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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007X1Z

有価証券報告書抜粋 京浜急行電鉄株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当期のわが国経済は、経済対策、金融政策の効果などもあり、緩やかな回復基調が続いたものの、中国をはじめアジア新興国の景気が下振れし、先行きは不透明な状況で推移しました。
このような事業環境のなか、当社グループは、長期ビジョン「品川・羽田を玄関口として、国内外の多くの人々が集う、豊かな沿線を目指す」に基づき、各事業を推進するとともに、事業の選択と集中をさらに進めるなど経営の効率化を図り、経営基盤の強化に努めました。また、引き続きすべての事業において安全の徹底を図り、安心、良質なサービスの提供に努めました。
以上の結果、当期の営業収益は、交通事業および流通事業などが好調に推移したものの、不動産事業において前期に大規模分譲マンションの売り上げを計上した反動により、3,132億1千7百万円(前期比1.4%減)、営業利益は、不動産事業において多額のたな卸資産評価損を売上原価に計上したことなどにより、148億9百万円(前期比44.7%減)、経常利益は117億9千万円(前期比46.4%減)となりました。これに、特別損失として減損損失を計上したことなどにより、親会社株主に帰属する当期純損失は30億1千1百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純利益107億7千5百万円)となりました。
なお、当社は、本年5月に、ホテル グランパシフィック LE DAIBAの土地および建物ならびに㈱ホテルグランパシフィックの全株式を譲渡し、特別利益として固定資産売却益等を翌期の第96期に計上する予定であります。
次に、セグメント別の業績についてご報告いたします。

イ 交通事業
鉄道事業では、訪日外国人の増加や、上野東京ライン開業にあわせた北関東エリアにおける積極的な宣伝活動などにより、羽田空港国際線・国内線ターミナル駅をご利用のお客様が増加しました。また、ダイヤ改正を実施し、朝の通勤時間帯において、三浦・横須賀方面から品川方面までの着席保証列車「モーニング・ウィング号」の運行を開始するなど、利便性の向上を図りました。さらに、三浦半島の観光資源を活かした企画商品の販売やキャンペーンの実施など、当社線の利用促進を図りました。このほか、都心方面および近距離区間の通勤旅客が増加したことなどにより、輸送人員は前期比で2.5%増加し、過去最高となりました。
また、引き続き安全対策を最重要課題とし、京急鶴見駅および上大岡駅構内の高架橋耐震補強工事等を進めたほか、大師線で地下化工事を推進しました。
乗合・貸切自動車事業では、京浜急行バス㈱は、昨年3月の都市高速道路中央環状品川線の開通を機に、羽田空港アクセス路線で運行経路の変更およびダイヤ改正を実施するなど、利便性の向上に努めました。また、羽田空港の深夜早朝時間帯の航空便をご利用のお客様の利便性向上を図るため、深夜早朝アクセスバスの路線延長および増便を実施するなど、鉄道が運行していない時間帯の羽田空港アクセスの向上に努めました。
以上の結果、交通事業の営業収益は1,197億7千6百万円(前期比1.6%増)、鉄道事業における営業費の減少などにより、営業利益は215億5千万円(前期比25.1%増)となりました。

(業種別営業成績)

業種別当連結会計年度
(自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
営業収益(百万円)前期比(%)
鉄道事業81,8832.3
乗合・貸切自動車事業33,2830.5
タクシー事業4,609△2.7
営業収益計119,7761.6



(提出会社の鉄道事業運輸成績)

区分単位当連結会計年度
(自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
前期比(%)
営業日数3660.3
営業キロキロ87.0
客車走行キロ千キロ115,9930.6
輸送人員定期千人253,9072.3
定期外205,7802.7
459,6872.5
旅客運輸収入定期百万円30,4661.9
定期外48,2022.6
78,6692.4
運輸雑収3,303△10.1
収入合計81,9721.8
乗車効率%42.3

(注) 乗車効率の算出方法
旅客人員×平均乗車キロ×100
客車走行キロ×平均定員


ロ 不動産事業
不動産販売業では、当社は、他社と共同で販売した分譲マンション「ザ・タワー横須賀中央」、「オーベルグランディオ横浜鶴見」、「プライム横浜屏風浦」および港町駅前の「リヴァリエB棟」などの売り上げを計上したほか、「リヴァリエC棟」の販売を行いました。
不動産賃貸業では、交通結節点としてポテンシャルが高まる品川駅周辺に立地するオフィスビルなどで、高稼働率の維持に努めました。また、京急蒲田駅の鉄道高架下に開業した商業施設「ウィングキッチン京急蒲田」が順調に推移しました。さらに、京急開発㈱では、羽田空港等に好アクセスな立地を活かした「平和島物流センタ」が好調に推移しました。
しかしながら、前期に大規模分譲マンションの売り上げを計上した反動により、不動産事業の営業収益は398億3千5百万円(前期比19.8%減)、不動産販売業において三浦市三戸・小網代地区の大規模宅地開発事業の凍結決定に伴い、多額のたな卸資産評価損を売上原価に計上したことなどにより、営業損失は176億4千7百万円(前期は営業利益3億1百万円)となりました。

