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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007YXV

有価証券報告書抜粋 株式会社TBSホールディングス 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度における日本経済は、緩やかな回復基調が続きました。中国を始めとする新興国経済の景気減速の影響等で、個人消費及び民間設備投資の回復傾向に鈍さがみられたものの、政府の経済政策や日本銀行のマイナス金利付き量的・質的金融緩和によって、雇用・所得環境改善への期待が高まりました。
このような環境下、当連結会計年度における当社グループの経営成績は、売上高3,485億3千9百万円(前年比0.2%増)、営業利益171億7千9百万円(同9.2%増)、経常利益226億7千8百万円(同19.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益144億9千7百万円(同13.2%増)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。

◇放送事業
放送事業セグメントの当連結会計年度の売上高は2,138億7千8百万円(前年比0.4%増)、営業利益は48億円(同15.1%増)となりました。
放送事業の主力である株式会社TBSテレビは、当連結会計年度のタイム収入において前年比0.3%減、スポット収入は前年比0.4%減となりました。タイムセールスのうちレギュラー番組はほぼ前年並みで推移し、8月の「世界陸上2015北京」、11月の「世界野球プレミア12」などの単発番組が売上に貢献しました。スポットセールスは、広告主の関東地区投下量が10月後半から前年を上回る水準で推移しましたが、通期では前年を上回ることはできませんでした。
株式会社BS-TBSは、BSデジタル放送市場が引き続き堅調に推移する中、顧客満足を最優先とする編成や番組制作により、売上高は前年比で3.2%増と好調を維持しております。開局15周年大型特別番組を編成するなど番組強化に伴って制作費等は増加したものの、営業利益においても前年比で7.2%増となりました。
株式会社TBSラジオ(旧TBSラジオ&コミュニケーションズ)は2月のビデオリサーチ首都圏聴取率調査においてもトップを記録し、2001年8月調査以来、14年8ヶ月・88期連続首位の座を守り続けております。依然続くラジオを取り巻く厳しい状況の中、収益力の向上とコストコントロールの徹底に努めましたが、当連結会計年度の売上高は前年比0.2%増、営業利益は同28.7%減となりました。

◇映像・文化事業
映像・文化事業セグメントの当連結会計年度の売上高は1,191億8千1百万円(前年比0.3%減)、営業利益は48億4千2百万円(同9.9%増)となりました。
映画は、5月公開の「ビリギャル」が興収28.3億円の大ヒットを記録し、10月公開の「図書館戦争-THE LAST MISSION-」もシリーズ前作を上回る興収18億円を記録するなど好調に推移しました。展覧会では、3月から6月まで国立科学博物館にて開催した「大アマゾン展」は約27万人が来場し、1月から森アーツセンターギャラリーで開催した「フェルメールとレンブラント:17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち展」は20万人近くのお客様にご来場いただきました。コンサート・ステージでは、赤坂ACTシアターで5月に「TAKE FIVE」、10月には「No.9-不滅の旋律-」を上演しいずれも好評を博しました。他劇場でも、ハロルド・プリンス最新作「プリンス・オブ・ブロードウェイ」の世界初上演や、「海辺のカフカ」の世界ツアーなどが話題を集めました。赤坂サカスでは、春の「ママサカス」、夏の「デリシャカス」、冬の「White Sacas(ホワイト・サカス)」と、年間を通じて多彩なイベントを開催しました。
メディアビジネスでは、CS事業において各プラットフォームの加入者数が鈍化する中、TBSニュースバードが千葉ロッテマリーンズ主催公式戦中継を開始し、TBSチャンネル2が放送する横浜DeNAベイスターズ主催公式戦中継と合わせて2球団のプロ野球放送を行い、視聴者数を大幅に増やしました。オンデマンド事業では、連続ドラマ「下町ロケット」のヒットや、複数の配信事業者との新たな供給契約の締結により増収となりました。海外事業においては、「SASUKE」のフォーマット販売を始め全ジャンルで堅調に売上を伸ばしました。
スタイリングライフグループでは、中核の小売事業「プラザスタイルカンパニー」が好調に推移し前年同期比で増収となり、化粧品事業も好調に推移しておりますが、期中にグループ内企業を清算したため全体では減収となりました。一方、コストコントロールに努め、利益面では増益を確保しました。

◇不動産事業
不動産事業セグメントの当連結会計年度の売上高は154億7千9百万円(前年比1.3%増)、営業利益は75億3千2百万円(同5.2%増)となりました。
赤坂Bizタワーのオフィス、店舗、赤坂レジデンスの稼動状況はいずれも堅調に推移しました。赤坂サカスについては、今後もTBSグループや番組をより身近に感じていただくための様々な催事を行い、放送文化の発信地としての地位を不動のものとすることを目指してまいります。

(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ180億5百万円増加し、747億3千4百万円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(単位:百万円)

項目前連結会計年度当連結会計年度
(平成26.4.1~平成27.3.31)(平成27.4.1~平成28.3.31)
営業活動によるキャッシュ・フロー27,85132,337
投資活動によるキャッシュ・フロー△2,326△8,956
財務活動によるキャッシュ・フロー△25,242△5,326
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)41518,005
現金及び現金同等物の期末残高56,72874,734

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、323億3千7百万円の収入になりました(前年同期は278億5千1百万円の収入)。主な増額要因は、税金等調整前当期純利益229億8千2百万円、減価償却費143億8千5百万円、たな卸資産の減少額17億2千5百万円等、一方、主な減額要因は、売上債権の増加額4億3千9百万円、法人税等の支払額57億9百万円等であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、89億5千6百万円の支出となりました(前年同期は23億2千6百万円の支出)。収入の主な内訳は、投資有価証券の売却による収入6億6千1百万円等、支出の主な内訳は、有形固定資産の取得による支出59億5千4百万円、無形固定資産の取得による支出25億1千1百万円等であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、53億2千6百万円の支出となりました(前年同期は252億4千2百万円の支出)。支出の主な内訳は、配当金の支払額35億1千万円、短期、長期合わせた借入金の返済による支出14億円等であります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04375] S1007YXV)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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