有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007Y5K
はごろもフーズ株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)
(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境は緩やかな回復が続きました。しかしながら、年明け以降、金融市場や新興国経済の不透明感から、為替相場や株式市場が大きく変動しました。
食品業界においては、円安にともなう原材料価格の高騰等により製品の値上げが相次ぎ、消費者の節約志向が一層高まりました。
当社グループは、コーポレートメッセージである「人と自然を、おいしくつなぐ」をテーマに企業活動に取組みました。新聞・テレビ・雑誌・WEBなどの媒体を活用した広告宣伝活動を積極的に展開し、ブランド力の強化を図りました。また、テレビCM「シーチキン食堂」を中心としたメニュー提案活動などにより、消費者の需要喚起に努めました。
この結果、売上高は778億49百万円(前期比4.4%増)となりました。利益面では、主原料のきはだ鮪・かつおの価格が比較的安定して推移したことなどにより、営業利益は27億22百万円(同55.8%増)、経常利益は30億89百万円(同50.4%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、法人税等が増加したことにより17億87百万円(同6.3%減)となりました。
なお、当社グループは、食品事業およびこの付帯事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の開示は行っていませんが、製品群別の販売動向は以下のとおりです。
表:製品群別売上高(連結) (単位:千円、%)
(注)上記金額は消費税等を含みません。
「ツナ」では、引き続き、季節の野菜と組み合わせた「野菜をおいしくシーチキン」キャンペーンに加え、テレビCMや各種媒体への広告掲載など、ブランド力強化と需要喚起に努めました。きはだ鮪・かつお製品が好調に推移し、売上高は前期比7.9%増加しました。
「デザート」では、「朝からフルーツ」シリーズやフルーツパウチなど個食ニーズにマッチした製品が好調に推移し、売上高は同3.8%増加しました。
「パスタ&ソース」では、パスタソースが低調だったものの、スパゲッティやマカロニの値上げが浸透したことなどにより、売上高は同0.9%増加しました。
「総菜」では、「シャキッとコーン」が大きく伸長しました。また、個食ニーズにマッチした健康パウチシリーズも好調に推移し、売上高は同7.4%増加しました。
「削りぶし・海苔・ふりかけ類」では、削りぶしが低調でしたが、噛み切りやすい海苔「かみきれ~る」やふりかけ類が好調に推移し、売上高は同1.8%増加しました。
「ギフト・その他食品」では、取扱店舗の増加した包装米飯「パパッとライス」が好調でしたが、ギフトが低調となり、売上高は同1.1%減少しました。
「業務用食品」では、CVS・外食チェーン向けのツナやスイートコーンが堅調に推移し、売上高は同0.5%増加しました。
「ペットフード・バイオ他」では、フィッシュミール等のバイオ製品が好調に推移しましたが、輸入品から国産品にシフトしたペットフードの販売が減少し、売上高は同2.6%減少しました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、1億60百万円増加し、16億68百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の営業活動により増加した資金は20億53百万円(前年同期は17億79百万円の増加)となりました。これは主に、たな卸資産が増加したものの、税金等調整前当期純利益の計上や仕入債務が増加したことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の投資活動により減少した資金は6億54百万円(前年同期は4億62百万円の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得支出によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の財務活動により減少した資金は12億36百万円(前年同期は6億12百万円の減少)となりました。これは主に、長期借入金の返済や配当金の支払によるものです。
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境は緩やかな回復が続きました。しかしながら、年明け以降、金融市場や新興国経済の不透明感から、為替相場や株式市場が大きく変動しました。
食品業界においては、円安にともなう原材料価格の高騰等により製品の値上げが相次ぎ、消費者の節約志向が一層高まりました。
当社グループは、コーポレートメッセージである「人と自然を、おいしくつなぐ」をテーマに企業活動に取組みました。新聞・テレビ・雑誌・WEBなどの媒体を活用した広告宣伝活動を積極的に展開し、ブランド力の強化を図りました。また、テレビCM「シーチキン食堂」を中心としたメニュー提案活動などにより、消費者の需要喚起に努めました。
