有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007ZTP
丸大食品株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)
(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、世界経済の減速に伴う経済情勢への影響が懸念されるなか、雇用・所得環境の改善を背景に、景気は緩やかな回復基調が続いております。一方で、個人消費につきましては、一部の生活必需品等の値上がりや実質賃金の伸び悩みなどにより、消費者マインドに足踏みが見られるなど、景気の先行きは楽観できない状況が続いております。加工食品事業におきましては、お客様の低価格志向や競合他社との価格競争激化、世界保健機関(WHO)の研究機関であるIARCの加工肉等に関する発表及び報道による影響などから、非常に厳しい環境が続いております。また、食肉事業につきましては、豚肉は、出荷頭数の回復傾向などから、相場は比較的安定してきておりますが、牛肉は、出荷頭数が継続して減少し、相場が高値で推移するなど、食肉全体では、依然として厳しい環境下にあります。
このような状況のなか、当社グループは、お客様に、より安全でより安心して召し上がっていただける食品を提供する総合食品メーカーとして、真に社会的存在価値が認められる企業を目指し、「基盤事業の強化」「多角化戦略の推進」「ローコスト経営の促進」などの基本方針を軸に企業活動を推進してまいりました。
以上の結果、当連結会計年度における売上高は前連結会計年度比3.3%増の2,295億43百万円、営業利益は同52.7%増の41億68百万円、経常利益は同45.1%増の45億43百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同44.9%増の26億17百万円となりました。
〔セグメントの概況〕
① 加工食品事業
ハム・ソーセージ部門では、昨年発売20周年を迎えた「燻製屋熟成あらびきウインナー」などの主力商品を中心に、「日本の食卓応援!キャンペーン」などの販売促進を実施し売上拡大に努めました。また、こだわりの旨さと使いやすい形態をご提案した「燻(いぶし)特級ベーコン」「炙(あぶり)ばら焼豚」が好調に推移しました。中元・歳暮ギフトにつきましては、2015年度モンドセレクション食品部門において最高金賞を受賞しました商品を中心に詰め合わせた「王覇」「煌彩」シリーズなどの売上拡大を図りましたものの、加工肉等に関するIARCの発表及び報道などの影響を受けました。競合他社との販売競争激化のなか、当部門の売上高は前連結会計年度比2.3%の減収となりました。調理加工食品部門では、韓国家庭料理チゲの素「スンドゥブ」シリーズは、暖冬の影響などもあり伸び悩みましたが、冷製・温製タイプの「Soup BIZ(スープビズ)」シリーズの投入などにより、スープ類全体の底上げを図りました。また、海藻の旨みを含んだこだわりの塩を使用した「淡路島の藻塩使用 から揚げ」などが堅調に推移したほか、本格的な味に仕上げたカレーやハヤシの「シェフの匠」シリーズを積極的に拡販し売上拡大に努めました。デザート・飲料類につきましては、人気商品の「SWEET CAFE」シリーズやブラックタピオカ入り飲料の「TAPIOCA TIME」シリーズなどが引き続き好調に推移しました。以上のことから、当部門の売上高は前連結会計年度比10.8%の増収となりました。
以上の結果、当セグメントの売上高は前連結会計年度比3.2%増の1,619億52百万円となりました。営業利益は、合理化によるコスト削減効果や原材料価格・エネルギーコストの低下もあり、前連結会計年度比90.4%増の35億90百万円となりました。
② 食肉事業
豚肉につきましては、相場が比較的安定して推移するなか、国産、輸入豚肉共に販売数量の拡大を図り、売上高を維持しました。牛肉につきましては、国内外共に生産量の減少から相場が高値で推移するなか、国産牛肉の拡販などにより、売上高は堅調に推移しました。以上の結果、当セグメントの売上高は前連結会計年度比3.4%増の672億25百万円となりました。営業利益は、輸入冷凍牛肉の一部商品の相場が大幅に下落した影響から、前連結会計年度比35.9%減の4億26百万円となりました。
③ その他事業
その他事業の売上高は前連結会計年度比1.0%増の3億65百万円、営業利益は前連結会計年度比15.1%減の1億51百万円となりました。(2) キャッシュ・フローの状況
(単位:百万円)前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増 減 額 | |
営業活動によるキャッシュ・フロー | 5,609 | 11,613 | 6,003 |
投資活動によるキャッシュ・フロー | △3,853 | △2,943 | 909 |
財務活動によるキャッシュ・フロー | △2,733 | △5,592 | △2,858 |
現金及び現金同等物の増減額 | △974 | 3,078 | 4,053 |
現金及び現金同等物期末残高 | 13,922 | 17,001 | 3,078 |
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益の計上やたな卸資産の減少などによる運転資金の改善などから、116億13百万円増加しました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、生産設備の増強・合理化や品質向上のための固定資産の取得による支出などから、29億43百万円減少しました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、有利子負債の返済や配当金の支払いなどから、55億92百万円減少しました。
以上の結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物残高は、前連結会計年度末から30億78百万円増加し、170億1百万円となりました。
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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00458] S1007ZTP)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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