呉羽観光株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2016年9月期)

(1)財政状態の分析
(流動資産)
当事業年度末における流動資産の残高は、342,656千円(前事業年度末350,796千円)となり、8,139千円減少しました。主な要因は現金及び預金の増加4,387千円、営業未収入金の減少14,795千円、貯蔵品の増加1,071千円等によるものであります。

(固定資産)
当事業年度末における固定資産の残高は3,285,338千円(前事業年度末3,304,533千円)となり、19,195千円減少しました。主な要因は有形固定資産の取得49,243千円、減価償却費46,205千円(有形固定資産45,796千円、無形固定資産408千円)、投資有価証券の減少20,623千円等によるものであります。

(流動負債)
当事業年度末における流動負債の残高は106,794千円(前事業年度末116,435千円)となり、9,641千円減少しました。主な要因は未払金の減少9,996千円、未払法人税等の増加4,908千円、預り金の減少1,779千円等によるものであります。

(固定負債)
当事業年度末における固定負債の残高は、2,790,934千円(前事業年度末2,800,356千円)となり、9,421千円減少しました。主な要因は預り保証金の減少12,150千円、退職給付引当金の増加8,810千円、繰延税金負債の減少6,081千円によるものであります。

(純資産の部)
当事業年度末における純資産の残高は730,266千円(前事業年度末738,538千円)となり、8,271千円減少しました。この要因は繰越利益剰余金の増加4,522千円、その他有価証券評価差額金の減少12,794千円によるものであります。

(2)経営成績の分析
(売上高)(営業収入)
売上高につきましては、会員収入は名義登録料が減少したことにより、前事業年度に比し2,707千円(1.9%)の減収、ゴルフ場収入では暖冬の影響で冬季間(12月～3月)の営業日数が増えたことにより、入場者数が1,273名増加し11,837千円(2.2%)の増収、食堂等収入は1,304千円(2.1%)の増収、この結果営業収入は前事業年度に比し10,434千円(1.4%)増収の750,398千円となりました。

(営業費用)
営業費用につきましては、徹底したコスト削減など合理化を進めましたが、修繕維持費の増、入場者増に伴う費用の増加もあり前事業年度に比し17,365千円(2.4%)増の748,088千円となりました。

(営業利益)
営業利益につきましては、営業収入は10,434千円増の750,398千円、営業費用は17,365千円増の748,088千円、この結果、営業利益は前事業年度9,240千円に比し6,930千円減の2,310千円となりました。

(経常利益)
経常利益につきましては、営業利益2,310千円に営業外収益6,515千円、営業外費用743千円を加えて前事業年度13,125千円に比し5,043千円減の8,081千円となりました。

(当期純利益)
当期純利益につきましては、経常利益8,081千円、税引前当期純利益7,659千円に、法人税、住民税及び事業税3,136千円を含めて、前事業年度当期純利益11,720千円から7,197千円減の当期純利益4,522千円となりました。

(3)キャッシュ・フローの分析
当事業年度におけるキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。