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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007TDJ

有価証券報告書抜粋 株式会社ソラシドエア 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当事業年度における我が国経済は、個人消費が底堅い動きを維持しており、非製造業を中心に企業収益が改善傾向にあるなど、緩やかな回復基調が続きました。先行きについては、各種政策の効果もあり緩やかな回復に向かうことが期待されますが、中国をはじめとするアジア新興国や資源国等の景気が下振れし、我が国の景気が下押しされるリスクに留意する必要があります。
航空業界においては、原油価格が低位で推移し収支上恩恵をもたらす一方、LCCを含めた各社間での価格競争が一層激化しました。
このような環境において、当社は「2015~2016年度経営計画」で掲げた目標を達成すべく、安全運航を経営の最重要課題とし、更なる売り上げ規模拡大と運航・サービス品質の向上、コスト削減等の施策に努めました。2015年7月には運航品質向上のため、ソラシドオペレーションセンターの移転を実施し、10月には当社初の国際線チャーター便(宮崎―高雄(台湾))を運航し、新たな発展に向けた第一歩を踏み出しました。また、12月にはブランド浸透と認知度向上を目指し、社名を「スカイネットアジア航空株式会社」から「株式会社ソラシドエア」へ変更するとともに、新たなブランドキャッチコピー“『メイク・ワンダー!』今までにない、新しい笑顔のために。”を掲げました。
運航面においては、前事業年度10月に全機更新(ボーイング737‐800)が完了したことにより、全てのお客様へ安定した運航、快適な機内環境の提供が可能となりました。運航実績は、台風及び降雪による154便の大量欠航もあり、結果的に319便(前事業年度比0.6%増)の欠航が発生し、就航率は98.7%(前事業年度98.6%)となりました。定時出発率は、混雑空港である羽田・那覇両空港の影響もありましたが、常日頃より定時性確保へのお客様のご協力もあり90.5%(前事業年度88.8%)となり、前事業年度より改善しました。
営業面においては、搭乗日の75日前までの予約でお得に利用できる「バーゲン75」や法人のお客様を対象とした「ソラシドbiz割」の運賃を新設するとともに、ソラシドエア航空券と国内宿泊施設・その他オプションを自由に組み合わせて作るパッケージ商品「ソラシド+(ぷらす)」を開始するなど、充実したラインナップで様々なお客様のニーズにお応えしております。また、2015年3月29日(2015年夏ダイヤ)から名古屋(中部)・石垣―沖縄(那覇)線の運航を開始したことにより、全路線の提供座席数は2,656,011席(前事業年度比4.9%増)、有償旅客数が1,658,149人(同3.2%増)となりましたが、有償座席利用率は62.3%(前事業年度63.6%)に留まりました。
サービス面においては、お客様満足度の向上を目指し、女性のお客様をターゲットとした「ソラ女子」プロジェクトを展開しました。また、機体活用プロジェクト「空恋プロジェクト」も継続し、地域振興及びブランド浸透を図っております。さらに2015年12月1日より、貯まったポイントをマイルへ交換出来るほか、機内販売商品をお得にお買い求めいただける、クレジットカード機能が付いた便利な「Solaseed Airカード(ソラシドエアカード)」を導入しました。

以上により、当事業年度の業績は、営業収入が38,055百万円(前事業年度比6.8%増)となりました。事業費は、32,289百万円(同2.5%増)、販売費及び一般管理費は3,753百万円(同22.7%増)となり、この結果、営業利益は2,012百万円(同86.9%増)となりました。
営業外収益28百万円及び営業外費用379百万円を加減した経常利益1,661百万円(前事業年度比3.9%増)は、前事業年度に比べ62百万円増加しました。税引前当期純利益は1,661百万円(同12.2%増)、当期純利益は930百万円(同39.4%減)となり、9期連続黒字を達成しました。


輸送実績は次のとおりです。
項目前事業年度
(自 2014年4月1日
至 2015年3月31日)
当事業年度
(自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
有償旅客数 (人)1,606,1271,658,149
提供座席キロ (千席・キロ)2,675,8982,787,794
有償旅客キロ (千人・キロ)1,702,0481,736,359
有償座席利用率 (%)63.662.3

(注)上記には、全日本空輸株式会社への座席販売分を含めておりません。

路線別有償旅客利用率は次のとおりです。
路線前事業年度
(自 2014年4月1日
至 2015年3月31日)
当事業年度
(自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
宮 崎 - 東 京62.8%63.7%
熊 本 - 東 京74.0%69.4%
長 崎 - 東 京69.4%71.4%
鹿児島 - 東 京54.9%50.1%
大 分 - 東 京54.8%56.2%
宮 崎 - 沖 縄69.4%73.6%
鹿児島 - 沖 縄66.5%81.2%
神 戸 - 沖 縄63.6%49.6%
名古屋 - 沖 縄98.1%71.8%
石 垣 - 沖 縄92.1%59.6%

(注)上記には、全日本空輸株式会社への座席販売分を含めておりません。


(2) キャッシュ・フローの状況

当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、法人税等の支払額474百万円、航空機リース契約に基づく預託金等の差入保証金の差入による支出1,479百万円、長期借入金の返済による支出821百万円等はあったものの、税引前当期純利益1,661百万円(前事業年度比12.2%増)の計上、減価償却費492百万円の計上、航空機材整備引当金の増加2,175百万円等により、前事業年度末に比べ1,208百万円増加し、4,475百万円(同36.9%増)となりました。

(営業活動におけるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、獲得した資金は3,510百万円と前事業年度に比べ1,464百万円増加(前事業年度比71.5%増)しました。
これは主に、法人税等の支払額474百万円(同350.2%増)はあったものの、税引前当期純利益1,661百万円(同12.2%増)の計上、減価償却費の計上492百万円(同7.9%減)、航空機材整備引当金の増加2,175百万円(同566.9%増)等によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は1,514百万円と前事業年度に比べ66百万円増加(前事業年度比4.6%増)しました。
これは主に、航空機リース契約に基づく預託金等の差入保証金の差入による支出1,479百万円(同8.5%増)等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は787百万円と前事業年度に比べ165百万円減少(前事業年度比17.3%減)しました。
これは主に、長期借入金の返済による支出821百万円(同6.1%増)はあったものの、前事業年度においてA種優先株式過年度累積を含む配当金の支出901百万円があったためであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04280] S1007TDJ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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