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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007U4S

有価証券報告書抜粋 株式会社よみうりランド 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、景気は持ち直しつつありましたが、中国経済の悪化や米国の金利引き上げの影響を受け、その足取りは緩慢でありました。また、当社グループの関連する業界に影響する個人消費は、緩やかに持ち直してきたものの、消費者マインドに足踏みがみられ、厳しい状況で推移いたしました。
このような状況の下、当社は積極的な設備投資により新たな事業基盤を構築すると同時に、事業の差別化を図ってまいりました。
川崎競馬場では、3号スタンド跡地に商業施設「マーケットスクエア川崎イースト」を建設し、本年1月より運営会社に賃貸を開始いたしました。2月のオープン当日は、開店を待つ約2千人のお客様が列をつくり、入場制限をする店舗が出るほどの賑わいとなりました。また、この施設のオープンに合わせて、2号スタンドを様々な形態で競馬を楽しめる空間へとリニューアルし、好評を博しております。
遊園地では、6シーズン目の開催となる冬のイルミネーションイベント「ジュエルミネーション」を、他園に先駆けて10月16日より開幕いたしました。宝石色のLEDを使用した、国内屈指のイルミネーションイベントとして連日多くのお客様にご来園いただき、過去最高の入園者数を記録いたしました。また、本年3月には、「モノづくり」が体感できる日本最大規模の新エリア「グッジョバ!!」をオープンいたしました。エリアは自動車、食品、ファッション、文具の4業種のfactoryで構成され、日本初の4機種を含む新アトラクション15機種や、「モノづくり」が楽しめるワークショップが好評を得ております。その他、年間を通じて開催した季節のイベントが好評で、プールWAIなども含めた入園者数は、東日本遊園地協会に加盟しているクローズ型遊園地で二年連続となる首位を獲得いたしました。
なお、東日本大震災復興支援活動として、「東北応援プロジェクト」と銘打ち、遊園地やゴルフ場をはじめ全事業所に募金箱を設置し、連動イベントを開催してまいりました。募金とイベント売上の一部は、読売光と愛の事業団を通じて復興支援事業に活用していただきます。
これらの結果、当連結会計年度における売上高は187億7千1百万円(前期比8.5%増)、営業利益は、減価償却費が増加したことなどにより19億8千3百万円(同12.9%減)、経常利益は28億5千4百万円(同7.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は19億8千6百万円(同12.3%増)となりました。

セグメント別の業績は下記のとおりであります。

① 総合レジャー事業
[公営競技部門]
公営競技部門の川崎競馬は、前年同様63日開催されました。重賞競走は6月の「関東オークス」や12月の「全日本2歳優駿」、1月の「川崎記念」などが開催されました。各レースとも勝馬投票券売上がレコードを更新するなど、盛り上がりをみせました。特に川崎競馬最大のレース「川崎記念」は、JRA所属馬の出走枠が拡大されたこともあり、川崎競馬における勝馬投票券売上の1レース最高記録を達成いたしました。JRAの場外発売場「ウインズ川崎」での発売は、前期比1日増の108日実施されました。ナイター競馬開催日には、馬場内芝生広場での「バーベキュー広場」の実施などにより賑わいをみせました。なお、南関東の他場開催(船橋・大井・浦和)の場外発売は、前期比5日減の201日実施されました。施設面では、3号スタンド跡地に商業施設「マーケットスクエア川崎イースト」が完成し、本年2月にオープンいたしました。この施設のオープンに合わせて2号スタンドのリニューアルを実施いたしました。1階を屋内化し、100インチのモニターで競馬観戦ができる和モダンをコンセプトとした「ロジータホール」を新設するとともに、4階有料席エリアはグループ席やお座敷席、ブース席などを設置いたしました。様々な形態で快適に競馬を楽しめる、とファンから好評を得ております。
船橋競馬は、前年同様54日開催されました。5月はビッグレース「かしわ記念」が開催され、前年を上回る多くのファンで賑わいをみせました。また、同日に開催した「おうまフェス2015~親子であそぼ。~」では、大型ショッピングセンター「ららぽーとTOKYO-BAY」とコラボレートしたイベントを実施いたしました。ファンはもとより、普段競馬に馴染みのない家族連れも多数訪れ、大変好評を博しました。6月からはナイター競馬「ハートビートナイター」がスタートし、新たなファンの開拓に寄与しております。なお、JRAの場外発売場「J-PLACE船橋」での発売は、前期比1日減の51日実施されました。また、他場開催(川崎・大井・浦和)の場外発売は、前期比5日減の210日実施されました。
船橋オートレースは、前年同様62日開催されましたが、施行自治体である千葉県及び船橋市の決定に基づき、本年3月末をもって事業が廃止されました。3月には特別GⅠ「プレミアムカップ」が開催され、多くのファンが見守る中、船橋オートレース65年の歴史に幕を閉じました。

