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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007VLL

有価証券報告書抜粋 東京メトロポリタンテレビジョン株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
2015年のわが国経済は、企業業績の大幅な伸長にともなう所得増への期待があったものの、前年の消費増税前の駆け込み需要等に伴う反動減、海外経済の景気減速などが影響し、国内個人消費は伸び悩みました。
日本の総広告費(㈱電通・2016年2月23日発表)は、6兆1,710億円(前年比100.3%)と4年連続してプラス成長となったものの、テレビ広告費は1兆9,323億円(前年比98.8%)と前年をわずかに下回りました。
こうした中、当社は2011年度から推進する営業・編成面での構造改革に加え、当事業年度は「東京コンテンツ化計画2015→2017(経営3か年計画)」に基づき、経費を戦略的に制作費に重点投入、開局20周年記念特別番組をはじめとするコンテンツ開発に注力し、タイム、スポット収入の拡大に努めました。
コンテンツについては、当社では朝・夕・夜の時間帯に生ワイド3番組を編成の中核として放送しており、当事業年度もこれら生ワイド番組の一層の充実に注力いたしました。朝7時から放送のツイッターによる視聴者参加型番組「モーニングCROSS」では海外ニュースを強化させる一方、当社が中継する福岡ソフトバンクホークス戦及びFC東京戦の前夜の試合結果を速報するなどスポーツ情報を強化しました。夕方の「5時に夢中!」は放送開始10周年を迎え、記念番組をスタジオアルタで公開生放送したほか、番組ネット局である神戸のサンテレビジョン、群馬テレビ、KBS京都の各局スタジオから「出張!5時に夢中!」を生放送し、好評を博しました。夜9時からの「バラいろダンディ」も大幅リニューアルし、“大人が気になる話題”を硬軟取り混ぜたニュースバラエティショーとして注目を集め、視聴者を拡大しています。
新番組では、中国や台湾からの訪日観光客日本旅行ドキュメンタリー「明日、どこ行くの!?(明天去哪儿!?)」は、全篇中国語(日本語字幕スーパー)で放送し、ユニークな試みが話題を呼んだほか、連載人気漫画をドラマ化した「食の軍師」、会社生活を卒業したプラチナ世代に向けた「ぷらちなライフ~人生楽笑~」、東京都の中で人々に知られる機会の少ない自然に恵まれた伊豆諸島や西多摩を紹介した「東京の 山の達人 海の達人」など、これまでの当社の番組とは一味違った新たな試みとして注目されました。
また戦後70年にちなみ、「TOKYO MX NEWS終戦特番~戦後70年、伝えたい記憶~」、年末にはMXドキュメント「雅子斃(たお)れず~少女が綴ったナガサキ~」や「まだ終わっていない~東京大空襲から70年、残されたもの~」を放送、レギュラー番組では「淳と隆の週刊リテラシー『靖国』を本気で考えるSP」、「ドラマ えにしの記憶~終戦七十年 未来から特攻隊へ~」、「西部邁ゼミナール 戦後七十年特別企画」等、それぞれ独自の視点で戦後70年を見つめました。東日本大震災3.11特集企画では、「モーニングCROSS 震災から5年SPウィーク」として、番組MCの堀潤が福島第一原子力発電所や相馬市を取材して被災地の今を伝えたほか、「ツイセキ!TOKYO2016~首都直下地震に備える~」を報道特別番組として放送しました。
アニメ番組では、上期に「怪盗ジョーカー シーズン2」「SHOW BY ROCK!!」、「ガンスリンガー・ストラトス」、「長門有希ちゃんの消失」など新作61作品、下期に「コンクリート・レボルティオ」、「JKめし!」など59作品を編成、さらにアニメ事業展開強化のため、アニメ作品の製作委員会に引き続き積極的に参加するなどコンテンツ開発に努めました。
スポーツ番組では、当社放送9シーズン目を迎えた福岡ソフトバンクホークス戦を生中継でレギュラーシーズン69試合を放送したほか、クライマックスシリーズ・ファイナルステージ3試合を放送、日本シリーズ進出を決めた試合では歓喜に満ちた祝勝会の様子も伝えました。Jリーグ・FC東京については、試合中継番組「F.C.TOKYO魂! JリーグLIVE2015」及び応援番組「F.C.TOKYO魂!」で、サポーターと共にチームの活躍を応援しました。また、2020年の東京五輪・パラリンピックを目指して努力を続ける若きアスリートを追った「カウントダウンTOKYO」を放送しました。
