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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10078XS

有価証券報告書抜粋 東京都競馬株式会社 業績等の概要 (2015年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度における我が国経済は、政府や日銀による各種政策の効果もあり、企業収益や雇用・所得環境の改善傾向が見られるなど、景気は、緩やかな回復基調で推移いたしました。
このような経済情勢のもと、大井競馬をはじめとする地方競馬におきましても、投票券売上高が増加し、好調な成績を収めました。
この間、当社グループは、2013年2月に公表した中期経営計画「事業基盤強化への新たな挑戦」に沿って事業を推し進め、新スタンドをオープンさせたほか、引き続き売上が好調な南関東4競馬場在宅投票システム(SPAT4)関連へ継続的に投資を行うなど、施設の整備と収益力の強化に努めました。
また、東京サマーランドのファミリーパークエリアに新規事業として、愛犬と一緒に自然との共生が体験できるアウトドア複合施設をオープンし、夏季期間以外の集客にも注力したほか、森林エリアでは、東京都及び公益財団法人東京都農林水産振興財団が実施する花粉の少ない森づくり(「企業の森」事業)に協賛し、企業の社会貢献活動PRや研修の場を提供する、新たな取り組みを行いました。
これに加え、M&Aにより空調設備の設計・施工管理を主に行う会社を連結子会社とし、既存事業とのシナジー効果を見据えた新たな事業への展開を図りました。
なお、当社グループが所有する宮城県石巻市のスイミングスクールを通じ、地域に根差した被災地への支援活動を2012年10月より継続実施するなど、企業価値の更なる向上にも努めました。
その結果、第92期連結会計年度の業績につきましては、売上高は18,452百万円(前期比3.6%増)、営業利益は4,722百万円(同9.1%増)、経常利益は4,695百万円(同9.1%増)となり、当期純利益は2,578百万円で、前期に比 べて40.8%の増益となりました。
なおこれにより、5カ年の中期経営計画の目標としておりました「売上高170億円、営業利益32億円、当期純利益20億円」のすべての業績目標について、計画3年度目にあたる当連結会計年度において達成いたしました。

次にセグメント別の概況をご報告いたします。

公営競技事業
大井競馬は98日開催され、前期と比べ開催日数は7日減少いたしました。
このほか、浦和競馬、船橋競馬、川崎競馬の大井場外発売は計164日、その他各地方競馬の広域大井場外発売が601レース実施されました。
この間、大井競馬場リニューアル計画に基づく新スタンドの建設を行い、同スタンド名を大迫力のゴール前を一望できるという意味を込め「G-FRONT(ジーフロント)」と決定し、ダート競馬の祭典「第15回JBC(ジャパンブリーディングファームズカップ)競走」の開催期間の初日にあたる11月1日にオープンいたしました。
また、南関東4競馬場在宅投票システム(SPAT4)につきましては、投票金額に応じて一定のポイントを付与する「SPAT4プレミアムポイント」において、新規会員の獲得強化やサービス充実に向けたシステム整備のほか、各種キャンペーン・イベントを実施いたしました。加えて、南関東4競馬場公式ウェブサイトにおいては表示方法の変更による利便性の向上を目的としたシステム増強を行うなど、好調に推移している勝馬投票券売上の更なる増加並びにファンサービスの向上に取り組みました。

伊勢崎オートレースは81日開催され、前期と比べ開催日数は12日減少いたしました。
このほか、川口オートレース他4場の伊勢崎場外発売は延べ332日実施されました。
この間、より迫力のあるレース映像をお楽しみいただくため、4月に大型映像装置を分割画面からフル画面仕様へ改修いたしました。
伊勢崎オートレース場内において当社が運営業務を受託する大井競馬専用場外発売所「オフト伊勢崎」及び同施設内で中央競馬の勝馬投票券発売を行う「J-PLACE伊勢崎」につきましては、6月に来場者増加に伴うお客様への利便性及び安全性の向上を図るため、エレベーター2基を更新いたしました。
また、J-PLACE伊勢崎開設1周年を記念して「JRA東京競馬場観戦バスツアー」を実施するとともに、9月の「SGオートレースグランプリ」開催にあわせて、J-PLACE伊勢崎で、競馬ファン向けにオートレースの解説イベントを開催するなど、ファンサービスと売上増加策に取り組みました。