競輪場外車券売場「サテライト船橋」での発売は、前期比2日減の360日実施されました。
なお、船橋オートレースの廃止を受け、関係者間で調整を進め、船橋競馬場の駐車場内に、競輪場外車券売場「サテライト船橋」とオートレース場外車券売場「オートレース船橋」が併設された複合型場外発売施設を、2016年4月にオープンいたしました。
以上の結果、公営競技部門の売上高は、45億6百万円(前期比6.7%増)となりました。

[ゴルフ部門]
東京よみうりカントリークラブは、会員のクラブライフを充実させるための企画を強化してまいりました。会員同士の交流を目的とした自主コンペを年間を通じて開催したほか、季節ごとに「食」イベントの充実を図り好評を博しました。また、恒例のクラブハウスレストランでの「丘の上JAZZin東京よみうりカントリークラブ2015」は、予想を上回るお客様で賑わいました。施設面では、引き続きチャンピオンコースとしてのコース維持を行いました。これらの結果、耐暑性に優れた新ベントグリーンでの営業日数が増加したことや、数年来強化している外部営業の効果もあり、入場者は増加いたしました。なお、12月に開催された「ゴルフ日本シリーズJTカップ」は、人気選手の優勝で幕を閉じ盛り上がりを見せました。
よみうりゴルフ倶楽部は、多様な自主コンペを開催したことや、特別料金営業日の設定などにより、入場者は増加いたしました。施設面では、昨年4月にリニューアルした女性浴室やパウダールームなどが、女性プレーヤーから好評を博しております。また、遊園地のイベント「ほたるの宵」や「ジュエルミネーション」と連携した恒例のディナーイベントをクラブハウスのレストランにて開催し、多くのお客様で賑わいました。
静岡よみうりカントリークラブは、昨年10月に開場30周年を迎え、記念事業の一環としてオープンコンペやレディスウィークなどの各種イベントの開催や、レディスティ新設工事などを実施し、プレーヤーから好評を博してまいりました。10月に開催した開場記念杯には前年を上回るプレーヤーが参加するなど盛り上がりを見せ、入場者は増加いたしました。
千葉よみうりカントリークラブは、利用料金の見直しや昼食付料金の導入などにより、近隣コースとの競争力を高めてまいりました。また、女性プレーヤー増加を目的として、レディスティの新設や女性用アメニティグッズを充実させました。さらに、ゴルフ事業を統括する部門が中心となり外部営業を強化した結果、3月には開場以来最高となる入場者数を記録するなど、入場者は増加いたしました。
以上の結果、ゴルフ部門の売上高は、29億1千2百万円(前期比2.2%増)となりました。

[遊園地部門]
遊園地部門の遊園地では、季節を通じて多彩なイベントを開催いたしました。春のお花見遊園地「DreamSakura2015~僕らのハル!!」にはじまり、ゴールデンウィークの「全国ご当地大グルメ祭2015」、夏のほたる観賞イベント「ほたるの宵」や音楽グループGReeeeNプロデュースによる「よみUReeeeNランド」、全天候型多目的ホール日テレらんらんホールでの「ボリショイ・ステージサーカス2015」、秋はタツノコプロ完全プロデュースによるハロウィンイベント「Yomiuriland Halloween」などが好評を博しました。そして、冬の風物詩であるイルミネーションイベント「ジュエルミネーション」は、他園に先駆け10月中旬より開幕いたしました。6シーズン目の今回も世界的照明デザイナー石井幹子氏監修のもと、昨シーズンより100万球増設した宝石色のLED電球400万球で園内全域を彩りました。また、イベントも噴水ショーや花火、巨大あみだゲーム「FIREハートⅡ」など多数実施し、国内屈指のイルミネーションを盛り上げました。最寄駅の京王よみうりランド駅には、新宿発の下り特急・準特急列車の一部が期間限定で臨時停車したことも奏功し、過去最高であった昨シーズンの入園者数の記録を塗り替えました。そして、本年3月18日、約100億円を投じたモノづくりが体感できる日本最大規模の新エリア「グッジョバ!!」をオープンいたしました。「グッジョバ!!」は、生活に密着し、子どもたちに親しみやすい自動車、食品、ファッション、文具の4業種からなるfactoryで構成され、パートナー企業としてコクヨ株式会社、日清食品株式会社、株式会社ワールド、株式会社島精機製作所、綜合警備保障株式会社、サポート企業として日産自動車株式会社の6社に参加いただいております。「グッジョバ!!」では、日本初の4機種を含む新アトラクション15機種がオープンし、遊園地全体でのアトラクションは約1.5倍の43機種となりました。また、4つのfactoryではモノづくりが楽しめるワークショップを開催するなど、従来の遊園地とは異なる新エリアとなっております。オープンの前後に多数のマスコミに取り上げられたこともあり、オープン直後の3連休は前年を上回るお客様で賑わい、好調な滑り出しをみせました。これらの結果、入園者は大幅に増加いたしました。
夏のプールWAIは、清涼飲料水「キリンメッツ」とコラボレートしたびしょ濡れウォーターゲーム「メッツスプラッシュ」や、10トンを超える水量を誇る放水ショーとオリジナルダンスのコラボレーションショー「ダンスプラッシュ!!」、例年人気のおもちゃのアヒルレースなど、エンターテイメントプールとして多数のイベントを開催し、好評を博しました。また、プール更衣室をリニューアルし、お客様により快適な環境を提供いたしました。これらの結果、8月下旬からの低気温などの影響があったものの、入場者は増加いたしました。