事業では、東京ドームで5月に行われたテイラー・スウィフトのワールド・ツアー公演を主催したほか、9月にはバーチャルシンガー初の日本武道館単独ライブ「初音ミク『マジカルミライ2015』」を開催。ライブの模様と企画展の様子を一部生中継も交えて特別番組として放送、当社をキーステーションとして、サンテレビジョン、KBS京都でも同時放送されました。
新たな事業への取り組みとして、7月から株式会社リクルートホールディングスと業務提携し、当社の放送を同時配信する無料アプリ「エムキャス」の実証実験をスタートしました。アプリをダウンロードすることにより、当社の番組を全国どこでも放送と同時に見ることができ、多くのメディアでも取り上げられるなど大きな反響を呼びました。1月からはスマートフォンやタブレット等の端末のみならずWeb版でも視聴可能となり、当事業年度末における「エムキャス」のダウンロード数は約80万件に達しました。また、総務省の「地域の創意工夫による地域経済活性化に資する放送コンテンツ海外展開モデル事業」に、当社の「放送・通信・物流一体型の地域産品海外展開プラットホーム」が選定されたことを受け、中国市場におけるEC事業のフィージビリティ調査を行いました。これは、日本の地域産品を放送番組を通じて中国で販売することを目的に、番組「明日、どこ行くの!?(明天去哪儿!?)」などで地域産品を紹介、中国大連テレビと番組を共同制作し放送を通じてEC事業を展開したもので、調査の成果は総務省に報告、高く評価されました。次年度以降の海外展開に向けてのステップとなりました。このほか、自社のホームページを活用した全国の美味しい商品を厳選して紹介するECサイト「Marche Neuf(マルシェ ヌフ)」も立ち上げました。
この結果、当事業年度の売上高は16,470百万円(前事業年度比104.5%)と5期連続で過去最高を更新し、営業利益は1,581百万円(前事業年度比118.9%)、経常利益は1,377百万円(前事業年度比105.7%)、当期純利益は899百万円(前事業年度比109.7%)となりました。

事業部門別の業績は次のとおりであります。
①放送事業
放送事業については、売上高12,834百万円(前事業年度比1,185百万円増、110.2%)と増収になりました。これは主に、アニメ、通販番組等のタイム収入が好調だったほか、スポット収入が増加したことによるものであります。

②その他事業
その他事業については、売上高3,635百万円(前事業年度比470百万円減、88.5%)と減収になりました。これは主にスポット配信業務が減少したことによるものであります。

(2)キャッシュ・フローの状況
当事業年度における当社の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ1,107百万円増加し、当事業年度末には5,012百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得た資金は1,601百万円(前事業年度は1,328百万円)となりました。これは主に税引前当期純利益1,377百万円、非資金費用である減価償却費368百万円を計上したほか、売上債権が668百万円減少した一方、仕入債務の減少553百万円や法人税等の支払額538百万円が生じたことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は4,931百万円(前事業年度は289百万円)となりました。これは有形固定資産の取得による支出5,203百万円や出資金の払込による支出206百万円が生じた一方、定期預金の純減額300百万円が生じたことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により得た資金は4,438百万円(前事業年度は166百万円の使用)となりました。これは主として、社債の発行による収入3,857百万円や長期借入れによる収入942百万円によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04453] S1007VLL)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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