(業種別営業成績)

業種別当連結会計年度
(自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
営業収益(百万円)前期比(%)
不動産販売業22,201△32.3
不動産賃貸業17,6334.6
営業収益計39,835△19.8



ハ レジャー・サービス事業
ホテル業では、ホテル グランパシフィック LE DAIBAは、国内外のエージェントセールスを強化したことなどにより、旺盛な訪日外国人および国内需要を取り込み好調に稼働し、客室単価も上昇しました。また、京急EXインは、「京急EXイン 品川駅前」をはじめ各館が高稼働率を維持し、客室単価も上昇しました。さらに、当社は、羽田空港利用客等の需要を取り込むため、訪日外国人にも人気のある秋葉原に「京急EXイン 秋葉原」を開業しました。
レジャー施設業では、京急開発㈱は、「天然温泉 平和島」で、海外の航空会社と共同でキャンペーンを実施するなど、訪日外国人の獲得に努めました。
以上の結果、レジャー・サービス事業の営業収益は426億5千万円(前期比0.6%増)、営業利益は55億2千万円(前期比22.2%増)となりました。
なお、当社は、本年4月に、「京急EXイン 京急川崎駅前」を開業しました。また、本年5月に、ホテル グランパシフィック LE DAIBAの土地および建物ならびに㈱ホテルグランパシフィックの全株式を譲渡しました。

(業種別営業成績)

業種別当連結会計年度
(自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
営業収益(百万円)前期比(%)
ホテル・旅館・飲食業24,8426.7
レジャー施設・ゴルフ場業7,601△10.5
広告代理業5,749△5.9
その他4,456△1.1
営業収益計42,6500.6


ニ 流通事業
百貨店業では、㈱京急百貨店は、本年10月の開業20周年に向け、ライフスタイルにあわせた品揃えの強化を図るため、婦人服売場および子ども服売場をリニューアルしました。また、訪日外国人を取り込むため、免税サービスを導入しました。
ストア業では、㈱京急ストアは、リニューアルオープンした「ウィング高輪 EAST」が順調に推移しました。また、引き続き各店舗におけるプライベートブランド商品の取り扱いの拡大を図るなど、収益力の強化に努めました。
物品販売業では、㈱京急ステーションコマースは、セブン-イレブン・ジャパンと業務提携した店舗の駅構内や駅前への出店を拡大しており、京急蒲田駅前など新たに4店舗を開業しました。また、開業5周年を迎えた羽田空港国際線ターミナル駅構内に開業した「ウィングエアポート羽田」では、免税サービス対象店舗などが順調に推移しました。
以上の結果、流通事業の営業収益は1,033億4千3百万円(前期比2.3%増)、営業利益は21億1千8百万円(前期比19.0%増)となりました。
なお、㈱京急百貨店は、本年4月に、上大岡駅構内の高架橋耐震補強工事に伴い休業していた地下1階の食品売場をリニューアルオープンしました。また、㈱京急ショッピングセンターは、本年4月に、京急川崎駅直結の商業施設「ウィング川崎」を開業しました。


(業種別営業成績)

業種別当連結会計年度
(自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
営業収益(百万円)前期比(%)
百貨店業33,465△2.7
ストア業52,3124.7
物品販売業14,3466.0
その他3,2191.6
営業収益計103,3432.3


ホ その他
当社は、住まいに関する様々なニーズに対応するため、子会社のマンション管理事業およびリフォーム事業を統合し、㈱京急リブコを設立しました。また、京急建設㈱および京急電機㈱は、引き続き鉄道の安全対策工事等を行いました。
以上の結果、その他の事業の営業収益は535億4百万円(前期比0.2%増)、営業利益は29億5千9百万円(前期比4.6%増)となりました。

(業種別営業成績)

業種別当連結会計年度
(自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
営業収益(百万円)前期比(%)
建設業・輸送用機器修理業等34,914△0.8
ビル管理業9,650△3.6
その他8,9398.9
営業収益計53,5040.2


(2) キャッシュ・フローの状況

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、518億4千4百万円の資金収入となりました。前期と比べ、たな卸資産の減少による収入が増加したものの、税金等調整前当期純利益の減少などにより、68億8千8百万円の収入減となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、344億2千2百万円の資金支出となりました。前期と比べ、固定資産の取得による支出が減少したものの、工事負担金等受入による収入が減少したことなどにより、19億1千1百万円の支出増となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、187億2千8百万円の資金支出となりました。前期と比べ、有利子負債の返済が減少したことなどにより、57億5千4百万円の支出減となりました。

以上の結果、現金及び現金同等物の期末残高は、437億1千万円となりました。前期末と比べ、13億6百万円減少しました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


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