シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007LJA

有価証券報告書抜粋 株式会社クリーク・アンド・リバー社 業績等の概要 (2016年2月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国の経済は、政府による経済対策及び金融政策等の影響もあり、企業業績や雇用情勢の改善が続く一方で、アジア新興国等の経済成長に対する減速懸念や原油価格下落による株式市場の影響等、先行きが不透明な状況で推移いたしました。
このような環境の中、当社グループは「人の能力により社会に貢献する」ことを理念として掲げ、事業を運営してまいりました。当社グループのネットワークする、クリエイター、医師、ITエンジニア、弁護士、会計士、建築士、ファッションデザイナー、シェフ、プロフェッサー等、専門的な能力を有するプロフェッショナルへのニーズは旺盛で、グループとして今後の成長に繋がる取り組みを積極的に推進してまいりました。
2015年4月には、広告分野における人材事業を強化することを目的に、広告・Web業界に特化した求人メディア「広告転職.com」を運営する株式会社プロフェッショナルメディアの株式取得及び第三者割当増資を引き受け、連結子会社化いたしました。また、2015年5月には、当社が手掛ける映像、Web、ゲーム、広告・出版物等、あらゆるクリエイティブコンテンツの企画・開発における付加価値を高めることを目的に、データ解析技術において独自のノウハウを有するエコノミックインデックス株式会社の第三者割当増資を引き受け、持分法適用関連会社化いたしました。更に、2015年3月には、シェフ・職人・料理人とよばれる「食のプロフェッショナル」のためのエージェンシー事業(シェフ・エージェンシー事業)、2015年7月には、教授や准教授をはじめとする「研究者」のためのエージェンシー事業(プロフェッサー・エージェンシー事業)を立ち上げました。今後も当社グループの持続的な成長のため、「プロフェッショナル分野に特化したエージェンシー事業」の拡大を目指し、新たなプロフェッショナル分野での事業展開を積極的に進めてまいります。
当連結会計年度における売上高は、当社グループ全体で着実に成長する一方で、建築、ファッション、シェフ、プロフェッサー等、新規エージェンシー事業の立ち上げ及び、既存部門における需要増に伴う人員増強に加え、当社オリジナルスマートフォンゲーム『戦国修羅SOUL』のリリースに伴う広告宣伝・販売促進費の投下等を積極的に行なってまいりました。また、2015年4月に連結子会社化した株式会社プロフェッショナルメディアにおいては、広告分野に特化した求人メディアの全面リニューアル等に伴う費用が先行いたしました。同様に、2015年5月に持分法適用関連会社化したエコノミックインデックス株式会社は、サービス開発に伴う先行投資段階にあり、当連結会計年度においては持分法投資損失を計上いたしました。
これらの結果、当社グループの当連結会計年度の業績は、売上高24,909百万円(前年同期比108.7%)、営業利益1,177百万円(前年同期比90.9%)、経常利益1,116百万円(前年同期比84.5%)、当期純利益626百万円(前年同期比84.2%)となりました。

セグメントの業績は次のとおりであります。

① クリエイティブ分野(日本)
クリエイティブ分野(日本)は、グループの中核となる当社が、映像、ゲーム、Web・モバイル、広告・出版等のクリエイティブ領域で活躍するクリエイターを対象としたエージェンシー事業を展開しております。各領域において展開する派遣稼働人数が過去最高に達し、事業が順調に伸長しております。
映像・TV・映像技術関連分野においては、当社独自のリクルーティングによる映像専門社員90名が2015年4月に入社し、TV番組の制作スタッフ数が増加していることに加え、日本全国の放送局をネットワーク化する等、サービスを拡充しております。
ゲーム分野においては、コンシューマー、アミューズメント、ソーシャル分野のクリエイターの人材需要の増加に着実に対応するとともに、昨年拡張した制作スタジオにて、制作受託案件や自社開発への対応及びクリエイターの育成機能を強化しております。2015年10月には、当社が共同製作した3DCGアニメ映画『GAMBA ガンバと仲間たち』の公開に合わせ、当映画のキャラクターと世界観を共有したスマートフォンゲーム『GAMBA RACER』の配信を開始した他、初の大型自社開発タイトルである『戦国修羅SOUL』を2015年12月にリリースいたしました。
Web分野においては、大手広告代理店を経由した大規模Webサイトの制作案件が増加し、当社独自の採用、育成によるアカウントプロデューサー社員を中心に対応しております。
出版分野では、Amazon Kindleを始めとした複数の専用端末に対し当社が取次を行なう電子書籍取次事業において、順調に配信数、ダウンロード数が増加しております。また、日本の人気コミック『静かなるドン』の中国国内における映像化権に関して、中国のコンテンツ企画・製作会社にてドラマ化するライセンス契約の締結をサポートいたしました。

YouTube「オンラインクリエイターズ」の運用においては、クリエイターによりアップロードされた動画の再生回数が順調に増加している他、地方自治体や企業のプロモーション案件が増加し、事業の基盤が着実に整いつつあります。2015年10月には、YouTubeに自作動画を投稿するクリエイターとクライアントとを繋ぐ、ソーシャルクリエイターマッチング・分析プラットフォーム「EUREKA(エウレカ)」の提供を開始いたしました。
また、新領域への進出として、建築分野、ファッション分野の他に、シェフ・エージェンシー事業、プロフェッサー・エージェンシー事業を開始いたしました。
当連結会計年度における売上高は堅調に推移したものの、建築、ファッション、シェフ、プロフェッサー等、新規エージェンシー事業の立ち上げ及び、既存部門における需要増に伴う人員増強に加え、『戦国修羅SOUL』リリースに伴う広告宣伝・販売促進費の投下等を積極的に行なったこと等により、営業利益においては前年同期を若干下回ることとなりました。
これらの結果、クリエイティブ分野(日本)は、売上高15,220百万円(前年同期比106.3%)、セグメント利益(営業利益)718百万円(前年同期比89.4%)となりました。

