シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007TLM

有価証券報告書抜粋 静岡鉄道株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、政府主導の経済政策や日本銀行の金融緩和策を背景に、企業収益の改善、雇用や所得環境の好転など景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。しかしながら、アジア新興国の経済の下振れ、欧州の政局不安など、わが国の景気を下押しするリスクが懸念され、依然として先行きが不透明な状況が続いております。
このような状況のなか、当社グループは、中長期経営ビジョン「GT-100」に基づき、将来にわたり持続的な成長を図るため、さらなる「安全・安心・快適」を追求するとともに、経営効率の一層の向上に取り組み、収益の確保や企業価値の向上に努めました。
当連結会計年度の業績につきましては、自動車販売事業の新車販売台数が増加したことや流通事業が好調に推移したことなどから、売上高は1,589億20百万円(前連結会計年度比3.9%増)、経常利益は42億83百万円(前連結会計年度比6.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は30億51百万円(前連結会計年度比13.1%増)となりました。

①交通事業
鉄道事業では、新型車両A3000形の第1号車両の運行を2016年3月に開始いたしました。新型車両は、車体の高強度化や車両情報をモニタリングするシステムを導入したほか、LED照明や高性能モーターの導入などにより現行車両に比べ消費電力を50%以上削減するなど、安全性や環境性能のさらなる向上に取り組みました。また、安全性の向上を目的に、古庄国道跨線橋の耐震補強や静岡清水線の全ての踏切(49箇所)への監視カメラの設置などを
実施いたしました。
乗合バス事業のしずてつジャストラインでは、ドライブレコーダーを全車両へ導入し、録画映像を活用した事故防止研修を実施するなど、安全な交通サービスの提供に努めました。
貸切バス事業の静鉄ジョイステップバスでは、公益社団法人日本バス協会の「貸切バス事業者安全性評価認定制度」において、全国の貸切バス事業者の中から180社のみが認定された最高評価の三ツ星認定を取得いたしました。
以上の結果、交通事業の売上高は158億77百万円(前連結会計年度比1.2%増)となりました。

②流通事業
スーパーマーケット事業のしずてつストアでは、掛川店、島田店、田町店、富士吉原店、みずほ店、流通通り店を改装オープンしたほか、料理提案コーナーやイタリアンコーナーの拡充を図り、集客力の向上に取り組みました。また、流通・小売事業の専門誌が主催する「サービス オブ ザ・イヤー2015」のスーパーマーケット部門において、しずてつストア新静岡セノバ店が接客スキルや売り場づくりなどの「おもてなし」について高い評価を受
け、全国725店舗の中からグランプリを受賞いたしました。
静鉄プロパティマネジメントでは、「東急ハンズ静岡店」において、年に一度の感謝バーゲン「ハンズメッセ」の開催に加え、地域物産展など各種営業施策を積極的に展開し、収益拡大に努めました。
以上の結果、流通事業の売上高は485億38百万円(前連結会計年度比2.6%増)となりました。

③自動車販売事業
自動車販売事業では、フルモデルチェンジした「シエンタ」や「プリウス」などを中心に積極的な販売活動を展開したほか、トヨタカローラ東海において、車両メンテナンスなどのバリューチェーンのさらなる強化を図り、収益力の拡大に取り組みました。また、ネッツトヨタスルガでは、2015年8月に本社・長泉店をリニューアルオープンし、キッズコーナーを一新するなど、新規顧客の獲得に努めました。さらに、静岡トヨペットでは、静岡県お
よび静岡県教育委員会の後援のもと、店舗を拠点に県内全域に隠された宝箱を見つけ出す、体験型の宝探しイベントを実施し、お客様との関係性の強化を図りました。
自動車リース事業のトヨタレンタリース静岡では、全国のトヨタレンタリース店63社の中から、営業成績や顧客満足度など総合的な観点で特に優れているレンタリース店に贈られる「優秀店賞」をトヨタ自動車より受賞いたしました。
以上の結果、自動車販売事業の売上高は703億39百万円(前連結会計年度比7.3%増)となりました。

④不動産事業
不動産販売事業では、2016年3月にタワーマンション「マークス・アネシスタワー草薙」(地上27階建・129戸) がJR草薙駅前に完成し、好評のうちに契約完売したほか、静岡市葵区大岩の低層レジデンス「グランアネシス大岩」(地上5階建・28戸)の全戸引渡しが完了いたしました。また、2015年10月より、静岡市葵区北安東において「グランアネシス北安東」(地上4階建・24戸)の販売を開始いたしました。
不動産賃貸事業では、高齢化に対応する新たなビジネスモデルとして、サービス付き高齢者向け住宅「スラージュ馬渕」の賃貸契約を開始いたしました。
ショッピングセンター事業の静鉄プロパティマネジメントでは、新静岡セノバにおいて、増加基調にある訪日外国人客の利便性の向上のため、免税カウンターの新設やフロアガイドの多言語表記など、集客力の強化を図りました。
以上の結果、収益確保に向けた各種営業施策を展開した一方、不動産販売事業におけるマンションの引渡戸数の減少などから、不動産事業の売上高は89億33百万円(前連結会計年度比17.6%減)となりました。

⑤レジャー・サービス事業
ビジネスホテル事業では、静鉄ホテルプレジオ静岡駅南において、周辺観光情報をタイムリーに配信する客室用タブレットサービス「ee-TaB*(イータブ・プラス)」を静岡県内で初めて導入するなど、お客様が快適にご利用いただけるサービスの提供に取り組みました。
食堂売店事業の静鉄レストランでは、空港内の売店「f-air(エフ・エアー)」において、富士山静岡空港の中国路線の増便に伴い、訪日外国人客のニーズに合わせた品揃えの強化など、収益拡大に努めました。
以上の結果、レジャー・サービス事業の売上高は97億25百万円(前連結会計年度比7.6%増)となりました。

⑥その他事業
建設事業の静鉄建設では、静岡市の上下水道局庁舎建築工事や下川原雨水貯留管築造工事を施工いたしました。
以上の結果、その他事業の売上高は55億5百万円(前連結会計年度比20.7%増)となりました。

(2) キャッシュ・フロー

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,053,956千円減少し、当連結会計年度末の残高は3,561,107千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、6,658,510千円(前連結会計年度は3,583,947千円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益4,852,431千円や減価償却費7,212,025千円等により得られた資金が、売上債権の増加3,014,427千円及び法人税等の支払1,635,492千円等の資金の使用を上回ったことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は、8,098,030千円(前連結会計年度は6,424,459千円の支出)となりました。これは主に、自動車リース事業におけるリース車両及びレンタル車両の更新や不動産賃貸事業における新規貸店舗の取得など、有形固定資産の取得に8,604,924千円支出したことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、385,562千円(前連結会計年度は3,358,838千円の支出)となりました。これは主に、短期及び長期借入による収入が、短期及び長期借入の返済による支出を1,214,152千円上回ったことによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04113] S1007TLM)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。