温浴施設「丘の湯」は、様々なイベントを開催いたしました。また、ジュエルミネーションの好調により、遊園地帰りのお客様が多く訪れました。しかしながら、1月の荒天の影響などにより入場者は減少いたしました。なお、丘の湯プラザの中華レストラン「天安」では、遊園地と連携した特別メニューが人気を集めました。
温浴施設「季乃彩(ときのいろどり)」は、朝風呂や、替り湯など年間を通じて多数のイベントを開催するなどした結果、過去最高の入場者数を記録した前年並みに推移いたしました。
ゴルフガーデン(練習場)は、年間を通してイベントを開催し好評を博したものの、9月や1月の荒天の影響などにより、入場者は減少いたしました。
親子向け屋内遊戯施設「キドキドよみうりランド店」は、日替りのオリジナルイベントをより充実させるなど、リピーター獲得に努めました。また、遊園地内でキドキド体験会を開催したり「ほたるの宵」とセットになったチケットを販売したりするなど、遊園地利用者を取り込むイベントや料金施策を積極的に行いました。これらの結果、入場者は増加いたしました。
「キドキド」と「ボーネルンドショップ」を併設する「あそびのせかいグランツリー武蔵小杉店」は、11月に1周年を迎えました。キドキドは、積極的に実施したサプライズイベントが好評を博すとともに、ベビー層を中心に日常的に利用されるお客様の人気を維持しており、入場者は当初の予想を大きく上回っております。
以上の結果、遊園地部門の売上高は、48億7百万円(前期比18.2%増)となりました。

[販売部門]
遊園地の入園者が大きく増加したことに伴う増収があったことなどにより、販売部門の売上高は、31億8千8百万円(前期比6.9%増)となりました。

以上の結果、総合レジャー事業全体の売上高は、その他の収入も含め、164億7千万円(前期比9.4%増)、営業利益は、減価償却費が増加したことなどにより25億7千1百万円(同12.0%減)となりました。

② 不動産事業
不動産事業の売上高は、販売用宅地の分譲が増加したことなどにより、15億3千3百万円(前期比10.0%増)となり、営業利益は9億7千7百万円(同18.7%増)となりました。

③ サポートサービス事業
サポートサービス事業の売上高は、前期は連結内部からの大型工事の受注があったことなどにより、29億8千3百万円(前期比6.2%減)、営業利益は2億4百万円(同0.2%増)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物は、税金等調整前当期純利益28億9千2百万円に加え、減価償却費が23億5千1百万円、短期借入金の増減額が42億4千万円の増加、長期借入れによる収入が45億円であったものの、法人税等の支払額が6億円、固定資産の取得よる支出が114億2千7百万円、配当金の支払額が3億8千5百万円であったことなどにより、前連結会計年度末より12億8千5百万円増加し、当連結会計年度末には50億2千万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度に比べほぼ横ばいとなる42億2千2百万円の収入となりました。これは、税金等調整前当期純利益が28億9千2百万円であったことに加え、減価償却費が23億5千1百万円であったものの、法人税等の支払額が6億円であったことなどによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度に比べ30億3百万円の支出増となる112億4千8百万円の支出となりました。これは、固定資産の取得による支出が114億2千7百万円であったことなどによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度に比べ32億6千1百万円の収入増となる83億1千1百万円の収入となりました。これは、短期借入金の増減額が42億4千万円の増加であったことや、長期借入れによる収入が45億円であったことなどによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


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