② クリエイティブ分野(韓国)
クリエイティブ分野(韓国)は、連結子会社CREEK & RIVER KOREA Co.,Ltd.が、クリエイティブ分野(日本)と同様のビジネスモデルを韓国にて展開しております。
TV・映像分野におけるクリエイターの派遣需要に的確に対応している一方で、韓国国内における派遣事業の競争激化等の影響を受けており、利益率が低下傾向にあります。TV分野におけるクリエイター・ネットワークを活かした受託案件への展開、漫画家を中心としたトップクリエイターのマネジメントによる韓国で流行のWebコミック案件や当社グループの他分野と連動した出版エージェンシー事業の推進により、収益の多様化を目指しております。
当連結会計年度における売上高は堅調に推移いたしましたが、利益率の低下により、セグメント利益としては前年同期を下回る結果となりました。
これらの結果、クリエイティブ分野(韓国)は売上高3,819百万円(前年同期比116.7%)、セグメント利益(営業利益)23百万円(前年同期比57.0%)となりました。

③ 医療分野
医療分野は、連結子会社株式会社メディカル・プリンシプル社が、「民間医局」のブランドのもと、ドクター・エージェンシーを中心とした事業展開をしております。
医療機関や自治体、医師や看護師の多様なニーズに応えるべく、医師の紹介事業を中心に、医学生・研修医を対象とした「レジナビフェア」、臨床研修情報サイト「レジナビ」、医師の転職・求人・募集情報サイト「Medigate(メディゲート)」、医師を対象に提供する教育プログラム「民間医局アカデミー」等のサービスを展開しております。
全国各地での慢性的な医師不足、地域的偏在を背景に、医師へのニーズは引き続き高く、医師の紹介事業が好調に推移し、当連結会計年度における売上高及びセグメント利益は堅調に推移いたしました。
これらの結果、医療分野は売上高2,908百万円(前年同期比106.5%)、セグメント利益(営業利益)409百万円(前年同期比113.3%)となりました。

④ その他の事業
IT分野のエージェンシー事業を展開する連結子会社株式会社リーディング・エッジ社では、プログラム言語Pythonに精通したエンジニアの育成を中心に、市場ニーズに合ったエンジニアの輩出に注力しております。
法曹分野のエージェンシー事業を展開する連結子会社株式会社C&Rリーガル・エージェンシー社では、弁護士の登録者数が8,500名を超え、弁護士の紹介事業が順調に伸長しております。併せて、世界中の弁護士のためのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)プラットフォーム「JURISTERRA(ジュリステラ)」の開発を進めております。
会計分野のエージェンシー事業を展開する連結子会社ジャスネットコミュニケーションズ株式会社では、会計・経理人材の派遣事業・紹介事業が拡大する一方で、会計関連各種団体との関係強化、クライアント企業・事務所との共同セミナーの積極的な開催、様々な企業や事務所から提供される経理・財務分野に特化した教育講座が学べるプラットフォーム「Accountant's Library」等を通じ、会計業界における認知度向上をはかっております。
ファッション分野のエージェンシー事業を展開する連結子会社株式会社インター・ベルにおいては、アパレルメーカーとの豊富なネットワークと同社の持つ販売員育成ノウハウにより、アパレルメーカーからのニーズが増加しております。
また、広告分野における人材事業を強化することを目的に連結子会社化した株式会社プロフェッショナルメディアにおいては、2015年9月に、広告・Web業界専門の求人サイト「広告転職.com」を全面的にリニューアルいたしました。今後、当社の持つクリエイティブ業界におけるクライアント及びクリエイター・ネットワークとのシナジーにより、事業規模・収益基盤の拡充を目指してまいります。
当連結会計年度における売上高は堅調に推移し前年同期を上回ったものの、IT分野における大型案件が減少したこと及び、株式会社プロフェッショナルメディアにおいて事業基盤強化に向け費用が先行していること等により、利益面では前年同期を下回ることとなりました。
これらの結果、その他の事業は売上高2,959百万円(前年同期比113.5%)、セグメント利益(営業利益)24百万円(前年同期比28.4%)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の期末残高は、営業活動によるキャッシュ・フロー621百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フロー1,375百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フロー42百万円の収入により、前連結会計年度末に比べ732百万円減少し2,425百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益1,143百万円、減価償却費152百万円、持分法による投資損失68百万円、投資有価証券売却益80百万円、売上債権の増加額289百万円、仕入債務の増加額208百万円、その他の負債の減少額285百万円及び法人税等の支払額483百万円等により、621百万円の収入(前連結会計年度は1,350百万円の収入)となりました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、定期預金の預入による支出603百万円、関係会社株式の取得による支出211百万円、有形固定資産の取得による支出107百万円、無形固定資産の取得による支出270百万円及び敷金保証金の増加等に伴うその他の投資による支出162百万円等により1,375百万円の支出(前連結会計年度は13百万円の支出)となりました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の増加額250百万円、長期借入金の返済による支出64百万円及び配当金の支払額148百万円等により42百万円の収入(前連結会計年度は556百万円の支出)となりました。


従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05096] S1007LJA)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。