御調観光開発株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2016年8月期)

(1)重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されていますが、この財務諸表の作成にあたっては、経営者により、一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産負債や収益・費用に数値に反映されています。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っていますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果は、これらとは異なることがあります。
(2)財政状態の分析
資産合計は、前事業年度に比較し5,392千円増加し2,210,263千円となりました。当期純利益12,088千円を計上したことが主な原因であり、具体的には現金及び預金の増加19,355千円、固定資産の減少14,306千円等となって現われています。
このうち、固定資産の残高は1,808,507千円(前事業年度は1,822,813千円)となり14,306千円減少しました。当事業年度の設備投資額は22,848千円でしたが、減価償却費37,416千円を計上したことが主な要因であります。

負債合計は、前事業年度に比較し6,696千円減少し、67,195千円となりました。未払消費税等および未払法人税等の減少5,053千円が主な要因であります。

その他、大きな変動はありません。
(3)経営成績の分析
当事業年度における売上高は264,596千円(前年同期255,061千円)となり、仕入を含む経費合計は251,550千円(前年同期239,914千円)、営業利益は13,045千円(前年同期15,147千円)、当期純利益は12,088千円(前年同期10,536千円)となりました。
売上高は前期と比較して9,535千円増加しました。
売上原価・販売費及び一般管理費について、前期に比較し11,636千円増加しました。これは、サービス向上のため経費支出が増加したためです。
その結果、営業利益は13,045千円(前年同期15,147千円)、経常利益は17,761千円(前年同期17,482千円)となりました。
(4)キャッシュ・フローの分析
当事業年度末における現金及び現金同等物は、前事業年度末の78,435千円に比べ20,760千円減少し、57,674千円となっています。
営業活動によるキャッシュ・フローについては、税引前当期純利益16,884千円を計上し、減価償却費の負担37,416千円、法人税等の支払額9,526千円等により、43,654千円の獲得(前年同期48,620千円)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローについては、設備投資が24,299千円あったこと、定期預金の預入による支出が40,115千円あったことにより、64,415千円の使用(前年同期67,674千円)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローについては、使用又は獲得した資金はありません。