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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007TMR

有価証券報告書抜粋 株式会社ベクターホールディングス 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当事業年度(2015年4月1日~2016年3月31日)のわが国経済は、原油安・円安、日銀の経済・金融政策の効果により企業業績や雇用情勢は堅調に推移しましたが、国内個人消費の停滞や海外経済の影響を受け、景気は概ね横ばいの状況が継続しております。
当社の事業領域であるオンラインゲーム業界は、2011年から急速に普及してきたスマホ向けゲームの影響により業界規模は拡大しております。スマホ向けゲームについては、今後も普及は進むものの、成長の伸び率が鈍化すると予測されています。また、ゲーム業界はトレンドの変化が早く、加えてスマホ向けゲームは参入企業も多いため厳しい競争環境となっています。
ソフトウェア販売を取り巻く環境としましては、Windows XP機入れ替え特需の反動に加え、円安による部品代等の原価上昇がパソコン本体価格の値上げにつながり、国内パソコン市場の総出荷台数は前年比で大幅に減少しております。特にWindows XP入れ替え特需が多く発生した法人向けで反動減が顕著となっております。ただし、法人需要の落ち込みは徐々に縮小し、一旦下げ止まった後、緩やかに回復していくと予測されています。
このような環境のもと、オンラインゲーム事業につきましては、パソコン向けブラウザゲームの新規タイトルを複数リリースしたことにより一定の営業収益を確保することはできましたが、前事業年度を下回る結果となりました。
ソフトウェア販売事業につきましては、Windows XP機入れ替え特需の反動減と、個人消費者向けパソコン市場の縮小による影響により、営業収益は前事業年度を下回る結果となりました。
営業費用につきましては、最適化・効率化により大幅に削減しており、営業損失の圧縮に寄与しております。
以上の結果、当事業年度の営業収益は15億55百万円(前事業年度比13.5%減)、営業損失は82百万円(前事業年度は31百万円の営業損失)、経常損失82百万円(前事業年度は20百万円の経常損失)となりました。
また、新株予約権戻入益の特別利益1百万円、減損損失等の特別損失7百万円、法人税等の2百万円をそれぞれ計上し、当期純損失は89百万円(前事業年度は29百万円の当期純損失)となりました。
当事業年度のセグメント別販売実績は以下のとおりであります。

オンラインゲーム事業
当事業年度におけるオンラインゲーム事業の販売金額は、10億76百万円(前事業年度比12.9%減)となりました。
従来型のオンラインゲーム(クライアントソフトをパソコンにダウンロードするもの)は、前期から継続しているタイトルから2015年6月に「BOUNDRA」、7月に「エターナル・アトラス -The Refined FNO」のサービスを終了し、当社が運営するゲームポータル「VectorGame」において2016年1月に「星界神話」のチャネリングサービスを開始したことにより、当事業年度末時点では5タイトルの運営となっております。
ブラウザゲーム(パソコンのブラウザ上で起動するダウンロード不要のオンラインゲーム)は、前期から継続しているタイトルから2015年7月に「神創詩篇ミッドガルド・サーガ」「創星紀アステルゲート」、12月に「ドラゴンクルセイド2」のサービスを終了し、2015年6月に「魔戦カルヴァ」、9月に「ヴェルストライズ」、12月に「ドラゴニックエイジ」「ヘクサウォーズ」のサービスを開始いたしました。加えて、当社が運営するゲームポータル「VectorGame」において3タイトルのチャネリングサービスを開始したことにより、当事業年度末時点では15タイトルの運営となっております。
スマートフォンゲームは、当事業年度末時点では2タイトル(「アルカナ・マギア」、「だいすきナンプレ!」)の運営となっております。
なお、当事業年度のオンラインゲーム事業のセグメント利益は、50百万円(前事業年度比113.5%増)となりました。


ソフトウェア販売事業
当事業年度におけるソフトウェア販売事業の販売金額は、3億84百万円(前事業年度比16.1%減)となりました。
ソフトウェアのダウンロード販売事業は、Windows XP機入れ替え特需の反動による減少と個人消費者向けのパソコン市場の縮小や有料パソコンソフトに対する需要の減少傾向は継続しております。
なお、当事業年度のソフトウェア販売事業のセグメント利益は、3百万円(前事業年度は8百万円の損失)となりました。

サイト広告販売事業
当事業年度におけるサイト広告販売事業の販売金額は、76百万円(前事業年度比23.3%減)となりました。
キーワード広告(リスティング広告)については当該事業の約8割強を占め、サイト広告販売事業の基幹となっております。
なお、当事業年度のサイト広告販売事業のセグメント利益は、20百万円と前事業年度に比べて68.7%減となりました。

その他
当事業年度におけるその他の販売金額は、17百万円(前事業年度比590.1%増)となりました。その他の販売金額には、ゲーム以外のスマートフォン向けサービスの販売金額が含まれております。

(2) キャッシュ・フローの状況

当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は、期首残高の16億73百万円から2億91百万円減少し、13億81百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前当期純損失87百万円、減価償却費48百万円の計上に加え、未収又は未払消費税等が38百万円減少したことなどにより、79百万円の支出(前事業年度は1億17百万円の収入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、無形固定資産の取得による1億29百万円の支出、有価証券の取得による1億円の支出などにより、2億29百万円の支出(前事業年度は3億39百万円の収入)となりました。
この結果、営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローを合せた純現金収支は、3億9百万円の赤字(支出超過)となり、現金及び現金同等物残高の減少要因となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、新株予約権の行使に伴う株式の発行により、18百万円の収入となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05112] S1007TMR)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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