いであ株式会社 研究開発活動 (2015年12月期)

当社グループにおける研究開発活動は、当社のみで行っております。当連結会計年度における研究開発費用は1億2百万円であります。

(環境コンサルタント事業)
同事業における主な研究開発は以下のとおりです。
環境アセスメント及び環境計画部門においては、バイオマスを活用した地域の循環・エネルギー社会に関わる技術開発とエコロジカル・フットプリント算出支援システムの開発を、環境生物部門においては、風力発電施設における鳥類保全対策技術の開発や外洋域の底生生態系研究を行いました。
数値解析部門においては、流域水循環管理に向けた地下水シミュレーションの技術開発、オンライン気象予測システムの高度化に関する研究開発、沿岸海況予測のための予測モデルの検討を、調査部門においては、ROV・3Dマルチビームスキャナー等の技術統合に関する研究開発やカキ殻加工物を活用したサンゴ着床基盤の開発を、環境化学部門においては、農薬とその環境変化体による生態毒性評価技術の開発やDNA個体識別分析による希少動物の個体数調査法の開発を行いました。
気象・沿岸部門においては、津波による漂流物の二次被害予測を含む先駆的津波解析モデルや避難シミュレーションモデルの開発を行いました。また、スマートフォンやタブレット端末での天気予報や健康気象予報(バイオウェザー)でのコンテンツを継続的に開発して、提供する情報の質と量の向上に反映させております。
同事業における研究開発費用は6千万円となりました。

(建設コンサルタント事業)
同事業における主な研究開発は以下のとおりです。
河川・水工部門においては、3Dプリンタを活用した簡易模型による土石流実験システムの開発、3次元すべり安定解析を活用した斜面崩壊に起因する土石流発生危険度評価手法の開発、アユ産卵床再生のための置き土及びモニタリング手法の開発、粒径を考慮した三次元地形変化モデルの開発と生物の生息生育環境の評価手法の開発を行いました。
道路・橋梁部門においては、カメラ画像を活用した道路通行状況の遠隔把握手法の開発、モービル・マッピング・システム調査技術を活用した維持管理手法の開発や中小規模橋梁の維持管理を目的としたアセットマネージメント手法の開発、軟弱地盤上の橋梁の変状に対する維持管理手法の開発を行いました。
同事業における研究開発費用は3千2百万円となりました。

(情報システム事業)
同事業においては、画像解析技術を活用した水位・流量測定手法の開発、ビッグデータ処理技術の研究、スマートモバイルを活用したシステム開発、写真を用いた3Dモデル構築技術の開発、ネットワークゲーム型防災・環境教育教材の開発を行いました。
同事業における研究開発費用は9百万円となりました。