以上の結果、公営競技事業の売上高は9,505百万円(前期比7.3%増)、セグメント利益は2,795百万円(同20.0%増)となりました。

遊園地事業
遊園地事業におきましては、東京サマーランドにおいて、ゴールデンウィーク期間より、屋外プールの一部及び大型ウォーターアトラクション「DEKASLA(デカスラ)」などの人気スライダーを営業したほか、ファミリー層を対象とした新規イベントを実施するなど、夏季期間以外の集客強化に努めました。しかしながら、8月中旬以降の天候不順の影響もあり売上は伸び悩みました。
このような中、10月にファミリーパークエリアにおいて、都内最大級の約4,000㎡のドッグランや、地産食材を利用したカフェレストランなどを有するアウトドア複合施設「Wonderful Nature Village(わんダフルネイチャーヴィレッジ)」をプレオープンいたしました。2016年4月には、ドッグプールやオートキャンプサイト、バーベキュー場などを新たに加えグランドオープンを迎える予定となっております。
その他、通期稼働した太陽光発電システムによる売電事業や「ゴルフパートナー東京サマーランドゴルフ練習場店」につきましては、堅調な成績を収めました。
以上の結果、東京サマーランドの入場人員は91万人(前期比3.5%増)となり、遊園地事業の売上高は2,863百万円(同2.7%減)、セグメント損失は148百万円(前期はセグメント損失98百万円)となりました。

倉庫賃貸事業
倉庫賃貸事業におきましては、3月に勝島地区2号倉庫の外壁塗装、8月に勝島第2地区ABC棟油圧50tエレベーターの改修、10月には勝島流通センターのシャッター改修を行うなど、施設の環境整備と維持管理に努めました。
この間、2013年7月に取得したマルチテナント型倉庫の「勝島第2地区ABC棟・一般棟」においては、ウェブサイトの活用や短期利用の提案など更なる営業活動の強化を行うことで、稼働率の向上に努め、賃料収入の増加を図りました。
しかしながら、勝島地区・平和島地区の大型倉庫においては、物流合理化を目的とした拠点の再編が進む中、周辺地域における大型物流施設の新規供給、建替えが相次いだことから、事業者間競争の影響などにより一部賃料の減額がありました。
以上の結果、倉庫賃貸事業の売上高は4,453百万円(前期比1.9%減)、セグメント利益は2,693百万円(同1.6%減)となりました。

サービス事業
サービス事業におきましては、オフィスビル「ウィラ大森ビル」で、地域の子育て支援にも寄与するため、1階に大田区の認可保育園を誘致し4月に開園したほか、5月から12月にかけて共用部分のリノベーション工事として各階トイレ等の改修を行い、魅力的なオフィス環境の提供と稼働率向上に努めました。
また、4月より「ウィラ大森ビル」、12月より大井競馬場前ショッピングモール「ウィラ大井」において、施設の管理運営に関する業務をグループ会社で直営化し、同業務のノウハウ蓄積と各テナントに対するきめ細かなサービスの提供に取り組みました。
このほか、トランクルームをはじめとする各賃貸施設においても安定的な収益確保に努めましたが、コンビニエンスストア「ローソン大井競馬場前店」においては、2月に近隣へ競合店がオープンした影響もあり売上が減少いたしました。
なお、「新たな事業への積極的展開」を図るため、7月に空調設備の設計・施工管理を主に行っている株式会社タック(東京都品川区)の全株式を取得し、連結子会社といたしました。今後は、大型施設を保有する当社において、既存事業とのシナジー効果を見据えた運営を行ってまいります。
以上の結果、サービス事業の売上高は1,682百万円(前期比11.2%増)となりましたが、セグメント利益は株式会社タックに係る株式取得関連費用等の計上もあり308百万円(同3.6%減)となりました。



(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、8,165百万円と前連結会計年度末に比べ2,506百万円(44.3%)の増加となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、法人税等の支払額1,522百万円などに対し、税金等調整前当期純利益4,017百万円、減価償却費3,134百万円、有形及び無形固定資産除却損469百万円などにより、7,543百万円の収入となり、前連結会計年度に比べ1,150百万円(18.0%)の収入増加となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出2,102百万円、投資有価証券の取得による支出1,563百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出336百万円などにより、前連結会計年度に比べ786百万円(17.0%)減少し、3,835百万円の支出となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払額1,137百万円、長期借入金の返済による支出50百万円などにより、前連結会計年度に比べ235百万円(24.4%)増加し、1,202百万円の支出となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04603] S10078XS)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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