シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007OEC

有価証券報告書抜粋 太陽化学株式会社 研究開発活動 (2016年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループ(当社及び連結子会社)は、「食と健康に貢献する独創技術の開発」をモットーとして、新規素材の開発から製剤の開発、更には生産技術の開発にいたるまで、積極的な研究開発活動を行っています。
現在、研究開発は、各セグメントに所属する研究開発スタッフ及び研究開発支援部門のスタッフにより推進されています。
知的財産権の取得にも注力しており、当連結会計年度中に公開された当社が出願人である公開特許件数は17件であり、海外での特許取得についても積極的に取り組んでおります。
当連結会計年度における全体の研究開発費は11億74百万円であります。
当連結会計年度における各セグメント別の研究の目的、主要課題、研究成果及び研究開発費は次のとおりです。

(1)ニュートリション事業
緑茶抽出物、機能性アミノ酸(テアニン)、水溶性食物繊維、ミネラル・ビタミン等の乳化製剤についてエビデンスに基づく研究開発を行い、伸張するQOL市場に向けてグローバルな展開を目指し新規製品開発や応用開発を行っております。
当連結会計年度の主な成果としては、緑茶抽出物において、グローバル市場に向けたKosher・Halal対応の加工食品向け酸化防止製剤の応用開発と市場展開が進みました。また高純度に精製した製品の拡販につとめ、サプリメント向けの採用が進みました。
機能性アミノ酸(テアニン)では、2015年から施行された「機能性表示食品制度」における抗ストレス、睡眠といったQOL市場への取り組みを積極的に行いました。前期に引き続きリラックスや集中コンセプトの他、睡眠改善や海外でのエネルギー飲料への提案による採用が進みました。また、抗うつなどのエビデンス蓄積が進んでいます。
水溶性食物繊維は、医療食分野向けに腸内環境改善製品の充実化を進めるとともに、大学との共同研究で糖尿病予防に加え抗炎症作用のエビデンスの取得をしました。更には、生産工程の見直しによる収率アップについても取り組んでおります。
ニュートリションデリバリーシステム(NDS)技術を活かし、鉄やルテイン、アスタキサンチンなど機能性製剤の飲料やサプリメント向けラインナップが進み、グローバル展開を視野に機能性表示食品素材を基にした製剤の開発を進めています。
新規素材として、インドアユルベーダ素材を中心に新規製品の開発を進めています。
他の活動として、食品の抗酸化指標表示の業界向け提案として、AOU研究会と連携して抗酸化能分析法の標準化を進めており、ポリフェノール系成分を対象にしたORAC法が確立し、カロテノイド系成分を対象にしたSOAC法が確立しました。
また、昨年に引き続き、ILSI Japan CHPと共同で当社鉄補給製剤を利用してフィリピン・ベトナムなどの発展途上国での"鉄欠乏性貧血症"撲滅運動に貢献しています。
当セグメントの研究開発費は3億94百万円であります。

(2)インターフェイスソリューション事業
食品用乳化剤、安定剤等の食品添加物、化粧品・トイレタリー用素材の研究開発を行っております。
当連結会計年度の主な成果として、乳化剤は、一般食品用途では製粉・加工油脂向けへの提案を積極的に進めることで、採用例が増えました。一方で、海外向けにおいては宗教レギュレーションであるHalal認証を取得し、東南アジアへの展開も積極的に進めて参ります。飲料用途では、飲料用乳化安定剤が大手飲料メーカーの新製品・リニューアル品に堅調に採用された他、新規開発した呈味製剤が採用となりました。化粧品用途では、処方提案を充実させ、当社素材の有用性をアピールすることで、特にクレンジング用途で好評を得て実績に繋げました。併せて当社素材を化粧品に配合した場合の「肌感触」を定量化し、これまでの人の感覚に頼る主観的な評価とは異なるアプローチで、他社品との差異を明確にして分かりやすく紹介していきます。
安定剤は今期、原料高騰の状況の中で、製剤化技術によるコスト増大抑制に努め、ユーザー提案を行って参りました。今後は引き続きコスト増大抑制に努めるとともに、新規な加工技術の探索、乳化剤と絡めた食品用途への提案を推進いたします。
当セグメントの研究開発費は5億33百万円であります。


(3)アグリフード事業
トレーサビリティに基づいた安全・安心な品質管理のもと、素材のおいしさを活かしながら、独自の加工技術により特長ある加工食品の開発を行っております。
当連結会計年度の主な成果としては、製麺の品質改良剤として従来から展開している鶏卵加工品に加え、増粘多糖類を主成分とした改良剤を投入し、販売量を伸ばしました。今後も麺の付加価値向上に寄与する素材の開発、提案を強化いたします。
マイクロ波加工品では、即席麺用素材として新たな製品を開発、市場投入し、新規採用が進みました。菓子用素材、ふりかけ用素材の開発に加え、新たに市場の伸長が期待できるシリアル市場に向けた新製品開発を推進しております。
アイスクリーム・ヨーグルト・製パン用素材として、フルーツ加工品の開発を行っており、当社の粘度制御技術を応用した各種ソースの開発、提案を強化します。
当セグメントの研究開発費は2億46百万円であります。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00472] S1007OEC)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。