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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10081I5

有価証券報告書抜粋 株式会社AIRDO 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当事業年度におけるわが国経済は、円高・株安の進行など不安定な側面があるものの、個人消費は総じてみれば底堅い動きを維持しており、緩やかな回復基調が続きました。
国内航空業界におきましては、原油価格が低水準で推移し、訪日外国人旅行者の急増等好材料もある一方、競合他社との競争も一層激しさを増しています。
このような状況の下、当社は1月に「『北海道の翼』にふさわしい“オンリーワン”のエアラインを目指す」ことをビジョンとする「2015~2018年度 中期経営戦略」を策定し、全社一丸となって取り組みを始めております。
当社は当事業年度において、公共輸送機関として安全を最優先に掲げ安全管理体制の再構築を図るべく、新たな「安全行動指針」を設定しました。また、4つの専門機能(運航・整備・客室・空港)において安全品質の向上に取り組む組織を設けたほか、安全に関する会議体の見直し等により報告や情報共有をタイムリーに行う体制を整備しました。加えて、安全意識のさらなる醸成に向け様々な研修・教育等に取り組んでおり、創業以来の「事故・重大インシデントゼロ」を継続すべく、安全管理体制の一層の強化を図っております。
路線展開においては、10月より「札幌-名古屋・広島」線ならびに「函館-名古屋」線を新規に開設し、北海道と本州を結ぶ航空ネットワークを拡充しました。また、新千歳空港の深夜早朝時間帯の発着枠を利用し、「札幌-東京」線で計77便を増便したほか、「札幌-東京」線に48便、「札幌-仙台」線に6便の計54便を定期増便(臨時便)として運航し、お客様の更なる利便性向上に努めました。加えて、9月のシルバーウィーク期間において「札幌-熊本」間でチャーター便を運航したほか、11月に「女満別・釧路」と台湾の「高雄」を結ぶ国際チャーター便を運航しました。
営業面においては、収入の最大化を図るべく戦略的な運賃設定と座席コントロールの精緻化に努めました。特定便割引運賃「AIRDOスペシャル75」を新設したことに加え、8月に札幌市と締結した連携協定に基づき、観光及びMICE(マイス:多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントの総称)振興を目的とした割引運賃や、訪日外国人旅行者を対象とした「Welcome to HOKKAIDO Fare」を新設しました。また、法人向けインターネット予約システム「AIRDO Biz」のサービスを開始し、法人セールスの強化に努めました。さらに宿泊施設、レンタカーや入園券・体験メニュー等の様々なオプションをお客様のご希望通りに組み合わせることが出来る募集型企画旅行商品「AIRDOダイナミックパッケージ」の取り扱いを開始しました。
Web会員サービスである「My AIRDO」は、会員数が50万人を突破し(当事業年度末日現在約51万8千人)、多くのお客様からご支持をいただいております。
機材においては、ボーイング737-500型機3機を退役させ、同737-700型機3機を導入したことで、小型機全9機の機材更新が完了しました。
機内サービスにおいては、10月より「Do Sky Marchè(ドゥ・スカイマルシェ)」と題してサービス内容を拡充し、お客様からご要望の高かった軽食販売の第1弾として「AIRDOオリジナルスープカレー」を提供しました。また、3月より「札幌-東京」線の平日夕方以降の出発便で、北海道限定ビール「サッポロクラシック」を特別価格で提供する「HAPPY HOUR」を開始しました。いずれの新サービスも多数のお客様にご利用いただいております。機内誌「rapora(ラポラ)」では、「北海道の翼」として徹底的に「北海道」にこだわり、北海道の魅力や情報を積極的に発信するとともに、機内販売商品として、人気の高い当社マスコット「ベア・ドゥ」を施したオリジナルグッズや北海道にこだわった質の高い商品を取り揃え、ご搭乗のお客様に大変好評をいただきました。
社会貢献活動においては、地域社会への貢献として小中学生のキャリア形成を支援する「AIRDO航空教室」を道内38校で開催したほか、大学生の職場体験学習の受入れを行いました。また、災害復興支援として宮城県・福島県に対する機内販売売上の一部寄付を継続して実施したほか、環境保全への取り組みとして、釧路地区(弟子屈町)における植樹活動を行いました。
当事業年度における当社の運航実績は、就航率は98.5%(前年同期97.7%)、定時出発率は89.8%(前年同期90.3%)、提供座席数は2,889千席(前年同期比0.5%減)となり、旅客数は1,825千人(前年同期比4.7%減)となりました。座席利用率は、路線の平均で63.0%(前年同期66.3%)となりました。
営業収入は、「札幌-仙台」線の増便等により旅客数が増加したほか、10月に開設した3路線(「札幌-名古屋・広島」線、「函館-名古屋」線)による増加等があったものの、昨年3月に4路線(「札幌-新潟・福島・富山・小松」線)を廃止した影響により、コードシェアによる座席販売分を含め、47,334百万円(前年同期比3.6%減)となりました。
事業費については、原油価格の下落による航空燃料費の減少や、運航便数減少の影響等により直接運航経費が減少し、41,947百万円(前年同期比3.7%減)となりました。販売費及び一般管理費は、営業関連費用の増加等により3,482百万円(前年同期比5.0%増)となりました。
この結果、営業利益は1,905百万円(前年同期比14.4%減)、経常利益は1,340百万円(前年同期比27.4%減)となりました。特別損失として固定資産売却損153百万円を計上しましたが、法人税等の負担率が減少したことにより当期純利益は839百万円(前年同期比31.0%増)となりました。

なお、路線別の座席利用率は、次のとおりであります。
前事業年度当事業年度備考
「札 幌-東 京」線69.8%62.9%
「旭 川-東 京」線75.4%67.1%
「女満別-東 京」線64.8%64.1%
「釧 路-東 京」線63.1%63.3%
「帯 広-東 京」線58.2%58.6%
「函 館-東 京」線58.9%60.4%
「札 幌-仙 台」線52.7%74.2%
「札 幌-名古屋」線-48.4%2015年10月開設
「札 幌-神 戸」線72.4%49.3%
「札 幌-岡 山」線53.2%58.8%
「札 幌-広 島」線-60.8%2015年10月開設
「函 館-名古屋」線-62.5%2015年10月開設
「札 幌-新 潟」線39.5%-2015年3月廃止
「札 幌-福 島」線57.3%-2015年3月廃止
「札 幌-富 山」線69.1%-2015年3月廃止
「札 幌-小 松」線55.3%-2015年3月廃止
路線の平均66.3%63.0%
(注)座席利用率は当社販売分を表記しております。

(2) キャッシュ・フロー
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前事業年度末に比べ4,608百万円の資金が増加(前年同期は224百万円の減少)し、当事業年度末には8,473百万円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果増加した資金は7,106百万円(前年同期比68.1%増)となりました。
これは、税引前当期純利益1,187百万円、減価償却費4,176百万円、航空機材整備引当金の増加額974百万円、未払金の増加額509百万円等を反映したものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果減少した資金は559百万円(前年同期比70.8%減)となりました。
これは、定期預金の預入による支出4,775百万円、定期預金の払戻による収入2,733百万円、有価証券の償還による収入7,900百万円、有価証券の取得による支出4,700百万円、有形固定資産取得による支出725百万円、投資有価証券の取得による支出1,020百万円、長期前払費用の取得による支出866百万円等を反映したものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果減少した資金は1,938百万円(前年同期比26.6%減)となりました。
これは、長期借入金の返済による支出250百万円、リース債務の返済による支出1,621百万円等を反映したものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04278] S10081I5)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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