この結果、売上高は778億49百万円(前期比4.4%増)となりました。利益面では、主原料のきはだ鮪・かつおの価格が比較的安定して推移したことなどにより、営業利益は27億22百万円(同55.8%増)、経常利益は30億89百万円(同50.4%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、法人税等が増加したことにより17億87百万円(同6.3%減)となりました。
なお、当社グループは、食品事業およびこの付帯事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の開示は行っていませんが、製品群別の販売動向は以下のとおりです。
表:製品群別売上高(連結) (単位:千円、%)
製品群 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減 | |||||
金額 | 構成比 | 金額 | 構成比 | 金額 | 率 | |||
製 品 | 家庭用食品 | ツナ | 31,272,868 | 41.9 | 33,743,142 | 43.3 | 2,470,273 | 7.9 |
デザート | 4,584,068 | 6.2 | 4,758,736 | 6.1 | 174,668 | 3.8 | ||
パスタ&ソース | 7,326,202 | 9.8 | 7,394,312 | 9.5 | 68,110 | 0.9 | ||
総菜 | 6,995,598 | 9.4 | 7,513,128 | 9.7 | 517,530 | 7.4 | ||
削りぶし・海苔・ふりかけ類 | 5,372,479 | 7.2 | 5,467,045 | 7.0 | 94,566 | 1.8 | ||
ギフト・その他食品 | 3,781,224 | 5.1 | 3,739,630 | 4.8 | △41,594 | △1.1 | ||
計 | 59,332,441 | 79.6 | 62,615,996 | 80.4 | 3,283,554 | 5.5 | ||
業務用食品 | 12,955,881 | 17.4 | 13,014,973 | 16.7 | 59,091 | 0.5 | ||
ペットフード・バイオ他 | 1,726,342 | 2.3 | 1,681,193 | 2.2 | △45,149 | △2.6 | ||
計 | 74,014,665 | 99.3 | 77,312,163 | 99.3 | 3,297,497 | 4.5 | ||
その他 | 559,060 | 0.7 | 537,008 | 0.7 | △22,051 | △3.9 | ||
合計 | 74,573,726 | 100.0 | 77,849,172 | 100.0 | 3,275,445 | 4.4 |
「ツナ」では、引き続き、季節の野菜と組み合わせた「野菜をおいしくシーチキン」キャンペーンに加え、テレビCMや各種媒体への広告掲載など、ブランド力強化と需要喚起に努めました。きはだ鮪・かつお製品が好調に推移し、売上高は前期比7.9%増加しました。
「デザート」では、「朝からフルーツ」シリーズやフルーツパウチなど個食ニーズにマッチした製品が好調に推移し、売上高は同3.8%増加しました。
「パスタ&ソース」では、パスタソースが低調だったものの、スパゲッティやマカロニの値上げが浸透したことなどにより、売上高は同0.9%増加しました。
「総菜」では、「シャキッとコーン」が大きく伸長しました。また、個食ニーズにマッチした健康パウチシリーズも好調に推移し、売上高は同7.4%増加しました。
「削りぶし・海苔・ふりかけ類」では、削りぶしが低調でしたが、噛み切りやすい海苔「かみきれ~る」やふりかけ類が好調に推移し、売上高は同1.8%増加しました。
「ギフト・その他食品」では、取扱店舗の増加した包装米飯「パパッとライス」が好調でしたが、ギフトが低調となり、売上高は同1.1%減少しました。
「業務用食品」では、CVS・外食チェーン向けのツナやスイートコーンが堅調に推移し、売上高は同0.5%増加しました。
「ペットフード・バイオ他」では、フィッシュミール等のバイオ製品が好調に推移しましたが、輸入品から国産品にシフトしたペットフードの販売が減少し、売上高は同2.6%減少しました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、1億60百万円増加し、16億68百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の営業活動により増加した資金は20億53百万円(前年同期は17億79百万円の増加)となりました。これは主に、たな卸資産が増加したものの、税金等調整前当期純利益の計上や仕入債務が増加したことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の投資活動により減少した資金は6億54百万円(前年同期は4億62百万円の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得支出によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の財務活動により減少した資金は12億36百万円(前年同期は6億12百万円の減少)となりました。これは主に、長期借入金の返済や配当金の支払によるものです。
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