ」、北海道産大豆「とよまさり」、国産塩を使用した十割麹の淡色系みそ「冴 500g」を発売いたしました。関西エリアの販売強化のため、かつおと昆布のあわせだしを使った「京風あわせ 500g」を復活発売させ、この秋には全国向けに販売を拡大させております。
和食が世界遺産に認定されたこともあり、海外からの引き合いも徐々に増えており、海外得意先専用商品の開発も行っております。


b.調理みそ
特定企業向けの製品を一部統制したため、売上高は、4億3百万円(前連結会計年度比7.5%減)となりました。
2016年3月に、チューブ入り調味料「ごちみそ(鶏ガラコク旨味・ガーリックバター味)」を発売いたしました。

c.即席みそ
特定企業向けの製品を一部統制したものの、売上高は、4億7百万円(前連結会計年度比0.2%増)とほぼ横ばいになりました。
2016年3月には岡崎市で結成された、「グレート家康公『葵』武将隊」をデザインにあしらった、「懐石仕立 本場赤だし 6食タイプ」を発売いたしました。2016年9月には、日本で初めて「えごまオイル」の食用化に成功した地元岡崎市の老舗メーカー「太田油脂(株)」とコラボした「毎日えごまオイル味噌汁」を発売いたしました。又、みその将来を描く、ママ安心・こども嬉しいおみそ汁「こども味噌汁」を発売いたしました。

② 豆乳飲料事業
豆乳が堅調に推移したため、売上高は、178億58百万円(前連結会計年度比1.8%増)となりました。
なお、持分法適用関連会社のアメリカン・ソイ・プロダクツ INC.による、持分法による投資利益21百万円を営業外収益に計上しております。
a.豆乳
2016年4月に発生した熊本地震により、当該地域の工場が被災し一部豆乳製品を約1ヵ月間休売したものの、他の工場において増産を図ったこと、海外向け製品等が好調であったこともあり、売上高は、145億34百万円(前連結会計年度比2.9%増)となりました。
2016年3月に「ひとつ上の豆乳」を「ソイプレミアムひとつ上の豆乳」へリニューアルいたしました。「ひとくちでわかる、そのこだわり」をキーメッセージとした、厳選国産大豆でつくったプレミアム豆乳です。品質も一段とレベルアップいたしました。ラインナップは、「成分無調整」、「紅茶」、「珈琲」、「白桃」、「メロン」の5種類です。又、「豆乳飲料ベリーミックス」を発売し、「ソイビーアップ」をリニューアル発売いたしました。「ソイビーアップ」は、プロテインを手軽にチャージできる、アスリートのための豆乳飲料として、産学共同研究、マラソン大会等のスポーツイベント、アスリートとタイアップし、地道に商品の定着と販路拡大を行っております。
2016年9月には新製品として「ソイプレミアム ひとつ上の豆乳 豆乳飲料抹茶 200ml」を発売いたしました。

b.飲料
熊本地震の影響によりミネラルウォーターの出荷が増加したものの、アーモンド飲料が、競合他社の販売促進により伸び悩んだため、売上高は、33億23百万円(前連結会計年度比2.8%減)となりました。
アーモンド飲料では、2016年4月にアーモンドブリーズの業務用タイプとして「バリスタブレンド 1000ml」を業務用の商品として発売いたしました。日本におけるアーモンド飲料市場の拡大、育成を引き続き図ってまいります。
又、豆乳に続く第3のミルクが市場で注目を浴びていることから2016年9月に「ココナッツミルク飲料 200ml」をリニューアルし、第3のミルク市場における品揃えを強化しております。メディアにも取り上げられる機会が増え、徐々に出荷数量は増加しております。


③ その他食品事業
豆乳の乳酸菌発酵食品である「豆乳グルト」及び他社製品が好調に推移したため、売上高は、17億68百万円(前連結会計年度比18.9%増)となりました。
「豆乳グルト」は、2015年、2016年と「モンドセレクション」金賞を2年連続で受賞いたしました。2016年7月から西日本地区(九州・沖縄地区除く)にて販売を開始し、9月から東北地区も販売開始しております。
2016年9月に、「にんべん」と「まつや」とコラボしたストレート鍋スープを発売いたしました。「にんべん」の本枯鰹節粉を使用した「和風豆乳鍋」、「まつや」オリジナルの「ピリ辛とり野菜みそ」と当社の「純正こうじみそ」を合わせた、「ピリ辛とり野菜みそキムチ鍋スープ」の2種類を発売いたしました。
又、ここ最近の健康商材として話題が高まっている甘酒についても、従来の加糖タイプに加え、無加糖タイプを追加して販売強化に努めております。

④ 技術指導料その他
技術指導料及び受取ロイヤリティーとして、売上高25百万円(前連結会計年度比51.3%増)を計上いたしました。

(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ1億87百万円増加し、19億67百万円(前連結会計年度比10.5%増)となりました。各キャッシュ・フローの状況と主な要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、11億90百万円(前連結会計年度は12億62百万円の資金増加)となりました。これは、減価償却費6億70百万円及び税金等調整前当期純利益5億12百万円等の資金増加によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、21億87百万円(前連結会計年度は6億40百万円の資金減少)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出20億85百万円等の資金減少によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、11億93百万円(前連結会計年度は6億67百万円の資金減少)となりました。これは、長期借入金の返済による支出17億84百万円等の資金減少に対し、長期借入れによる収入20億50百万円及び短期借入金の純増加額9億50百万円等の資金増加によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00422] S1009AAT)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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